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『遠い星の話』  作者: 五木史人
11章 ファンファーレが鳴る中
212/251

10話 人類は何を望むのか?



走りながら沙羅は、胸に抱いているあゆみに聞いた。


「君たちも行くの?」



あゆみは、考えた。


>秘密結社サインが、やるべきことは、この人類を守る事。


>でも守って・・どうするんだ?



>機械生命体たるアンドロイドたちは、人類の到来に歓喜した。


>そして、1部のアンドロイドたちは、その人類を守りたいと思った。



>元人類だったアンドロイドたちの気持ちは解る。



>っで?


>この人類たちは何を望むのか?


>ただの難民?


>ただの難民に、苔やイルカに時計の惑星が、関わるか?


>もっと大きな流れの中の1つじゃないのか?



あゆみは沙羅を見上げた。



『人類は何を望むのか?』


「ん?」


沙羅はどうしたの?って目であゆみを見た。



>可愛い♪


>あっ、俺声が出ないんだった。


>基地だと修理できるけど・・・



沙羅とあゆみは見つめ合った。


時間にして1秒未満だったけど、あゆみはしあわせだった。


でも、それでもあゆみは再び思考に耽った。



>しかし、秘密結社サインの中枢には、何か考えがあるのか?


>あのネズミは何か知ってるのか?


>解らない事だらけだ。


>あのネズミ、重要な事は何も話さない。


>どうしたものか?



沙羅の胸に抱き着いているあゆみは、沙羅の顔を見上げた。



>優しい顔立ちだ。


>まあ、でもこの優しい身体の人類から離れたくはないわな。



>バイカルはすでに走り始めているし、問題ないだろう。


>新しい冒険の始まりだぜ♪



あゆみは、沙羅の顔を見上げ、頷いた。



あゆみの回答に、沙羅は優しく微笑んでくれた。



>上々だ!




つづく


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