1話目「主人であり従者であり」
ほぼ毎日投稿の予定です。主のリアルに多少脚色したものですがよろしくお願いします。
「・・・卒業まで後二週間ちょっとか~・・・」
そう言いため息をはく彼は加藤末廣。中学生だ。
「いやー楽しみだな~高校。先生も良い人そうだし」
そんなときだった。
「うわ!?」ポフ
考え事をしていて何かにぶつかった。
「あら?今の時代私に触れられる人間がいるのね?」
九つの尻尾と狐の耳がついた女性がそう言った。
「・・・コスプレイヤーの方ですか?」
末廣はそう言った。当然だろう。九つの尻尾と狐の耳がついた女性が立っていてもコスプレイヤーとしか思えない。彼も例外ではなかった。すると女性は少し怒って
「・・・ふぅ~ん少し面白そうな人間かと思ったけど・・・食い殺してやろうかしら。」
・・・いやかなり怒ったようだ。
「すみませんでした」ドゲザ
末廣は彼女の殺気を感じたのか即座に謝罪した。すると
「・・・お腹すいたし何か食べるものはない?」
と言った。
「・・・初対面の人にそんなこと聞きます?」
末廣は苦笑いをする。すると
「・・・お腹すいた・・」
と言い倒れた。
「ちょい!?」
急いで家に運びとりあえず食べ物をあげた・・・すると
「うむ!この茹で卵誠に美味である!」
とご満悦の様子。だがそれを見た末廣のおばあちゃんは
「何故だろう。茹で卵が浮いてる・・・」
と思ったそうだ。
茹で卵を食べると女性が喋りだした。
「私は九尾と言われる妖怪でな。昔は私を見れる者も珍しくなかった。けど最近はめっきりそんな人間は居なくてな。退屈してたのさ。そんなとき君と出会った。そこで勝手だけど主従契約を結ぼうと思うのだけど・・・」
「?」
九尾はとても言いにくそうに
「主、従者の関係は面倒だし、お互い主出会って従者であるそんな関係でどう?」
と聞いてきた
「・・・まぁ良いんじゃない?」