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『数億光年離れた遠い星の話』  作者: 健野屋文乃
6章 少女の生真面目さと・・・

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19話 赤い太陽と青い惑星

『首都郊外・地下鉄遺跡』



(優先順位2)は、


さきまで、(優先順位1)が座っていたオープンカフェ仕様の椅子に腰掛けると、地下鉄遺跡各所に派遣したアローン兵から送られてくる映像を、自らの思考回路に映し出した。


遺跡の地下には、惑星各地から繋がる15の路線が、この駅に乗り入れていたらしく、地下鉄構内は複雑な迷路の様に混み入っていた。



地下鉄構内各所に、厳重な扉がいくつも設置されていた。


「シェルター?」


(優先順位2)は思考回路の中で呟いた。


地下鉄が地下シェルターを兼ねている事は、別段珍しい事ではなかった。


「これだけ厳重なシェルターを作っても、人類は滅亡を免れなかったわけか」


(優先順位2)は、声に出して言った。


静まり返った地下鉄構内に、優先順位2の声が響いた。

自分の声に、ちょっとテンションの上がった優先順位2は、


「私はアローン兵の参謀です!」


と、誰もいない地下鉄構内で自己紹介をしてみた。

もちろん何も反応する者はいなかった。



崩れ去った吹き抜けから、人類を滅亡に追い込んだ赤い太陽の光が薄暗い地下鉄遺跡構内を照らしていた。





『宇宙ステーション・アントン・宇宙港内』



宇宙ステーション・アントン管制室から、銃撃のものと思われる閃光が飛び散り何かが爆発を起こした。


子ども達は、不安げに沙羅に寄り添った。


沙羅は子ども達を抱き寄せると、外の様子をじっと伺った。


閉じられていた宇宙港の出入り口が開いた。


宇宙港のコンテナ搬入口から鷲の紋章をつけた、2機のレッドイーグル隊が窓の外から、宇宙港の出入り口を指し示し、宇宙へ出るように沙羅に合図をした。


開かれた宇宙港のドアの向こうに、暗黒の中に光る巨大な青い惑星が見えた。


「大丈夫よ」


沙羅は自分に言い聞かせるように、子どもたちに言った。



そんな状況下で、知佳はムーンウォークで宇宙船ブリッジを彷徨い、錬はゲームの中で乙女に恋をしてにやけていた。



「こいつら何なん?」


子どもたちの問いに沙羅は、


「何なんでしょう」




つづく








【予備の参謀兵タイプの機械兵(優先順位2)】


青い視野レンズの参謀兵(優先順位1)の予備の参謀機械兵

プログラム上(優先順位1)の命令には、逆らえない仕様になっている。



【人類たち】


沙羅サラ14歳

錬 (レン)13歳

知佳チカ12歳




【宇宙ステーション・アントンのクルー】


ケイ    管理官

ヤーシャ  ケイの側近



レッドイーグル隊 鷲の紋章を付けた精鋭



【レッドイーグル隊】


原理主義的な思想を持つ、エリートアンドロイド部隊。


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