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異世界でアイテムコレクター  作者: 時野洋輔@アニメ化企画進行中
Episode10 カリアナ

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エピローグ

~前回のあらすじ~

シグレとサクヤが仲直りした。

 その日、カリアナの代表(表)のグンジイと、アークラーンの代表のシルフィアの密会が行われた。

 カリアナにあった遺跡に、隠し部屋が見つかり、そこに転移陣があった。

 その転移陣は長い間使われていなかったが、試しに使ってみると使うことができ、その転移先が、アークラーン王家の脱出用の隠し通路の、さらに隠し部屋に通じていた。


 それを知った両国は、その転移陣をどのように使うか。

 その話し合いが行われていた。


 場所は、アークラーン王城の会議室。

 アークラーン側はサクヤとシルフィア、カリアナ側はグンジイとシグレが会議に参加している。


 とりあえず、転移陣については各国の首脳レベルでの機密扱いにすることで決着がついた。

 その各国というのは、東大陸のカリアナ、リーリウム、ラビスシティー、そして西大陸のアクアポリスとウィンドポーンを除いた四カ国間だ。


 二カ国間だけの極秘扱いにすれば、それが他国に知られたときに問題になりかねない。

 特に、西大陸は同盟を結んだばかりで、他の国との調和を乱す原因は蟻サイズのものでも潰さないといけない。また、カリアナもリーリウムの属国に近い立場は続いており、リーリウムに黙っておくにはリスクが多すぎた。

 かといって、この転移陣を全世界に公開してしまえば、貿易を生業としている商人達の間で大きな混乱が起きるのが明白だ。

 例えば、西大陸の窓口であるリーリウム王国や、それこそクリスの実家なんかも。


 これが一番無難な落としどころだと決まった。

 もっとも、この話し合いの後、各国の首脳が全世界に公表するべきだと言えば、答えは変わるのだろうが、まぁ、リーリウムはもちろん、フレアランド、ダークシルドも交易が大きな収入源となっている。

 そして、アースチャイルドは現在、フレアランドやアークラーンから復興のための資金援助をしてもらっているうえ、国主である神子のアルジェラがアークラーンの学校で勉学に励んでいる。

 そんな状態のため、アースチャイルドの発言力はあまりない。


 一番の懸念は、リーリウムがカリアナに侵略戦争を行いその富を独占することだろうが、それは100%ありえない。何故なら、転移陣の利用がはじまった場合、クリスの実家が大変なことになるということをリーリエ女王に書状で知らせたからだ。


 話し合いも終わり、雑談になった。


「……やはり、グンジイ殿もそう思われますか?」

「ええ。まぁ、あの方も隠すつもりはないのでしょうが」


 そういって、国の代表であるグンジイとシルフィアは俺を見てきた。


「まぁ、コウマ殿の仕業でしょうね」

「コーマ、貴様、正直に吐いたらどうだ?」


 シグレとサクヤもまた俺を見てきた。


「まるでいつも俺が悪巧みばかりしているみたいな視線を感じるんだが」


 心外だな。

 俺が何をしたというのだ。


「コーマ様、神子の脱出通路は、その特性上、私の知らない通路があったら困るんです。何故なら、そこを暗殺者に利用されたら困るからです」

「そうだな。おい、サクヤ、ちゃんと調べておけよな。まったく、カリアナのみんなが良い人じゃなかったらシルフィアが暗殺されていたじゃないか」


 シルフィアの言葉に乗り、俺がサクヤを窘めると、彼女は怒り、


「調べるもなにも、先のフレアランドとの争いの時に、崩れ落ちたため、つい三週間前に貴様が自ら改修工事をしたのだろうが!」

「あぁ、そうだったな。でもその時は隠し部屋なんてものは見つからなかったんだけどな」


 まぁ、嘘だけどな。

 修繕工事の時に、何かに使えるように勝手に隠し部屋を作らせてもらったんだけどな。


「コウマ殿、我々カリアナの民は山の中で日々修行を行っているため、山の中の全てを把握しています。そして、転移陣のある遺跡が一週間前に急に現れたのですが」

「あはは、グンジイ、何を言うんだよ。遺跡っていうのは、古いんだぞ? 一週間前に作られたのならただの建造物じゃないか。見落としていただけだろ?」


 遺跡を作るのは流石に骨が折れた。

 周囲の人避けだけでも多くのアイテムを消費したからな。

 何しろ、カリアナの奴ら、本当に毎日のように山の中に入ってくるんだからな。

 さすがにひとりじゃ工事が終わらないから、クリスを呼び出して一緒に作った。


「コーマさん、フリマの寮を作る時もこんなことをしていたんですか?」


 と、あのクリスに呆れられたが、まぁ趣味のようなものだ。仕方ないだろう。

 頑張ったクリスにはご褒美にDXチョコレートパフェをプレゼントした。

 かなり不服そうな顔をしていた。

 おかしいな、ご褒美と言えばDXチョコレートパフェなのに。 


「それで、グンジイ。例の件もそろそろ」

「そうでした。シルフィア殿に、ひとつこちらからご提案がございます」


 グンジイは笑いながら言った。


「我々、カリアナの戦士七〇〇名、ウィンドポーン及びアクアポリスに攻める時には援軍として駆け付けることを、ここに約束しましょう」


 戦局が動く。

 数百年に及び六国に分かれて争っていた西大陸。

 だが、その戦いが終わるまで、あともう少しだ。


すみません、毎日の更新でプロットが不完全な状態が続いています。

そのため、次回より本当にメインと何の関係もない短編を暫く続けることになりそうです。


本当は毎日の更新にこだわる必要もないのですがね。

いつまで短編が続くかわかりませんが、ご了承ください。

最悪半年短編なんてことにはならないようにします。

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