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『遠い星の話』  作者: 五木史人
12章 巨大惑星と原色の恐竜たち
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5話 最前線

「あの人類の宇宙船には、アローン兵が乗ってるって噂知ってるか?」


スタージョンの声に、アヤカが、


「えっ?アローン兵が乗ってるだと?」


「正確とは言えない情報で、まあ都市伝説レベルの・・・」




スタージョンが答えた後、無線の声はノイズでかき消された。




>あれにアローン兵が乗ってのか?!


>・・・早く言えよ!


>最前線にそんな情報が回って来ないとは!


>人類を捕らえるだけの簡単な仕事じゃなかったのかよ!




>アローン兵が乗り込んでるとすると・・・何か仕掛けて来るか?


>ヤバいな


>どうしよう


>竜族戦争の英雄の系譜か


>いっそ撃墜してしまえば楽だが・・


>さすがに直接対峙では、勝ち目はない。




       


     


       ☆彡






ノイズ交じりだが、追手の人型兵器は確認できた。




沙羅の隣が、可愛い少年の錬から、機械の参謀兵に変わった。


味方とは言え、心が警戒しているのが解る。




最強のアンドロイド兵だけあって、独特の威圧感は消えない。


それでも、


「何か策があるの?」


と尋ねた。




「あれをご覧ください」


とブリッジのノイズ交じりのスクリーンを指した。




惑星ヌードルの巨大大陸が見えた。


海はとてつもなく青く、文明に適さない惑星なだかあって、ごつごつした巨大な山脈が聳えいていた。




スクリーンに1つの山が映し出された。




「活火山?」


「そうです」




沙羅は嫌な予感がした。




「まさか?」


「まさかです」




人類を乗せた宇宙船の前方には活火山。


そして宇宙船を包囲するように、巨大人型兵器。




「まさか?」


「まさかです」





つづく

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