始まりの街とギルド登録
「それではpersonal libertyのゲーム説明をします。
同意書を読んだ方なら既にわかっていると思いますが明らかに読んでいらっしゃらない方が約99%となっています。
それで私が説明さして頂きたいと思いまして…
personal libertyは仮想空間とは言え戦闘中に死んでしまいましたら現実の身体も死にます。
仮想空間とは言え死んだら精神的ショックで現実の身体にも精神的ショックを受けます。
言うなればショック死になりますね。
課金はアバター作成中以外では使用できません。
そして貴方を含む約1%の人が課金をしています。
そして約99%の人は無課金の人です
無課金者はpersonal libertyの住人の約2倍ぐらいの強さしか持ちません。
後は注意事項なのですがもうログアウトはできません。
不安に思う事があるとは思います。
外部からのVR機の取り外そうとしたら死にます。
そしてpersonal libertyの中で死んでも死にます。
死に関係する事は以上です。
ちなみに地球と時間の流れが違います。
地球の1秒がpersonal libertyの1年となりますので地球の死は回避されると予想されます。
不幸な方は知りません。
後personal libertyと言う世界は名前の通り個人の自由なので第二の人生だと思って生きてください。
種族によって寿命は違いますが一番早い人間で最低100才の設定をしてますので安心してください。
personal libertyの住民は人間と同じ考えなのでNPCだと思わない事です。
彼等は同じ人間と思ってください。
以上で説明を終わります。
それでは良い人生を……」
途中からいきなり説明をされている状況を唖然と口を開けながら聞いて居た。
そして意識を覚醒させ聞き終わると
「第二の人生?地球での仕事から開放?
やっほぉーい⁈
でも家族とも会えないのか……
辛いっちゃ辛い。」
まぁ多分僕は幸運なのだろう。
課金は出来て第二の人生が待っているのだから。
笑顔になり
「ありがとね。楽しんで第二の人生を歩むよ。では行ってきます」
少女の顔な不気味な笑顔から素敵な満面の笑顔になり
見送ってくれた。
「行ってらっしゃい」
目を開けると白い空間にいた。
そこには色んな人々が居る。
アバターを設定が終わった人々なのだろう。
そして一際大きいモニター。
そこにはpersonal libertyまで残り時間30分と写っている。
動こうとしても体が動かない。
金縛りにあっているみたいだ…
周りも同じように動けないでいるし、声も出せないようだ。
考えたのだが、一斉にスタートする為にアバターが完成したらここに一旦集められ、時間が0になればpersonal libertyの幕開けって感じだろう。
しかしアバター作成で費やした時間を考えたら12時は等に過ぎているはずだ。
しかしまだ時間はある。
分からない事は分からない。
考えるのはやめよう。
そして残り時間が残りわずかとなった。
待っていると、視界が切り替わる。
辺りを見渡して唖然とする。
膝を地面につけて手で地面を叩きながら泣いてる人もいれば、デスゲームキタコレとか叫んでるエルフもいれば、目を輝せながら街を見ているウサギ耳がある人がいる。
他にも色んな人が居た。
絶望感を味わってる人、ウキウキしてる人、厨二病見たいな人。
まずは宿屋を確保しないと満室になると思い、近くに屋台を出してる人に聞いてみた。
「すみませーん、宿屋ってどこにあるか教えてもらえますか?」
「あんちゃんは旅人だね?宿屋ならこの道を真っ直ぐ行ったらハト宿と言うデッカい宿屋があるよ」
屋台の人に礼を言いハト宿と言う宿屋に向かう。
歩きながらステータスってどうやって見るのだろうと思っていたら、 目の前にブルー色の半透明な画面が出た。
所持金が1000Rと出ていて一先ず宿屋に泊まれるお金があると分かり安心していた。
そしてハト宿に着いて扉を開けたら、
「いらっしゃい」
男性の声が聞こえた。
一階はカウンターと木の椅子と机が並べられて食堂の様だった。
カウンターに居るおっちゃんの前に行き
「5日間泊まりたいのですが大丈夫ですか」
「一泊、朝と晩の食事付きで100Rで5日なら500Rだな。いいのか?」
「はい…でもどうやってお金を出せばいいのですか?」
おっちゃんは苦笑いしながら
「頭の中で500リラと念じたら手に出てくるよ。戻す時は手に取り頭の中に入れる感じにしたらステータスに入るよ」
お礼を言い500Rを手に出した。
「おぉ……ファンタジー」
呟きながら驚きを隠せないでいた。
500Rをおっちゃんに渡し鍵を貰う。
「5階の501号室だ。宿から離れる時はカウンターに鍵を預けるのだぞ」
階段を上がり、 借りた部屋を開ける木のベッドと椅子と机があるだけ。
うん。シンプルが一番いいね。
ベッドに腰掛け、ボーっとして落ち着いたので今後の事を考える。
今日は魔物を狩りに行っても人が沢山だよね?じゃぁ今日はちょっと調べ物をしようとステータス画面を開く。
右上にはお金の500Rが載っている。
左半分が自分のステータス
名前 ラカ
年齢 15才
種族 妖狐
LV 1
HP 100
MP 100
力 50
防御力 50(+150)
素早さ 50(+150)
賢さ 50
運 20
Point 10
装備
武器 無し
頭 九尾の仮面
体1 シャツ
体2 白魔装束〔体2と脚2のセット服〕
右腕 無し
左腕 無し
右手 身代わりの指輪
左手 無し
脚1 短パン
脚2 白魔装束〔体2と脚2のセット服
足 無し
Pointは大体予想は出来ているが説明文がないかと探していたら見つからなかったのでPointを長押ししてみたら説明文が出てきた。
説明文を見たい時は長押しで見る事ができるのがわかった。
説明文には1Pointを使ってステータスに1追加される。HPとMPは10づつ増えるとの事。
へぇ〜とりあえずPointを全てHPに振ろう。
やっぱりデスゲームだからHPは多くて困らないよねっ。
そしてPointがなくなり、次は右の画面を見ていく。
上から順に
お金の表示
ギルドランク
アイテムボックス
習得スキル
フレンド
念話
掲示板
ヘルプ
だった。
掲示板をタップすると大量のスレッドが更新され次々とUPされているのでとりあえず落ち着くまでは触れないでおこう。
次にヘルプを押して見たい項目を探す。
装備の項目の説明文を読んでみる。
装備欄には各一つずつ装備ができます。
1と2の装備項目は1は下に着る物、2は鎧など服の上から着る物です。
1に鎧は装備できませんが、2にローブ、ワンピース、服の装備は可能です。
1に何故鎧装備ができないのかは裸で鎧を着る事はないのでそういう仕様になりました
っと書いている。
Pointの項目があり、開いてみて説明文を読む。
LVが上がる事に10Point増えるらしい。
次にギルドと言う項目を開く。
旅人のお金稼ぎはギルドで依頼を受け報酬が貰えギルドポイントを貯めてランクアップを目指すと書いてある。
明日ギルドを探しに行こうと思う。
随分時間が経ち夜になっていた。
下に降りておっちゃんにご飯を出して欲しいと頼んだら席に座って待ってなっと言われたので椅子に座って待つ事にした。
周りを見渡したらグループで食事をする者や疲れた顔しながらご飯を食べる人など色んな方が居た。
そんな光景を見ながら待っていたら、魚の塩焼きらしき食べ物に白いご飯に味噌汁が自分のテーブルに届く。
お腹が空いていたので何も考える事なくご飯を食べる。
「うまっ、これは自分では作れない味だ」
勢いよくご飯を食べ尽くす。
食器をどうしたらいいかわからず、店員さんを呼ぶ。
店員さんに食器を如何したらいいか訪ねてみたら、回収しますのでそのままでいいと言われ自分の部屋へと戻る。
部屋に入りベッドにダイビング。
すこし寝転がったら睡魔に襲われそのまま爆睡した。
目を覚ますと知らない部屋だった…
頭が覚醒してここはpersonal libertyのハト宿だと思い出す。
「ハッ…そうだ、今日はギルドに行くんだった」
自分以外誰も居ない部屋で独り言を呟いていた。
ステータス画面を開きアイテムボックスをタップする。
案の定、初心者の服、初心者のズボン、初心者の靴があった。
武器はないけど防具があるだけマシだね。
初心者の靴だけを装備しとこう。
白魔装束と靴は合ってないけど裸足で外を歩く訳もいかないので靴を装備する。
昨日は裸足で行動していた事を思い出し、赤面になる。
頭から昨日の事は忘れようと思い、食堂に向かう。
おっちゃんに挨拶をしてご飯を注文する。
そして疑問に思う事をおっちゃんに訪ねる。
「この街には時計とかはないのでしょうか?」
驚いた顔しながら説明してくれた。
「時計は貴族とかお偉い方々しか持ってないんだよ。高いから買えなくてね……
時間の知り方は朝の6時と9時と12時と15時その後は夕方の18時と夜の21時に鐘が鳴るんだよ。
それ以外はオレ達には判断出来ないんだよ」
一応この世界にも時計がある事を聞いて安心しておっちゃんにお礼を言ってご飯が届き食べはじめる。
朝はだし巻き卵と味噌汁と白いご飯だった。
もちろん美味し過ぎて完食しましたよ?
ギルドの場所を聞いてハト宿を出る。
歩いていて気が付いたが、街が旧ヨーロッパの街並み見たいだ。
昨日は周りの人達を見て興奮する所が逆に冷静にさせられたのでまずは宿確保と思い、すぐに宿屋に引き篭ったので周りを余り見ていなかったので今は興奮し周りをキョロキョロしている。
まるで田舎者丸出しの姿をしている。
宿屋のおっちゃんから建物が高い場所がギルドだと言われたので高い建物を目指す。
食べ物の屋台やら出店等が多く並んでいるがここは我慢と思いギルドまで頭の中で天使と悪魔が格闘していた。
ギルドに着いて扉を開けたら、一瞬皆の顔がラカを見て興味無くしたかのように視線が無くなり喋りだす。
ラカは辺りを見渡して掲示板が幾つもあり掲示板の上にはEやらD等の看板があった。
そしてカウンター前では人が並んでいる。
美女の所には行列でおばちゃんの所は少なかった。
市役所よりちょっと空気が軽くなった場所みたいだなぁっとラカは思った。
ラカは列が少ない場所のおばちゃんの所に並ぶ。
おばちゃんが2人の冒険者を捌き、順番が回ってきた。
「すみません。冒険者登録をしたいのでが宜しいでしょうか?」
「冒険者登録は初めてかい?
調べる為にこの宝玉に手を乗せな」
恐る恐る手を宝玉の上に乗せた。
無反応だから冷や汗を流す。
「始めてだね。何怖がって冷や汗を出しとる。初めては宝玉は反応しないよ?」
焦るじゃないですか…全くもぅ。
「初めてなので色々と怖いのですよ。」
おばちゃんは目を見開きカードを作成していた。
「あんた妖狐の亜人かい?初めて見たわ。これは期待できそうだね」
っと言われてもチンプンカンプンだったが、ふと思い出す。
確か上位種族は被らないとか言われたような…
考えていたらおばちゃんが用紙を出してきた。
そこには名前とレベルの欄がある。
そこに記入しておばちゃんに渡す。
おばちゃんがもう一回宝玉に手を置いてと言われたので手を置くと宝玉が光る。
そしたらおばちゃんにギルドカードを渡された。
ギルドカードには名前、年齢、レベルが書かれていた。
「簡単に説明するわね。まずは名前は変える事は出来ないわ。年齢は1年毎に更新されるわ。そしてレベルはあんたがレベルが上がったらカードも自動的にあんたと同じレベル数字が現れる。
次に初めは皆白色のギルドカードだ。
白色はGランクと言う意味だね。
そしてランクが上がる事にギルドカードも色が変わる。
色は自分のランクが上がった時の楽しみにしておきな?
後は依頼を受けた時は裏に表示される。
討伐系ならその討伐するモンスターの数と倒した数が表示される。
見やすいだろ?
依頼は1人一個までだからね。
ランクアップはギルドポイントが貯まったらギルドで試験があるから受かったらランクアップだ。
まずはそんぐらいで説明はいいだろ?
後はこの説明書を渡すから勝手に読むなり捨てるなりしな?」
興味深々に聞いていたが最後は説明書を読んで理解しろと聞いて少し笑った。
「ありがとうございます」
説明書を貰いアイテムボックスに入れた。
そしてGランク依頼掲示板の前に立ちどんなのがあるか見てみた。
薬草5束採取、ゴブリン5匹討伐等初心者には優しい依頼だった。
そしてゴブリン討伐の紙を1枚剥がしてさっきのおばちゃんに持っていく。
「おばちゃーん、これ受けたいのだけど5匹以上倒しても換算されるの?」
「常備依頼なら何匹倒しても数は増えるから何匹でも倒すがいい。
でも報酬は5匹づつだから10匹倒したら2倍貰えると思ってくれて構わないさ。
但し7匹倒しても5匹分しか報酬がもらえないから注意だぞ」
「わかった。気を付けるね。んじゃぁこれ受ける」
ギルドカードと依頼用紙を渡す。
そして戻ってきたギルドカードの裏にはゴブリン0/5と書いてあった。
「期間は無制限だからゆっくりやったらいいのだぞぉ」
「わかった。では行ってきまーす。」
と行ってラカはギルドを出た。
名前 ラカ
年齢 15才
種族 妖狐
LV 1
HP 200
MP 100
力 50
防御力 50(+150)
素早さ 50(+150)
賢さ 50
運 20
Point 0
装備
武器 無し
頭 九尾の仮面
体1 シャツ
体2 白魔装束〔体2と脚2のセット服〕
右腕 無し
左腕 無し
右手 身代わりの指輪
左手 無し
脚1 短パン
脚2 白魔装束〔体2と脚2のセット服〕
足 初心者の靴
スキル
アクティブスキル
雷魔法 LV1
治癒魔法 LV1
生活魔法 LV1
魔眼 LV1
隠蔽 LV10
パッシブスキル
身体機能 LV1
鷹の目 LV1
HP自動回復 LV10
MP自動回復 LV10