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『遠い星の話』  作者: 五木史人
1章 黄昏の始まり
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13話 議長の右腕

評議会議長室で、評議会議長は、


取り外され解体されていく自らの腕を見ていた。



「特注品だが、治せそうか?」


技師は、何とも言えない表情で



「電気系統の異常とは思えません。」



「と言うと?」


「マイクロチップレベルの異常かと思われます。


これ以上は製造メーカーの範疇になります。


とりあえず市販品ですが、代わりの腕をお持ちしました。


お付けになられますか?」



「頼む。」



議長と技師のやり取りを、


内務大臣と特殊部隊隊長ハミルは、


直立不動の姿勢で見つめていた。



議長は内務大臣と特殊部隊隊長ハミルを一瞥すると



「よくも上物のえさ、台無しにしてくれたな。


この落とし前どう付けてくれる?」


内務大臣と特殊部隊隊長はなんの言葉も出なかった。



「腕の装着完了しました」



「やはり安物はなじまんな。」



議長は取り付けられた腕を動かしながら言った。



そして、内務大臣と特殊部隊隊長ハミルをにらみつけた。



「お前らが市販品の安物では無い事を、証明して見せろ。


さもないとすぐにでも、記憶ごとスクラップ行きだ。」




つづく


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