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『遠い星の話』  作者: 五木史人
12章 巨大惑星と原色の恐竜たち
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4話 大気圏突入

「人類のこまったちゃんたちは、惑星ヌードルに降下するみたいですよ」


スタージョンの声に、アヤカは、


「だろうな・・・しかし、惑星ヌードルに何かあるのか?」


「まさか、あの人類ですよ」




巨大な惑星ヌードルが、近づいて来た。


巨大な人型兵器ケントリアに乗っているのに、自分が小さく思えてくる。




惑星ヌードルは、激しい活火山の惑星で、機械のアンドロイドと言え、リスクがあり過ぎて、いまだ正確な地形すら解らない。


何より地形が良く変わるのだ。




「大気圏突入後、人類を確保する」


アヤカは命じた。




   


      ☆彡






「何が見えるの?」


沙羅の問いに参謀兵は「ちょっと待って下さい」と手で伝えた。




参謀兵は何かを見ていると言うより、何かを感じていると言った感じで、惑星ヌードルを直視していた。


非公開な傍受機構を備えているのかも知れない。




「明らかに人型兵器が包囲してるよ」


錬の言葉に沙羅もモニターを眺めた。




人型兵器のスピードは、余裕でこの宇宙船より速いのが明らかに解った。




「もう少しで大気圏に入ります」


参謀兵の機械的な声がした後、人間的な声で沙羅が言った。


「あっちも大気圏突入態勢に入ったみたい」




ブリッジのモニターに、ノイズが混じり始めた。


大気圏に突入したのだろう。




「大丈夫です。大気圏突入中は、あちらも手を出してきませんから」


参謀兵の言葉に、沙羅と錬はすこしだけ安心した。




しかし大気圏突入時独特の圧はあった。




そんな中、知佳は、大気圏突入の舞を踊っていた。





モニターのノイズの向こう側で、追手のケントリアとЮ十の熱気を帯びた機体が映っていた。






つづく

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