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2ヶ月間と成果

あれから2ヶ月と言う修業の月日が流れた。


毎日、縮地法の練習、それが終われば狩りに出て食材探し、 帰宅すれば生活魔法でお風呂を用意し、 お風呂が沸き上がるまでに薪割りをし、お風呂から上がれば、 ご飯を食べて寝る。 っと言うサイクルを毎日毎日繰り返された。


そのお陰で縮地法を何とか習得する事に成功した。

2ヶ月と言うのは、本当にギリギリの期間だったのだ。

縮地法を習得出来たのは修業期間が後2日と言うのだから…


今から思えば色々な事を教わった。


ステータスの表記意味を。


力は攻撃力上昇と言う意味ではなく、 力そのものを上昇させると言う意味らしい。

力のステータスを上げれば、 筋力が上がり、 重たい物を持ち上げれるようになったり、 足の踏ん張りが効くようになったり、 様々だが、 力を上げなければ僕のステータスの高い素早さが殺されてしまうと言う事がわかった。

幾ら素早さだけを特化しようとしても、力が素早さの4分の1にも満たなければ、全力で走った時に踏ん張りが効かなく、 止まりたい位置に止まれずにズルズルとスピードを落としてからじゃないと止まれない。

これでは全力を出せない。

うん。 これはスピードだけの特化型が現実的じゃない事がわかった。

後、 力については筋力が上がっているのはステータスで分かるのだが、 見た目には現れない。 ムキムキの身体を手に入れたければ、 毎日筋トレをして身体に肉作りをしなければならないらしい。


防御力は、 シマジロウと話した内容とほぼ一緒だった。

痛覚の減少とHP減少率が少なくなると言う事。 そして防御力を上げても、 人間の腕などは容易く切れるらしい。


素早さは、 身体を早く動かす事ができるらしい。

素早さが高ければ高いほど力のステータスも入るのだが、 武器等の振りなどの反射神経が早くなるらしい。 後は早く走れると言った感じだ。


賢さは、 魔法の攻撃力が上がる。 しかし、 魔法の心理が分からなければ最大火力が出ないらしい。 例えばファイヤーボールが使える魔法使いがなんの知識も無く使うファイヤーボールは、 一番弱いファイヤーボールとなる。

しかしここにファイヤーボールの全ての知識があれば、10割の力が発揮される。

賢さが足りなければ10割の力に制限がかかり、7割、 6割っと言った攻撃力に落ちるらしい。

しかし賢さが上がれば10割に近づいていく。

魔法を覚えるにも賢さが必要になり、 賢さが足りなければ、 決して覚える事が出来ないらしい。

それには例外があり、 生れながらスキル習得をしていれば、初期魔法は使えるとの事。

僕みたいに初めから雷魔法があればサンダーだけは使えるって事。


運に関しては解明されていなく分からなかった。


これがステータスの現況らしい。


他は、 黒の組織の青い炎使いの情報も少なからず分かった。

黒の組織には幹部と言う席があるそうで、確認出来ただけでも8名いるらしい。

その幹部の1人が青い炎使いだそうだ。

冒険ギルドでは青い炎使いの事をブルイムと呼ばれている。

そんな幹部と戦闘してよく生きてられたなっと言われてしまった。

黒の組織の幹部にはA級冒険者が5名組まないと倒せないって噂さされるぐらいの実力らしい。

幹部以外にもその上が存在するらしいがその情報は未だに掴めていないらしい。

そしてアロハさんはBランク以上、Aランク未満の冒険者らしい。

Aランクには慣れる実力はあるらしいのだが、昇格試験を受けていないらしい。



僕のステータスが上昇している事。

修業の間、 毎日モンスターを倒したりしてレベルが上がったり、 ポイントの振り分けもしたのでソコソコ強くなっていると思う。

名前 ラカ

年齢 15才

種族 妖狐

LV 28

HP 1100

MP 940

力 350(+35)

防御力 170(+390)

素早さ 250(+750)

賢さ 169

運 47

Point 0


スキル

アクティブスキル

雷魔法 LV2

治癒魔法 LV2

生活魔法 LV7

魔眼 LV1

隠蔽いんぺい LV10

縮地法 LV1

パッシブスキル

身体機能 LV3

鷹の目 LV3

HP自動回復 LV13

MP自動回復 LV13

刀マスタリー LV2


生活魔法の成長速度が速かった。

五右衛門風呂の準備を毎日して、 通常では考えれない程の生活魔法を使ったからだろう。 今後は伸び悩むスキルでもあるが、 それでも使い道を思いついたので使えるスキルでもあるので現状に満足している。


他のスキルも少し成長したが、 微々たる程度だ。


そして2ヶ月の間にシマジロウとも連絡を取り合っていたが、 初めてプレイヤーが見つけたダンジョンの攻略は、 未だに攻略出来ていないらしい。

6階層までは攻略は進んでいるらしいのだが、 そこから先が敵の強さもあり中々上手く進めないらしい。

プレイヤーの平均レベルも上がっており、20〜25ぐらいが今の平均らしい。

分かっている高い人で30になった者もいる。


皆この2ヶ月でこの世界に慣れて来たのかチラホラと始まりの街から拠点を変えている者も出てきているとの事。

シマジロウもナルティアの都に着いたらしく、そこで色々調べものをするらしい。

僕も早くナルティアの都に行きたい。

明日からアロハさんともお別れだ。

今まで色々扱き使われたがいい人だったと思う。

今日は寝て明日に備えよう。



朝日が昇ると同時に目が覚め、 アロハさんを起こし、 出発する前にお礼を言う。


「この2ヶ月間、 ありがとうございました」


深々と頭を下げる。


「おぅ。 まぁ黒の組織を滅ぼすなどあまり考えるなよ。

命あってなんだから死に急ぐな。

もし本当に成し遂げたいなら信頼出来る仲間を集めるこった。

まぁ人生は楽しんでなんぼだからもっと楽しんだらいいんだからな。

それじゃぁ元気でな」


「それでは失礼します」


ラビホに向けて歩き出し後ろを振り返ると手を振って、 見送ってくれていた。

そこでも一礼し、 もぅ後ろを振り向かず前に歩き出す。



森から歩いて何時間か立ち、グリグリズリーに遭遇したりオーウルフ (紫色の狼) やウッキーモンキー (手が長い猿) が現れたが問題無く倒せた。

森を歩き出し、気づけば陽が落ちそうな時に、 やっと森から抜けれそうだ。

少し早歩きになって森からようやく抜け出せた。


ラビホまでの道のりは、 ここを真っ直ぐ歩いていれば道が現れるらしく、 それに沿って行けば無事に着くらしい。

道を探しながら周辺を見渡すがモンスターは見当たらないな。

そうと分かれば、 走って道を探す事にした。

道を探すのに時間が掛からず、 すぐに道を見つけた。


ステータスって凄いなぁ。

地球ではこんなに早くも走れないのになぁ。


そんな事を考えずに道を歩いていたら、 鷹の目スキルで視力を強化した視界に移る景色は町を思わせる、 木で作ったであろう門が見える。

門の周辺には町を囲っているであろう壁は、 木の板で作られ門よりは低いが高さは結構あるんだろう。 よく作れたなぁっと感心してしまう程だ。

更に歩く。

町に近づくにつれ、 門に人が2名立って見張りをしているであろう門番がいる。

そこに手を上げ振れば、 門番達も手を振り返すのが分かる。

きっといい人達なのだろう。

門に辿り着き門番にギルドカードを見せ


「ようこそラビホへ」


門が開き、 ラビホの町へ足を踏み入れる。


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