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異世界でアイテムコレクター  作者: 時野洋輔@アニメ化企画進行中
Episode03 海上都市

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閑話3 本当にくだらない下着騒動

~前回のあらすじ~

ルシルの転移に成功したが……


今回は話は進展しません。

読み飛ばしOKです。

 白。白。白。

 そうか、白なのかぁ。


 蜘蛛の糸の下着? それはなんともべたつきそうだなぁ。

 あ、でも考えてみれば、虫の糸が布になるのはよくある話だ。

 絹だって、考えてみれば蚕が吐いた糸だしなぁ。

 履き心地がとてもいいのかぁ、ふぅん。

 それに、蜘蛛の糸というだけあって、純白だな。

 ドレスは黒なのに純白だな。


 さて、俺はもう16歳だ。

 そりゃエッチなことにも興味のあるお年頃といってもウソではない。

 だが、ルシルの見た目は12、13歳くらい、最初にこの世界にきて出会ったルシルの下着なら興味はあるが、今のルシルじゃなぁ。

 俺はロリ属性は持ち合わせていない。

 別に見たからといってどうってこともないが、目の前にあるんだもんな。

 嫌でも目に入ってしまうよ。

 うん、本当は見たくもなんともないんだけどなぁ。

 

 でも、ルシルの履いている布きれの色は白なんだなぁ。

 彼女の性格からしたら、真っ黒だと思っていた。

 もしくは紫だ。でも、紫だったとしたらその歳でなんてもの履いてるんだよ。

 となるだろうからな。ならばむしろここは白でよかったというべきか。

 うん、そうだな、パンチラ準クイーンのし○かちゃん、パンチラクイーンのわ○めちゃん、どちらも色は白と決まっている。


 縞模様も水玉も捨てがたいが、やっぱりシンプルがいいな。


 と、話が逸れてしまった。

 さて、俺がルシルのそれを見て興奮するか? だったか?

 答えは否だ。

 そもそも、ルシルと俺の関係はそういうものじゃない。

 あいつが死ぬときは俺が死ぬとき、俺が死ぬときはルシルが解放される。そういう関係だ。

 どういう因果か、俺が主でルシルが僕という関係になっているが、普通に考えたら俺はルシルに生かされている。

 俺はルシルの足枷にすぎない。俺はあいつの一部にすぎないとおもっている。


 なのに、そんな状態なのに、今更布きれ一枚を見たところで興奮するだろうか?


 確かに、ルシルは可愛い。

 最初にあったときも、天使か死神に間違えたほどだ。

 だが、それが性的対象になるかと言われたら、また別の話だ。

 でも、あいつがあんな姿になったのも俺が原因だ。

 俺が原因で、ルシルの下着は誰に見向きもされないものになったとしたら、俺はどうしたらいい?

 そんなの許されることはない。絶対に許されない。

 ルシルの下着はもっと多くの人に愛でられるべきものだ。


 ならば、俺が愛でるしかない。

 俺が愛するしかない。


 今こそ断言しよう。


 俺はルシルの下着を見て、ルシルの下着を愛しよう。

 全ての神と、全ての魔王に感謝し、俺はこう心の中で叫ぼう。


(パンチラ! いや、パンモロキタァァァァァぁっ!)


 と俺は理性的にルシルのパンツに興奮した。


「痛ぁぁぁっ! ちょっとコーマ! 持ち運び転移陣、逆さに貼ったでしょ」

「え? 逆さとかあるのか?」


 全然気付かなかった。

 そうか、逆だったのか。


「コーマ、見たでしょ」


 ルシルはスカートを押さえて言う。


「何を?」

「その……スカートの中」

「はぁ? なんで俺がそんなもの見なければいけないんだよ」


 ばっちり見させて貰いましたけど。 

 文字数にして1000文字くらいはゆっくり見せてもらいましたけど。

 だって、見ないと失礼だという結論に達したんだし。

 でも、まぁ、見たと正直に言う俺ではないが。


「それより、ルシル、そこにいたらあぶないんじゃないか?」

「え?」


 再度転移陣が光り、今度はコメットちゃんが逆さに落ちてきた。

 ルシルとぶつかり倒れてしまう。


 さて、コメットちゃん。もともと15歳くらいだったんだけど、グーと一緒になって年齢が13歳くらいになったんだが。


……………………………………………………

毛糸下着【雑貨】 レア:★★★


毛糸でできた下着。とても暖かい。

小さい子供がお腹を壊さないために履く。

……………………………………………………


 赤い毛糸パンツかぁ。

 なかなかマニア向けのものがきた。

 さて、俺がパンツ全てに興奮する人間かと思ったか?

 そりゃ、コメットちゃんのパンツなら見られてうれしいというのはあるけれど。

 でも、俺の中じゃ、毛糸パンツはストライクゾーンよりわずかに外れたボール球だ。

 興奮しようにも――え?


 再度よく見る。

 めくれ上がったスカートの向こう、毛糸パンツの後ろ側。

 そこにあった。


 尻尾用の穴が。

 穴空きパンツだと!?


 これは想定外だ。

 やばい、俺は今、明らかに想定していなかったパンツの形状に興奮している。

 え? 獣人って全員そうなのか?


 全員そういうパンツを履いているのか?

 獣人の村っていうのがあるとしたら、そこは穴あきパンツ天国なのか?


 行ってみたい、獣人の村に。

 そして、世界中の穴あきパンツを集めてみせる。

 アイテムコレクターとして!


「あの……コーマ様、もう少し見ていますか?」

「い、いや、悪い、コメットちゃん。大丈夫か?」


 さすがに恥ずかしくなった。

 いや、コメットちゃん、見られたと思ったら隠してくれていいんだよ。

 まるで俺が変態みたいじゃないか。


 いや、たぶん今この時に関しては俺は変態だった。


 コメットちゃんの下でルシルがぐだっと気絶しているが、まぁ、ルシルなら平気だろう。

 そう思いコメットちゃんを助け起こそうとしたその時。


 忘れていた。

 持ち運び転移陣から出てくるのがもう一人。


 タラが現れ、自分が逆さになっているのを確認すると、すぐに身体を反転。


 そして――俺の頭の上に着地した。


「ん? 主? そのようなところにいらっしゃったのか」

「俺に気付いたのならすぐにどけよ……タラ」


 頭を踏みつけられ、俺は倒れこむことになる。


 タラ、あとで説教な。


 でも、今はこう言おう。


(ありがとう)


 そう心の中でつぶやき、俺はルシルの小さな胸の中に倒れこんだ。


あれ? なんだろう、コーマの好感度が変なことに。

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