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『遠い星の話』  作者: 五木史人
2章 退化する世界の中で・・・
34/251

14話 記憶の中で、何万回と再生した・・・


数千年前、デューカは人としての人生を終えた。



デューカが人間として死を迎えようとしている時、


その臨終の席には、まだ人間だった頃のソフィーが、


デューカの手をしっかりと握っていた。



デューカの手を握るソフィーの手は、暖かくそして柔らかかった。



数千年の間、


デューカの記憶は何百回の更新と、バックアップの結果、


人間だった頃の記憶は途切れ途切れになっていたが、


その時のソフィーの手の温もりは、消えることは無かった。



デューカの死後、ソフィーも人間としての死を迎えた。

その時は、機械となったデューカが、ソフィーの死を見取った。


ソフィーの命はソフィー体から、少しずつ遠ざかって行き、


ソフィーは人間として死んだ。




人間時代のソフィーとの思い出を、


デューカは記憶の中で、何万回と再生した。



古いレコードを何回も聞き返すように・・・


ソフィーとの思い出は、世紀の名曲に匹敵する程、


素晴らしい記録だった。



「あの時、俺達は何もかも終わってしまったのではないか?

だとしたら今の俺達は何だ?」とデューカか1人思考に耽っていると、



人間だった頃と同じ音質でソフィーが

「デューカ!作戦会議中だよ!ちゃんと聞いて。」

と言った。



デューカは、ニヤケそうになった。





つづく



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