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4 「新世界の始まり」



シュルツ「それでは次の曲だね。『SINSEKAI NO HAJIMARI』だって。白組応援団長の緋山愁さん」


愁「そうだね、シュルツくん」


シュルツ「正直ボク、まだ愁さんとどう絡めばいいのかよくわかんないんだけど、どうすればいい?」


愁「そう警戒することはないよ。僕は人畜無害だ」


シュルツ「そっかー。でもなんかたまに人殺しみたいな目をしているように思えるんだけど。あと体がなんかときどき透けて見えるような」


愁「キミはおかしなことを言うぬいぐるみだね。照明の関係じゃないかい?」


シュルツ「う、うん、そうかな? まあそうかな。そういうことにしよう。これ以上ボクはひみつを知りたくない」


愁「ふふふ……。そうだよ、世界は平和になったんだ。もうそれでいいじゃないか、ふふふ」


シュルツ「黒幕みたいに意味深に笑うのはやめろお!」


愁「では、VTRをどうぞ」




 ** **




Q:あなたは誰のためにこの曲を作りましたか?


慶喜『そうっすね……、今までぼくを支えてくださった方々と、あとは最愛の妻のために……っすね。フヒヒ、これ照れますね!』



Q:曲作りは難しかったですか?


慶喜『いやあ、そこらへんはぼくがやったわけじゃ……あ、いや、難しかったっすね! 過去最高の難易度でしたね! でも意外とぼくこういうの好きかもしんないっす』


慶喜『昔はほら、よく音楽聞いてましたからね。アニメのopとかめっちゃ聞いてましたからね。もしかしたら秘められた音楽の才能が開花してしまったのかもしれませんね。ほとんど手をつけていないのに曲ができている! すごい! マジか! って気分っす』



Q:本当は誰が作ったんですか?


慶喜『え? いや、ぼくが……』


慶喜『いや、まあ、はい』


慶喜『魔王城のみんなに手伝ってもらいました』



Q:その正直さに感動しました。ありがとうございました。


慶喜『はい……、がんばります』





 ** **




 壇上にあがったのは四人。センターでマイクを持つ慶喜。そして横にギターを抱えたイラ。後ろにはピアノに向かうロリシア。そしてシンセサイザーの前にいるシルベニアが映る。


シュルツ「それでは歌っていただきましょう。『SINSEKAI NO HAJIMARI』で、『新世界の始まり』。どうぞー」







『新世界の始まり』:SINSEKAI NO HAJIMARI


 作詞作曲:ブラザハスのみなさん




 ソーレソレソレ 平和だーい!

 平和の時代が やってきたぞーい!


 祭りだ祭りだ祭りだ祭り!

 歌えや踊れや 祭りだぞーい!


 古今東西! 老若男女!

 戦争反対! 平和万歳!


『俺、この戦争が終わったら結婚するんだ……』


 本当に結婚しちゃいました!

 神様ありがとう! ソイヤソイヤッ!



 夢かうつつか、幻か

 一足す一は、無限大!


 次から次へと 生まれるメロディ

 音楽が今 世界を救うかも!


 さあみんな ダンスダンスダンス!

 声を揃え ソングソングジャンプ!


 現実みんな 日本晴れ!

 異世界なのに? アッパレパレ!



 独り身の夜 ロングロンググッバイ

 優しさに包まれて 愛に包まれた


 ひらひらと 舞い降りる雪

 綺麗だねって言った 君を

 

 これから一生 守り続ける

 空もほら 微笑むよ



 forever I LOVE you...

 俺 LOVE お前...a log log time...


 forever I LOVE you...

 俺 LOVE お前...a log log time...


 forever I LOVE you...

 俺 LOVE お前...a log log time...


 forever I LOVE you...and you...




 ** **




シュルツ「『SINSEKAI NO HAJIMARI』さん、ありがとうございました」


愁「シルベニアさんやイラさん、ロリシアさんなど、がんばっていたね。それにしても、複数人で作詞作曲を分担しただけあって、印象が散漫な曲だったね」


シュルツ「キミ、白組の応援団長じゃないの?」


愁「うん、そうだね。じゃあいい意味で印象が散漫な曲だったってことにしようか」


シュルツ「ごまかしきれないけど!?」


愁「続いて紅組だね。ところで今のグループ、女性比率のほうが多かったから、紅組に入れるというのはどうだろう?」


シュルツ「切り捨てた!? え、キミ慶喜さん嫌いなの!?」



 


慶喜より一言:クリスマスは嫁とのんびりします^^



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