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『遠い星の話』  作者: 五木史人
13章 ビフィズス菌の思惑
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7話 未知の食べ物との遭遇


それは、雲の様な龍の様なビフィズス菌生命体。


問題はそれが知能を持っていると言う事。


沙羅と錬は、外のビフィスズ菌生命体を見つめていた。




あゆみは、少しか弱く見えた人類に代わって、


「あなた方は、この知佳とか言う人類の小娘の意識を乗っ取っている。それは人類の意識を乗っ取る能力が、あなた方にあるって事だろ?」




ビフィズス菌生命体に、憑依されている知佳は、


「この娘に関しては可能だ。それはこの娘の憑依体質によるもので、そちらの人類の意識を乗っ取る事は出来ない。これに関しては信じてもらうしかない」




あゆみは沙羅と錬に視線を送った。沙羅に関してはまだ考えていたが、錬は何か考えてそうには見えなかった。




「ビフィズス菌如きを買いかぶり過ぎた」


と知佳は言うのだが、外の龍神の様ななりは、如きと言うには芸術的凄すぎた。




数分の沈黙の後、錬が口を開いた。


「どちらにせよお腹空いた・・・よね」


と沙羅に同意を求める視線を送った。




あゆみはすかさず


「錬!お前さ~状況解ってる?」


「人は機械と違ってお腹空くんだよ!」


「そりゃそうだけど・・・」


あゆみは呆れると、知佳に、


「本当に食べても影響はないのか?」


「影響はないとは言ってない」


「あっ!」


「まあまあ説明しよう。この宇宙にはビフィズス菌は1億種類以上いる。我々はその一種に過ぎない。我々の目的は、我々の繁栄だけだ。そして我々は圧倒的な善玉菌であり、人類にある種の進化をもたらす存在だとだけ言っておこう」


「ある種の進化とは?」


「さあそれは食べて見ないと解らない」


「えっ!」




そんな最中、錬はそのチーズの様な物を口に運んだ。




「錬!お前!まだ!話してる途中だろうが!」


「これ!めっちゃ美味しい!めっちゃ濃厚なチーズじゃん!」





つづく

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