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『遠い星の話』  作者: 五木史人
7章 電光石火作戦
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9話 太陽系ヘリオポーズ

『太陽系ヘリオポーズ』


ヘリオポーズ、太陽系と外宇宙の境界線意味する場所。


太陽風が、太陽系外宇宙の星間物質や銀河系の磁場と衝突して混ざり合う境界面。


この時代、ヘリオポーズの境界線が、この太陽系連邦の統治領域と見なされていた。


太陽系辺境地帯独特の、物悲しさが漂う地帯で、ヘリオポーズ警備隊は、境界線のすぐ外に光り輝く飛行物体を、監視していた。




「100時間前より、数が増えてます」


アンドロイドの警備隊員はアンドロイドの隊長に言った。



「我々を挑発しているのか」




11個の光は、暗黒のヘリオポーズ地帯の境界線ギリギリを飛び回っていた。



「あの程度の動きなら、すぐに撃破して見せられます」



「議長から、手を出すなとキツイ命令があったばかりだ。

手を出したら、竜族にやられる前に、親衛隊に即刻、消去される。

止めとけ。」



11個の光は、動きを止めると、外宇宙方向から一際大きな母船宇宙船が現れ、境界線のヘリオポーズを超え始めた。


警備隊員は、素早く攻撃体勢に入った。



「待て!外交信号だ。」


隊長は制止すると、


「あの母船に、歓迎信号を送れ。


一切、歓迎なんかしちゃいないがね。」




緊張感に包まれていた隊員の間で笑いが起こった。


光る母船と11個の光は、ゆっくりと警備隊機の前を惑星ハデスに向かって進み始めた。


その光景を見ながら警備隊員は


「竜族の目的は、逃げた人類の引渡し要求だと噂で聞きましたが?」


「それは口実にすぎん・・・いずれこの太陽系に攻め込む気だ。」


「と言う事は、真っ先にやられるのは我々と言うことですね。」


最前線の隊員は苦笑し、


「しかし、竜族がこれだけの艦隊を送ってくると言う事は、あの人類は、何かやらかしたんでしょうか?」


「さあな」



つづく




いつも読んで頂き、ありがとうございます。


毎週、日曜日更新でございます。ヾ(*゜∀゜*)ノキャッキャッ♪

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