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『遠い星の話』  作者: 五木史人
13章 ビフィズス菌の思惑
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9話 ビフィズス菌入りチーズケーキ

「めっちゃ美味しいチーズケーキみたいだったよ」


錬が沙羅に薦めたが、あゆみは、


「沙羅!ちょっと待った!」


沙羅の手に飛びついた。




「えっ?」


沙羅は飛びついたあゆみを、抱きかかえた。


「えっじゃねーよ!錬はともかく、まだ安全性は確認出来てない!」




知佳は呆れ、


「機械猫ちゃんさ~君は用心深すぎるんだよ。僕たちは善玉菌だよ。善なんだよ!完全なる善な存在と言って良い」


「この宇宙で完全な善など存在するか!」


「言い方が悪かったよ。ビフィズス菌は人類の完全ある味方。これは譲れないよ」


「証明して見せろよ!」


「あの錬くんじゃ証明にならない?」


「余計怪しいわ。少なくともお前らは人間の脳へ関与できるって事だろ?」


「そうだけれども」





あゆみを抱きしめている沙羅は、あゆみを抱きしめると、


「でもね、あゆみくん。これを食べないともう食べる物が残ってないの」


「・・・」





知佳は一回ターンをすると、


「そういう事だよ、機械猫のあゆみくん」


と勝ち誇った。




「そう言う事です。あゆみくん」


参謀兵も仕方なく同意した。


「恐怖のアローン兵に【あゆみくん】言われるのは恐いわ」




「とりあえず決まりかな?」


知佳の言葉に、あゆみは、


「ただ、こいつらに何かあったら絶対に許さないからな!」


「ご安心下さい。あゆみくん」


「【あゆみくん】言うな!」





「じゃあ早速、子どもたちも起こさないと」


沙羅はそう言うと、睡眠室へと走って行った。




「えっ何?何?わたし記憶が飛んでた?」


知佳から憑依がとれたらしい。






つづく

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