話し合い
ケイ「シュウがそんなことするはずがない。」
認めたくないそんなことは。
生徒会長「未来予知で起きたことは近いうちに絶対起きちゃうんだよね。気持ちはわからなくもないけど。だからね君には協力してほしいんだ。もしかしたら君が説得してくれれば起きないかもしれないし、もし仮に起きたとしてもすぐに対処できるから。」
協力ってなにを協力すればいいんだよ。
絶対に起きるって言いながら起きないかもしれないなんてそんな無責任なことがあってたまるか。
キャシー「けどこの人まだRave使いこなせてないよ。偶然さっき一回できただけだったし。」
Rave朝も言ってたけどなんなんだよ。
今日は色々と起きすぎてもう頭がパンクしそうだ。
ケイ「うちのクラスメイトが今日は起きないのと、当日起きる際は連絡してくれるそうなので今日は少し休ませてくださると嬉しいです。その今日は色々ありすぎて疲れました。」
今日は早く寝たい気分だ。
生徒会長「そうだね。わかったよ。もし当日起きることになったのを知ったらすぐに連絡してほしい。それまではどう対処するか考えておくね。」
キャシー「それまでにRaveを使いこなせもらうとありがたいなあ」
キャシーはどうやらRaveにやたらこだわってるみたいだった。
ケイ「そのRaveてのは一体なんなんですか。」
わかれば僕だって使いこなせるかもしれない。
取説なしでやれって言われたってできるわけないじゃないか。
生徒会長「Raveは簡単に言えば想いの具現化だね。世間では呪文と呼ばれているけど、今の考え方の人じゃ絶対に使うことはできないけど、まだ夢をあきらめてない人や人生の道に対して抵抗力の強い人の一部のが目覚める力なんだ。」
キャシー「つまり、願いは叶う!願いを込めてRaveって唱えるのだ!」
願いを唱える..だと..
思ったこともなかったそんな夢物語が実現するなんて
僕は一度深呼吸し目を閉じた。
キャシー「お、さっそくやる気だねぇ。僕はできると信じてるよ。」
夢か、そんなのとっくの昔に諦めてた。
けど今なら実現するかもしれない
ならそのチャンスに賭けるしか他ない
今こそ実現せよ
ケイを目を開いて唱えた
ケイ「Rave」