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平和な1日

PVがなんと1万行きました。 やったぁ(´・Д・)」

ラビホの町の中を見渡せば、 建物は全て木で作られていた。

門を潜れば右手には木の家があり、 そこに兵士らしき人が3人立っている。 留置所か何かなのだろう。

真っ直ぐ進んで行くと、 お店などが並んでおり、右側には武器屋、 防具屋、アイテム屋が並んでおり、 左側には宿屋、 酒場がある。 そして道をそのまま真っ直ぐ進めば町の中心部らしい場所にはギルドがある。

何故そんな事分かるかって?

それはちゃんとお店の看板があるからだ。

武器屋なら剣のマーク。 防具屋なら盾のマーク。 アイテム屋ならフラスコ瓶みたいなマーク。 宿屋にはベットのマーク。 酒場ならビールジョッキのマーク。 ギルドなら剣と剣が交差しているマークが必ず付いている。

武器屋兼防具屋の場合は盾と剣のマークと言ったこの世界の暗黙の決まりがあり、 マークさえあれば、 皆が来やすいのだろう。

しかし、 掘り出し物の店や露店はマークがないので自力で探すしかないみたいだ。


って、 僕は誰に説明しているんだろう?


それはさて置き、 先ずはアイテム屋に行き、 ポイズンマッシュルーム等のアイテムを売りつけよう。

アイテムボックスが満パンでこれ以上、他の物を入れる事が出来ない。

アイテムボックスが便利過ぎて、 早く拡張したいなぁ。

そんな事を考えながらアイテム屋の扉を開く。


「らっしゃい。 買取、 販売大歓迎。 なんの御用でしょうか?」


中年のおじさんが笑顔で出迎えてくれる。


「買取をお願いしたいのですが、 量が量なので大丈夫なのか、 不安なんですが宜しいでしょうか?」


モンスターからのドロップアイテムや、 ポイズンマッシュルームが大量にあり、 断られても不思議じゃないしなぁ。


「大丈夫だよ。 大量にあろうが単価は変わらないからね」


単価が変わらないとか良心的だなぁ。

アイテムボックスからポイズンマッシュルームとグリグリズリーの毛皮を取り出しおじさんに渡した。


「ポイズンマッシュルームは、30リラ。

グリグリズリーの毛皮は750リラだが売るかい?」


おっ。案外高い値が付くんだなぁ。


「はい。 まだまだあるので全て取り出していいですか?」


「おぅ。 量が多いならコッチに出して貰っていいか?」


おじさんはあっちだって指を指す。

カウンターの横に大きな木の箱があり、 そこに売却する物を入れるらしい。

木の箱にアイテムボックスの中身を全て出していく。


ヤバい…こんな大きい箱なのにポイズンマッシュルームで半分以上埋まった。

後は2ヶ月間で溜まったモンスターのドロップを入れたら、 木の箱が丁度満パンになった。


「おっちゃん、 出しましたよ」


おっちゃんの顔を見るが引いている。


「坊主…これ全部か?」


柔かな笑顔で頷くと


「わ…分かった。 ちょっと時間が掛かるから店の中で時間を潰してくれ」


そう言われ、 店の品物を見て回る。

ポーション類や薬草類、 食器類など様々な物があるが、 コレといった物はなさそうだ。

時計が無いのが残念だな。

椅子があったのでそこに腰掛け、 久しぶりに掲示板でも覗いてみよう。


あれから暫く時間が流れる。


掲示板で新たな事が分かった。

ダンジョンのボスらしきモンスターに挑んだ者は、 何人も死んでしまったらしい。

掲示板に書き込んだ人は、 皆が倒れていく様を見て、 怖くなって逃げ帰ったらしい。

どこのダンジョンを潜ったかは、 書き込みには載っていなかったが、 レベル30以上の6人パーティーでも手に負えないぐらい強かったらしい。

ボスの見た目が闘牛。 二足歩行して、 巨大な斧を持っているらしい。

牛なのに魔法を使って来る。

まぁ、 ダンジョンボスらしきモンスターなのでどのくらいのレベルで倒せるかも検討がつかない。

ボスモンスターはともかく、 プレイヤーもやはり死ぬんだと確認させられた。

今までプレイヤーはゲームだから死なないとか、 少なからず思っていたが、 ダンジョンから生きて帰った者が語るには、 本当の死人みたい。 だったと話している。

その事が掲示板に上がってから、 モンスターと戦うのが怖くなったと言って、 戦えなくなった者もいるそうだ。

確かに僕らプレイヤーは、 ハイリスク、ハイリターンな存在なのだろう。

努力すれば人よりも強くなれるが、 その分、 戦いが多くなったりして、 自信過剰になって命を落としやすくなるよなぁ。

僕もブルイム(アイツ)に殺されそうになったのも、誰にも負けないと言う自信過剰があったからだろう。

まっ…そのお陰で、 自分がまだまだ弱者だと分かったからいい。


そんな事を考えていたら


「査定終わったぞ。 大量に物があったから時間が掛かって悪かったな。 これが売却の値段だ。 全部で70830リラだ。 確認してくれ」


大きな袋を渡されて、 中身を覗いてみたら、大量のお金が入っていた。

すぐにお金を仕舞う。


「有難うございます。 確認とれました」


頭を少し下げ、店を出て行こうとすると


「又、 大量に入ったら持ってきてくれていいからな」


歩きながら後ろにいるおじさんに、 手をヒラヒラとさせ、 店を出て行く。


近くに宿屋があり、 もぅ違う場所を探すのも面倒くさいので、 今日はここでいいか。


宿屋に入った瞬間に声が届く。


「いらっしゃい。 今日はお泊りかい? それとも食事かい?」


膨よかなおばちゃん。 白いエプロン姿でカウンターで問いかけてきた。


カウンターの前まで行き

「今日は1泊夕食付きでお願いします。

後、教えて欲しい事があるのですが…」


「一泊夕食付きね。 200リラになるよ。 教えて欲しい事とはなんだい? おばちゃんで答えられる事なら教えるよ」


いい人そうな人だな。

ここで情報が集まるかも知れないな。


カウンターにお金を置き、


「ナルティアの都に行きたいのですが全く無知なので教えて欲しいのです。

後、 何日ぐらい歩けば着くのでしょうか?」


おばちゃんはお金を受け取り、 代わりに303号室と描かれた鍵を渡してくれる。


「ナルティアの都はねぇ、 徒歩だと3日かな?北門からだと道があるからそれをひたすら歩いたら、 着くはずさ。 でも気をつけなよ? 盗賊やらモンスターも現れるからねぇ… 」


3日も掛かるのかぁ…やっぱり遠いんだなぁ。


「あっ…3日も掛かるなら食材とかも居るのか…」


「なんだい? 旅に出るのに、 準備出来てないのかい。 食材の心配ならお弁当でも作ろうかい?」


「えっ! 良いのでしょうか?」


本当に優しいですね。


「商売だからね。 何個必要だい?」


商売だろうがこれは嬉しいですよ。


「朝昼晩と食べたいので、 3種類のお弁当を3個づつお願いします」


「全部で9個ね。 んじゃぁ1個のお弁当が70リラだから630リラだね」


カウンターに1000リラを置く。

ラカは頬をポリポリ掻きながら


「受け取って下さい。 ナルティアの都の道を教えてくれたり、 お弁当まで作ってくれるなんて…感謝の気持ちの分も入ってますので」


「坊や…ありがとね。 お弁当は腕によりをかけるから期待しとくれ 」


おばちゃんは胸に手を当て、 自信満々な面持ちだ。


「お願いします」


階段を上がり、 あてがわれた部屋へと向かっていく。



次の日の朝。


目が覚まし、 身支度を済ませ、 カウンターまで足を運ぶ。


昨日のおばちゃんを見つけて声をかける。


「おはようございます。 お弁当は出来ているでしょうか?」


「あら、 おはよう。 お弁当出来てるよ。 ちょっとだけ待っていてね」


そう言いながらカウンターとは違う場所へと取りに行くおばちゃん。


「お待たせしたね。 これがお弁当だよ。 美味しいから、 ちゃんと食べるんだよ」


おばちゃんから手渡されたお弁当をアイテムボックスに入れ、 頭を下げる。


「ありがとうございます。 又、 この町に来た時は是非此方に泊まらせて頂きます」


「町に来たら又来な。 歓迎するさね」


宿屋から出ると太陽の光が眩しい。

先ずはギルドに行って、 テントを買いに行かないとね。


ギルドに行き、 始まりの街で買い物をした同じ2人用簡易テントを買う。



北門に着き、 ギルドカードを見せ、 ナルティアの都へ向けて歩き出す。


ラカは空を見上げ、 お日様は真上に出ている。


1日しかラビホの町に滞在していないが、 平和な町だったなぁ。


そんな感想を思いながら、 のんびりとテクテク歩いて行く。

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