ゴブリン10000襲来イベント
昨日はあれからハト宿に向かって着いた時には9時の鐘が鳴りやっと帰ってこれた…
部屋に入った途端に安心してか爆睡。
起きた時には太陽は真上に上がっていた。
お腹の虫が泣き出して、昨日はご飯も食べてない事を思い出す。
顔を洗い、食堂に行く。
「おっちゃん、30R以内でご飯食べさして」
おっちゃんはラカを見て笑いだした。
「昨日は大変だったんだなぁ。飯も食わずに寝てやがるからなぁ。ハンバーガーとオレンジジュースなら10Rで作ってやる。ちょっと待ってろ」
おっちゃんは厨房で作り始めた。
空いてるイスに座りステータスのヘルプ画面をタップする。
イベント前まではヘルプで分からない事等を調べる事にする。
ヘルプからは大量の項目がありまずはアイテムボックスについて調べる。
〜説明〜
アイテムボックスは初期は20個までしか物を入れなれない。
生き物は当然収納出来ません。
アイテムボックスに収納されてる時は時間が止まります。
同じ物名称なら1枠に最大99個まで入ります。
アイテムボックスはある街で拡張してもらえる。
勿論拡張は有料である。
説明を読み終えたらおっちゃんがハンバーガーとオレンジジュースを持ってきたので10R支払いする。
ハンバーガーを食べながら次に魔法をタップする。
〜説明〜
魔法は技名を言いMPを消費して放つ事が出来る。
最初は初期魔法しか使用できないが、LVが上がるにつれて、魔法は技に囚われず自由に操作が行える。
但し自由に使った場合は魔法効果と同等のMPが消費される。
果てしなく遠いがLVを上げてロマンを追いかけよう。
口の周りはケチャップだらけになってしまった。
すぐにおしぼりを開け口を拭く。
次は戦闘スキルをタップする。
〜説明〜
戦闘スキルは使えば使う分だけ成長する。
非戦闘でもスキル熟練度は貰えるが、戦闘中の時に使えばさらに貰える。
スキルはある街で教えてもらえる。但し、訓練が必要で有料な場所もある。
次はバッシブスキルをタップする。
〜説明〜
バッシブスキルは常に発動しています。
バッシブスキル入手後から自分のLV10上がる事にバッシブスキルもLVが上がりますので早めに習得をオススメします。
頑張って自力で習得して下さい。
とりあえずこのぐらいでいいだろう
食事を終え、ラカはハト宿を出て門へと向かう。
門に近ずくにつれて人が多くなりざわざわとしていた。
彼方此方からパーティ募集の声が聞こえる。
ラカは気にも留めずに門へ向かう。
門へ到着して警備兵に挨拶をして外に出たらシマジロウに出くわした。
「よぅラカ君、もうすぐイベントだね…
お互い死なないように気をつけようね」
シマジロウが手を振るので一礼して誰も居ない場所へと行く。
のほほんとしていた時に視野の下部分からイベント案内がテロップの様に流れてきた。
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ゴブリン10000襲来イベントに
参加/不参加 しますか?
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迷わず参加ボタンを押す。
視界が一瞬ブラックアウトしたと思ったら何もなかったように移動出来たようだ
時間まで街から離れよう。
視界の下部に
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イベントを開始します。
5.4.3.2.1.スタート
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スタートの合図と同時にゴブリンが彼方此方にポップし始める。
周りを見渡しも数十匹のゴブリンがポップしていてラカは左手を前に出し、右手には白雨を握る。
ゴブリン達が迫ってくると同時に
サンダー、サンダー、サンダーの嵐。
3匹魔法から逃れて迫ってきている。
1匹目の首に一太刀振るう。
ゴブリンの頭と身体が離れて2匹目には身体を斜めに切り裂く。
ゴブリンの身体は斜めから二つに分離する。
3匹目は頭から縦に切り裂かれる。
周りにはゴブリンが居なくなり、門の方に目を動かす。
そこにはまるで戦争みたいな戦いになっていた。
門からは魔法の数々がゴブリン達に向けて飛んで行っている。
接近戦をしているプレイヤーは連携をとり次々とゴブリン達を倒している。
そこに目立つのが何人かの接近戦プレイヤー、次々ゴブリンを倒して行ってる。
エンマの姿を発見したので見てみると、顔を笑顔にして、ゴブリン達を周りの誰よりも倒している。
「ふぇ〜エンマさんやるぅ。僕も負けてられないね」
周りのゴブリン達をサンダーの魔法で蹴散らして行く。
MPがなくなりそうになって白雨を強く握り、切り裂いていく。
2分程立ち、MPが全回復して魔法攻撃に切り替えていく。
そんな戦い方を5回ぐらいしていて周りを見渡す。
まだまだゴブリン達がいる。
「ハァッハァッ、キリがないなぁ…」
周りにはゴブリン…ゴブリン…ゴブリン…が湧き上がる。
チッ‼︎膝が踊ってやがる。
腕は鉛みたい重い。
VR世界も現実と同じで疲れがあるのか…
今まで連戦なんてして来なかったから疲れなかったのか。
自惚れていたなぁ…
死ぬ事はなくてもゴブリン共からの攻撃は鬱陶しい。
体力よりも精神が持たない。
各プレイヤーも必死に戦っているけど一向に数が減らない。
ゴブリン達を見渡し突っ込んでいく。
一時間後…周りのゴブリンポップが止まった。
「やっと終わったぁ…もぅ腕や足が動かない。このまま動けるまで寝転がっておこう」
視野の下部分が
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■イベント終了しました。結果発表がは30分後となりますので少々お待ちください。
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イベントが終了した。
身体が動くようになりハト宿に帰る。
今日一日は何もしたくないと…
ゴロゴロしていたい。
そんな時テロップが流れてきた。
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ゴブリン10000討伐イベントの結果発表をします。
1位 900匹 クラウン
2位 858匹 フォンセ
3位 720匹 オグル
4位 695匹 エンマ
5位 621匹 ラカ
以上の結果となりました。
この人達にはランダムでスキルを配布します。ステータスに自動追加となりますので後ほど確認お願いします。
次のイベントまでお楽しみにして下さい。
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テロップが流れ終わり、ワクワクしながらステータス画面を開く。
まずビックリしたのがLevelが上がっていた。
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LV 10
HP 740
MP 580
力 78(+35)
防御力 80(+240)
素早さ 87(+252)
賢さ 79
運 29
Point 40
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うん…もぅここら辺じゃぁ経験値もあんまり貰えないだろう…
そろそろ違う街へと移動しよう。
次はスキルを見てみよう。
良いスキルだといいなぁっ。
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スキル
アクティブスキル
雷魔法 LV2
回復魔法 LV1
生活魔法 LV1
魔眼 LV1
隠蔽 LV10
パッシブスキル
身体機能 LV2
鷹の目 LV2
HP自動回復 LV11
MP自動回復 LV11
刀マスタリー LV1
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刀マスタリーと言うスキルが手に入っていた。
〜刀マスタリー説明文〜
刀系を極めし者のみが与えられるスキル
刀、太刀、小太刀を手足のように動かす事が出来る。
「当たりスキルだぁぁ。
小太刀もありなんて僕に合ってるスキルだぁ‼︎」
今後の方針を決めよう。
色んな街を見てみたいので始まりの街から出よう。
それには大量の食料がいると思うので明日はギルドでクエストをこなしお金を稼ぎ、食料と水を買えるだけ買って街を出よう。
チリチリチリーン。
シマジロウからで、念話をとる。
「上位入賞おめでとう。
この街も壊されずに済んでよかったよ。」
「ありがとうございます。確かに今ここが壊されたら僕達皆が困る事になるもんね。」
「あぁ。それといい事を教えようと思って念話を入れたんだ。
この世界にはダンジョンが存在するらしいぞ?この街の近くにダンジョンを見つけたやつが居て攻略しようとしているらしい」
「本当ですか⁈ダンジョンですかぁ……
行ってみたい気もするんですが残念ながら近々この街を離れようと思いまして…
いい情報ありがとうございます。
又僕も色々旅に出たいので、いい情報があればシマジロウに教えますね。」
「あぁ…やっぱりこの街から出ちまうのか…俺も近々出る気ではいたけど、あんまり無茶するんじゃないぞ。」
「はい。シマジロウさんも無茶はしないでくださいね。」
「あぁ…では又何かあれば念話入れるわぁ。じゃぁな」
念話が切れた。
ラカは眠気に襲われたので寝ることにする
名前 ラカ
年齢 15才
種族 妖狐
LV 10
HP 740
MP 580
力 78(+35)
防御力 80(+240)
素早さ 87(+252)
賢さ 79
運 29
Point 40
装備
武器 白雨
頭 九尾の仮面
体1 シャツ
体2 白魔装束〔体2と脚2のセット服〕
右腕 無し
左腕 無し
右手 身代わりの指輪
左手 無し
脚1 短パン
脚2 白魔装束〔体2と脚2のセット服〕
足 初心者の靴
スキル
アクティブスキル
雷魔法 LV2
治癒魔法 LV1
生活魔法 LV1
魔眼 LV1
隠蔽 LV10
パッシブスキル
身体機能 LV2
鷹の目 LV2
HP自動回復 LV11
MP自動回復 LV11
刀マスタリー LV1