5話 あたいはシュガーコート♪
「あたいはシュガーコート♪あたいはシュガーコート♪あたいはシュガーコート♪」
運転しながら砂糖さんがずっと、自作の歌を歌っているのだが、
ずっと「あたいはシュガーコート♪」これだけだ。
微妙に音程は変えているが、作詞能力はないらしい。
そんな歌を聞いてるうちに、潮の香りが香りがしてきた。
「良いな潮の香り♪」
ペガサス号の修理の手を止めアルバムさんが、言った。
アンドロイドの中には、臭覚を捨てた奴らもいるけど、あゆみもバイカルもアルバムさんも、捨ててない派だ。
残念ながら、砂糖さんはその機能が付いてないはずだ。
『海こそ生命の源だ』
バイカルは小声で囁いた。
「そうだな」
あゆみはネズミと白虎に相槌をうった。
久しぶりに見る青い海は爽快だ。
この惑星の陸上生物は絶滅したが、海にはまだ生き物が生を楽しんでいた。
『見て見ろ!なんかいるぞ!』
バイカルの指差す方角をみると、海に黒い生き物が泳いでいた。
「イルカかな?」
博学のアルバムさんは答えた。
あゆみもバイカルもアルバムは、自慢のズーム機能でイルカを見た。
『イルカに何か乗ってないか?』
「ズームでも解るあの安物感は!」
「あれは、あたいの姉貴だああああああああ!」
『猫を抱えてるぞ!』
「早く掴まえないと、沖に行ってしまう!」
つづく
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機械の猫たち
【あゆみ】元人間のカラカルの機械猫。自称エースパイロット。
【バイカル】人見知りの激しい虎型アンドロイド。
機械のネズミ
【アルバム】機械猫より賢そうだが、本体の記憶容量は少な目。
【ペガサス号】アルバムさんの大切な乗り物。
人型アンドロイド
【砂糖さん】シュガーコート177。あゆみとバイカルが買ったアンドロイド。
【シュガーコート001】もっともお手頃なお値段のアンドロイド。
【ソフィー】後の世の英雄のアンドロイド
【デューカ】ソフィーの相方
【猫】黒猫と白猫