表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界でアイテムコレクター  作者: 時野洋輔@アニメ化企画進行中
第二部 西大陸編 Episode08  六玉収集

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

246/742

世界球体説と世界平面説

~前回のあらすじ~

クリスとコメットちゃんがメイベルに会いに行くことにした。

 魔王城の転移陣は、迷宮の11階層に通じています。元々、一部の人にしか使えないように設定していたようなのですが、ルシルちゃんが私にも使えるように設定してくれました。ちょちょいと設定した感じです。


 凄いです、転移陣ってそんなに簡単に設定できるようなものなんでしょうか、と思うくらい簡単に設定しました。


 地上に戻った私は、まずは冒険者ギルドに向かいました。

 ゴブカリ君の件で一度は剣を交えた私達ですが、今は友好関係を築けています。


 勇者の資格称号もそのまま残してもらっていますし、コーマさんが魔王であることも黙ってくれています。

 ユーリ様が言うには、コーマさんには利用価値が高いそうです。


「それで、コーマさんはまだ見つからないんです」

「そうですか、それは残念です。彼には多くの仕事を用意しているのですが」


 ユーリ様が言うには、コーマさんには次回の勇者試験を受けてもらって、勇者として活躍してもらいたいそうなんです。それと、裏方――魔王としての仕事も用意しているみたいです。

 もっとも、聞いた話だけだと、悪い仕事ではなく、人類と魔物との摩擦を減らす仕事みたいですが。


「ところで、勇者クリスティーナ、頼みますから話すときはユーリの方を見てください」

「あ、そうでした。すみません、ルルちゃん」

「――ごほんっ」

「じゃありません、すみません、ユーリ様」


 ユーリ様とルルちゃんの関係性を知ってしまって、ついついルルちゃんの目を見て話してしまい、いつも怒られてしまいます。

 でも、本当に意外ですよね。

 ユーリ様は人形でルルちゃんがそれを操っていて、しかも実は私よりも年上で、なのにこんなに可愛いなんて。


「……あの、勇者クリスティーナ。頼みますからルルを頬ずりするのはやめてもらえないか? 見た目は子供だし、思考もそれに近いと自負はしているが、ユーリの目を通してみると我ながら情けなくなってくるのでね」

「……す、すみません。つい」


 ルルちゃんを解放して、再度ユーリ様に謝ります。

 ふぅ、可愛い子を見ると自制が利きません。


「ちなみに、私の方には入ってますよ、彼の情報が?」

「本当ですかっ!」


 私は思わずルルちゃんの肩をつかみ、尋ねます。


「……ですから、勇者クリスティーナ、ルルを掴まないでください――というより、私が話しているのにルルの肩を掴むほうが本来は難しいと思うのですが」

「すみません……、それで、コーマさんの手がかりがあったんですか?」

「今朝、彼の冒険者ギルドメンバーのカードが照会されました」

「冒険者ギルドカードが?」


 冒険者ギルドは、手紙による通常の通信手段だけでなく、魔道具を用いて限定的に情報を伝達できるシステムがあるそうです。ギルドメンバーの情報だけですが。冒険者ギルドメンバーの犯罪歴、メンバー権限剥奪、メンバーランクなどを共有するためのシステムだそうです。


 コーマさんが作った通信イヤリングと同様リアルタイムで情報を共有できるのですが、詳しい内容はわかりません。


「どこで使われたんですか?」

「西大陸、教会本堂内の冒険者ギルドだ」

「……西大陸ですか」


 西大陸には六つの国があり、その中心に教会の本堂があります。

 西大陸の冒険者ギルドは、フレアランド、アースチャイルド、アクアポリスと教会内の四ヶ所にあります。


 とにかく、コーマさんは西大陸にいる、それがわかっただけでも十分ですね。

 

「さっそく行ってみます」

「ああ、これは不確かな情報だが、西大陸は情勢が不安定らしい。気を付けたまえ」

「はい、ありがとうございます、ユーリ様」

「だから、私を見て話しなさい」


 ……あ。

 ルルちゃんに頭を下げていたのを慌ててユーリ様のほうにずらし、そして冒険者ギルドを去った。


 これなら、メイベルの力を借りなくても平気です。

 西大陸ならルシルちゃんの転移魔法で一瞬でいけますから。


   ※※※


 結果、転移魔法は使えませんでした。

 なんでも、転移魔法というのは座標と高さを設定しないと移動できないもので、行ったこともない場所に移動するのはできないとか。


 下手したら、岩の中に転移する恐れもあるし、もしくは空の上に転移してしまう可能性もあるそうです。

 それならば、一度、船に乗って、そこから船ごと西大陸の近くの海に転移したらどうか? と私は提案しました。そうすれば、海の上から海の上への転移です、高さを設定する必要もありませんし、障害物もないでしょう。


 そう言ったのですが、これから、私が一番信じられない話をします。


 なんと、この世界は平らではないそうなんです。

 この世界は平らではなく、月や太陽と同じ丸い形をしているそうなんです。


 私は最初は笑いました。この世界が球体だというのなら、横にいる人は落ちてしまうじゃありませんか。


 でも、ルシルちゃんは「ばんゆういんりょく」や「むじゅうりょく」、「いんりょく」といったよくわからない単語を使って説明していきました。それでも納得できない私のために、コーマさんがかつてゴーリキさんを探すために用意した映像送信器を転移させたのです。空の遥か彼方に。


 そして、映像受信器が映し出したこの世界の姿を見て、私は一言、こうつぶやきました。


「この世界は――こんなに青かったんですね」


 感動でした。感動以外の言葉なんて出ません。

 世界はこんなに綺麗なんだと私はこの時初めて知りました。


 あれを見たら、もう世界が平らだろうと球体だろうとどうでもいいです。

 そう言ったら、ルシルちゃんが呆れてました。


 そうでした、転移魔法が使えないんです。

 でも、こうして空のかなたから地上を見下ろせるなら西大陸の場所を見て位置の特定を――無理のようですね。映像がはっきりしていないし、そんな計算はできないそうです。


 ならば――と、私はコメットちゃんと一緒に、メイベルに助けを求めることにしました。

 船に乗って西大陸に移動すればいいんですが――あいにく、私のお金は全部コーマさんに渡していて、今、一文無しなんです。

話が全く進んでいないように思える。

すみません、クリスを主人公にしたらバカなことばかり書きたくなりました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ