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『遠い星の話』  作者: 五木史人
5章
81/251

1話 無表情のまま・・・

『西都・サマルカンド』


正午過ぎ、戒厳令の解かれたサマルカンドは、


再びデモ隊が蜂起し始めた。



内務省サマルカンド支局公安局の大型モニターには、


サマルカンド州全域の民衆蜂起状況が、映し出された。


デモ隊は表面上『人類に似た生命体の追放反対』を訴えてはいるが、


本質的には評議会に押し付けられた、


『5000年に及ぶ停滞』に対する反感がある事は、


誰の目にも明らかだった。



5000年前、人類は進化を急いだ挙句、滅亡に至った。



人類滅亡後、政権を握ったアンドロイド評議会は、


滅亡を防ぐべく停滞政策を推し進めた。


サマルカンド各所で起こった民衆蜂起は、


鎮圧に当たった装甲騎兵に押され、


ハミルの目論見通り、鉱物資源企業団公社ビルへと向かっていた。





「所詮、烏合の衆か・・・。」


昼下がりの静まり返った自身の執務室で、ハミルは失笑した。



ハミルの副官のリカは、


失笑するハミルを無表情のまま見つめた。



直通回線から、

「鉱物資源企業団公社ビルに、


アレム神父か匿われている可能性があります。」

と連絡が入った。



「了解した。」



ハミルは、自らの手柄の予感に、身震いがした。


機械でも身震いはするらしい。ハミルは自嘲した。



リカは、自嘲するハミルを無表情のまま見つめた。



「α部隊で、直接鉱物資源企業団公社ビルを押さえる。


リカは、ここで指揮を頼む。私はα部隊を直接指揮を取る。」



「了解しました」



ハミルはリカの返事を確認すると、


静かな足取りで精鋭α部隊が待つ警備局へと向かった。



リカは、ハミルの後姿を、無表情のまま見送った。





『首都郊外・地下鉄遺跡』


ソフィーは参謀の青いレンズが、知的に見えた。



参謀を見つめるソフィーを、デュ―カは見つめ、


その様子を銀髪のアンドロイドは見つめた。



そんな中、参謀は説明を続けた。



「偵察の結果、この地下鉄坑道は、


サマルカンド郊外まで3線、繋がっている事が、


確認されました。我々はアローン兵を3隊に分け、


この地下鉄坑道3線を使いサマルカンドへ接近します。」



ソフィーは、デューカとチラッと視線を合わせた後、参謀に質問した。

「現在のサマルカンドの状況は?」


「昼過ぎから、民衆蜂起が再発している模様です。


サマルカンド防衛の主力の装甲騎兵は鎮圧に追われ、


我々は空軍の警戒さえ抜ければ、


鉱物資源企業団公社ビルには、難なく辿り着けるでしょう。」


「何か言いたい事は?」

ソフィーは、銀髪を見て言った。



「別に・・・無い」


デューカは、無表情のまま銀髪を見た。


銀髪のアンドロイドも、無表情のままデューカを見た。



そんな中、参謀の青い視野レンズは、


何故だが解らないが笑っていた。





つづく


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