表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『数億光年離れた遠い星の話』  作者: 健野屋文乃
2章 退化する世界の中で・・・

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

28/259

8話 美しい生き様、そして死に様・・・。


銀髪のアンドロイドが運転する、鉱物資源運搬用のトラックは、


静かな森を駆け抜けるように走っていた。




「正義の名の下に、正義を実行する。甘美な言葉だとは思いませんか?」

とコーリーはアレムに言った。



アレムは「何を言うか?」と言う目でコーリーを見ただけで、何も答えなかった。



「ほとんどのまともな民衆は、


正義の名の下に、正義を実行したがっています。

しかし、彼らにはその力も勇気も、


そして、正義と言う名も彼らには与えられてはいません。

そんな彼らを動かすなんて事は、簡単な事でした。

私は彼らに不足している、


力と正義、簡単に言うと武器と創造主人類という名の正義を与えた。

それらを手に入れた彼らは、日常ではありえない、


破壊行為を何のためらいも無くこなしてくれました。


その表情はまるで自分達に酔いしれているかの様でした。


見ものでしたよ。」



コーリーは満足げに笑った。



そのコーリーを記憶装置の奥で失笑しながらアレムは、


「あなたは何をしようとしているのですか?」


「私はあなたと同じ、あの人類に似た生命体を、


この星から追放させたくないだけです。」

とまじめな表情で答えた。

しかし、アレムにはまじめに答えているようには見えなかった。



アレムの視線を無視してコーリーは続けた

「発電所が爆破された以上、電力を使っての交渉が出来なくなりました。


今は、新たな策を考えましょう。」


「あの者達はどうするのです?。」


「あの者達・・・ですか。


それについても新たな策を考えましょう。」




カラーライズで、


突如テロリストになってしまった反政府組織サインの幹部たちは、

戸惑い、そして途方にくれていた。



「俺達は正しかったのか?」

そんな幹部たちの思考とは違い、


ソフィーだけは自身の行為に酔いしれていた。


「美しい生き様、そして死に様・・・。」




つづく


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ