異世界?とーちゃんどこにいんの?の没なお話2
なぎさの暗黒面解放編です…
目が覚めたら、真っ暗だった。真夜中だから?今何時だろ?携帯見ようとしたら、ん?私もしやなんか被せられてる?どういう状況なんだろ?見えないけどある程度はわかる。
『エリちゃーん何があったのー?』
反応なし。寝てるのか、ならいいや。んー、どうやら車かな、に乗せられて、見知った存在が感じられる。美緒ちゃんと吉田君…運転してる感じがない…ふむ、どうやら拉致されたのかな。環七で暴れたもんなあ、まあそれはしょうがないけど、美緒ちゃんと吉田君は巻き込まれた感じかな?まずは美緒ちゃんと吉田君をどうにかしようか。袋っぽい何かを被せられてるのでとりあえずそれをつかんで消す。破るとか斬るとかじゃなくて、消した。視界に入ったのは、ぱっと見で特に何もなさそうな美緒ちゃんと吉田君。とその他チンピラ系のバカ4人。ただし美緒ちゃんの服を脱がそうとしていたので即頭潰して殺した。状況が把握できないけど美緒ちゃんに手をかけてる時点で生かす価値ないわ。あーあ、美緒ちゃんが血まみれじゃん。私のせいか!ごめん美緒ちゃん!とりあえず美緒ちゃんを起こすか。
「美緒ちゃん、起きてー、寝てる場合じゃないよー、多分だけど」
声をかけるには間抜けな言い方だな。先に吉田君起こそうか。
「吉田君、大丈夫かー?」
「は、はい!僕は大丈夫です!」
がばっと起き上がって私を見て一言。
「あれ、エリちゃん?え?真っ暗!」
「なぎさだよー。なんでこういう状態になってるか話せるかな?」
んで買い物帰りに拉致されたという話が始まった。エリちゃんは眠いからって美緒ちゃんの車に乗ってすぐに寝ちゃったんだと、その隙に美緒ちゃんの車が襲撃されてこうなった、と。よし、この拉致に関わった奴全て殺そう。今はおそらくトラックの箱の中だね。美緒ちゃんはそのまま寝ててもらおう、吉田君には美緒ちゃんについててもらう事にして、まずは…運転席どっちだ?真っ暗だけどガブリエさんに魔法、魔力の概要と使い方を教わったので、明るくする魔法を出そうと思ったんだけど今は見えないほうがいいか、とにかく存在を感じた方向に向かって拳を振るう、あーでも今やっちゃうとこの車がどこに向かってるのかわかんないまんまになっちゃうのか。状況整理のためにも今はそのままにしとこうかな、ただし殺気はとっても出しておく。運転してるボンクラよ、震えて運転するがいい。
「あ、あの、課長、僕らはどうなるんでしょうか…?」
「ん、あたしに任せときなー。違法な事には違法な事で返す方がいいでしょ?」
「さすが課長!」
「もーそれやめなって言てるのに」
「無理ですっ!!」
声がめっちゃくちゃでかいのよ。吉田君はホント私のことになるとおかしくなるんだよなぁ、新卒二年目だし元気があっていいと思うんだけど、吉田君は別の方向に元気なんだよなぁ。その元気を仕事に向けてくれると嬉しいんだけど、まあ元気があるのはいい事だろう、うん。元気元気うるさいなぁ私は。ここでブレーキがかかって止まった様子。ふむ、遠慮は必要だけどまずは、うーんどこから穴開けようかなぁ、適当に開けるか、と思い拳を突く。私としてはそっとのつもりでもトラックにとっては致命傷だったようで、穴どころか一面吹っ飛んでる。そこから見えたのが、海。海?え?定番のコンクリ詰込み?からの投げ込み?バカなんじゃないかな?こういうの平成初期までの都市伝説じゃなかった?未だにあるのこういうの?
おいなんだ今の音!という声が漏れてきたので確認してみると、うんうん53人いるね、どれもこれも下っ端っぽいなあ、まあ適当に殺すか。あれ?私はなんで全裸なの?いかがわしいことをエリちゃんにした?しようとした?よろしい、ならば皆殺しだ。私ならまだ…それでも許せないな、だからエリちゃんにそういうことをしたしないに関わらず許すことなんかない、ありえないしあってはならない。
「おい、あたしの服どうした?」
「ああ!?勝手に脱いだんじゃねえのか!?それよr」
そいつの頭を潰してから続ける。
「全員脱ぐか殺されるか選択しろ、2秒やる」
そう言い切る前に3人の頭を握り潰して。
「こうなりてえなら脱がなくていいぞ」
右手血まみれの全裸少女が極上の笑みを浮かべる。これもうスプラッタホラーじゃないかなぁ?
その場にいたチンピラ共が血相変えて私に向かってくる。鉄パイプとか拳銃とか持って。せめて撃てよ向かってくんな。美緒ちゃん脱がそうとして、さらにエリちゃんにこんなことした時点で、この拉致を考えたやつ含めて全員確実に殺すことに決めた。カエデ先生が魂から情報を知る、という事をしていたからこいつらの肉体なんかどうでもいい、魂の情報から全容を知った上で、魂を砕く。ふいに、頭の中で血はこう消すのか、とカエデ先生の呪術の一つを「思い出した」のですぐに美緒ちゃんに近づいて施す。よしよし、あれ?アイナさんの傷を消す魔法が「思い浮かんだ」ので早速美緒ちゃんと吉田君にかけた。うんうん、見た目は完全に寝る前と同じになった。まあその後即戻って下っ端が鉄パイプと拳銃で私を攻撃してきてるんだけどすべてを左手の小指だけで弾いてる。ほっといてもいいんだけど、小娘にあしらわれるっていう屈辱感を持ってもらう必要があるからね。音速くらいの速さで戻って吉田君に防御の盾というものを施し美緒ちゃんにも施して、でまた戻る。あいつらには瞬間移動かとか思われるかもしれないけど知るか。
「んで?てめえらはゆっくり殺されてえんだな?」
笑顔を浮かべてゆらりと動き、右足首を握って潰す。49人残ってるのでそれをおよそ0.1秒で、ほとんど同時に感じるかもってくらいの時間でやる。あちこちから絶叫の声が響くけどそんなのは無視だ。
「左足で立てるだろ?立て」
1人のチンピラを見たら、あーあ漏らしてやんの。だったら最初からこういうことすんなよと思うんだけどなぁ。残念ながらやられたのでやり返している、お前らがアクション起こさなきゃこんなことにならなかったのになぁ。
「立たねえなら、まあ適当に砕くか」
1人1人雑に握り雑に潰す。どうせ殺すから雑でいいんだよ。とにかく痛くしないとねー。適当に1人の首を捕まえて地面に叩き伏せる。この加減を間違えると首を握り潰しちゃうし地面に圧死させちゃうから注意が必要なんだよ。んでそのままズリズリ引きずって身体が「半分になって」から海の遠い所にむかって放り投げる。
「てめえら全員こうなるんだが、殺され方にリクエストはあるか?聞くだけなら聞いてやるけど?」
にっこり笑って恐怖心を煽りまくる。相手にすべきじゃない相手って言うのは必ず居るんだ、逆鱗に触れてはいけないって言葉も知ってるはず。知らない奴は知らないまま殺すからあんまり変わりはないんだけど。
「少なくともあたしの身内に手を出した、んでそれに関わったてめえらに容赦する気なんざねえからなァ?」
右手を鮮血で染めて全裸の少女が嗤う。今の世の中では映画ですら観られない光景を目の当たりにしたこいつらが何を思っているのかは、あとで魂を見るからどうでもいい。
「親父の事を話します!!俺はたまたまここにいただけなんですよ!だから!」
「だから?」
「助けてください!俺にはこどもg」
聞くのが面倒だから首根っこ掴んでさっきと同じ事をして、今度はチンピラ共の前に投げ込んで。
「おい、誰かメンソールの煙草持ってねえか」
煙草を吸いたくなった。
「あ、あ、あの、ここここれなら、如何でしょう…」
チンピラが手に持った鉄パイプを落として、震えながらアメスピメンソールを差し出してきた。ラッキーと思いながら箱を取り上げる。1本咥えて、魔法で火をつける。うん、やっぱり紙巻は旨い。エリちゃんのためにもアメスピは持っておいた方がいいかなぁ…?
「なあ、誰の差し金でこうなる事になった?」
殺した後に魂から情報視るので意味はあんまりないんだけど聞いてみた。そしたらまあべーらべら喋りまくるわこの野郎。簡単に言うと、私が環七でやったことへの逆恨み。それを上まで持って行って上が私に関わるやつ全て殺せという事なんだとさ。じゃあ姉ちゃんとかも危ないって事だな、ここから姉ちゃんの家わかるかなぁ…?うん、姉ちゃんの家が俯瞰で視られるね、魔法って便利だなー。今のところ異常はなさそう。私の会社は…問題なさそうだね、一応お母さんも視とくか…こちらも問題なし。それならさっさとこいつらを根絶やしにするか。こいつらが企てたように。同じことを私が先にやる。手始めにここにいるバカ共全員の骨を砕いて四肢を引きちぎり心臓を右手で突き破り海の遠い方向に投げる。魂は心臓と共に砕き切っておく。急に思ったんだけど私を見えなくするとか視覚に訴えかける魔法ってありそうだなぁ、お、できたけどあんまり意味がない。吉田君が慌ててるな。吉田君には言わないとねえ。
「吉田君、秘密にしといてね、美緒ちゃんにもエリちゃんにも、誰にも内緒」
「は、はい!誰にも言いません!そ、それで、課長のお姿は…?」
「だから内緒だってば、あたしが見えない事も含めて内緒だよ?」
「承知しました!」
「んーとね、30分くらいで戻ってくるから、ちょっとここで美緒ちゃん守っててね」
「僕が守ります!!」
うんいいお返事だ。んじゃさくっと狩りますかねぇ、喧嘩売ったらこうなるんだとアピールにもちょうどいいでしょ。魂から見た情報で親玉の顔を見て、そこから魔力全開で位置を割り出してそのツラ見にその場まで転移。いきなり出てきた全裸少女に周りが驚いてるけど、うるさいから黙らせよう。まずは見えてる範囲の半分くらい首を握りつぶして絶命させる。加減が効かなくて千切れたっぽくなっちゃって血がダラダラしてるけど今はそれもまた恐怖心煽る材料だからそのまま。次に出てきたチンピラの左肩を握り潰して失神させてっと。まあこいつらも確実に殺すから今は放っておこう。壁があるけどそれは拳で砕く。壁が崩れてなんか20人くらいいるんだけどそいつらも手あたり次第掴んで潰す。生きてたとしても二度と戻らない形になるだろうねぇ。生かす気は微塵もない。声がどんどん増えていく。拳銃の玉っぽいものがこっちに向かってくるけどこれは反射すべきかそのままにしておくべきか?悩んでるうちに私の身体へ当たったり別のところに当たったりしてるけど、よし、ここからは掴むか。
「おい、今あたしに何をした?」
「こ、こいつなんなんだ!?」
「なんなんだとはひでえな、てめえらが狙って来たんだろうが」
「んだとォ!?」
今のところ全裸のままなんだけど、こいつらはこの場で殺すしだったら誰にも見られてないのと変わんないよねえ。なんて思ったんだ、随所に監視カメラがあることを発見。うーん、カメラに写ってるのを見られるのはまずいなぁ。カメラ壊しても録画はされてるし、元は辿れるかな?と思って頭の中のカエデ先生を検索したらこんな魔法もあるのかと気づいて転移。その場では全裸少女がいきなり消えて物々しい捜索が始まったんだけど、私はそれほど離れていない別室に転移しただけ。カメラの録画元を発見したので塵にすることを最優先させて、改めて見てたそいつらの首を握りつぶす。これ握力ゴリラさんより強いんじゃないかな?ゴリラさん300kgくらいだったような気がするけど、実際それよりも、いやもうこれはトンとかそれ以上くらいじゃないかな?機械を塵にしたことを確認してさっきのところに戻る。これで完全にこの建物は壊しちゃってもいいよね。
「よしてめえらに警告をしてやるからありがたく聞け」
「何ほざいてやがるk」
話を聞かない奴の首を今度は右手で斬る。いやー素手なのに切れ味凄いねー。エリちゃんの身体能力明日測るんだけどどういう結果になるんだろ?
「聞かねえとこうなるんだが、聞くか?聞かねえか?」
一同が固まってる。まあ信じられないよね、なんか喋ってて言い切る前に小娘に素手で殺されちゃうんだもん。
「1回だけ言ってやるが、まずてめえらは全員確実に殺す。理由はあたしの身内に手を出したからだ」
喉を鳴らして唾を飲んでる。さてちゃんと聞いてるのかねえ?
「あたしは環七のあそこで5億用意しろと言ったはずだが。それは当然聞いてるよなァ?」
返事はない。完全に蛇に睨まれた蛙。なのでちょっと話を聞かせるために敢えて建物の一部を拳で破壊してから声をかける。
「このとおり、あたしは怒りを見せてるんだけどなァ、てめえらあたしを舐めてんだろ?小娘如きがってよぉ?」
もう一撃建物に右拳を当てて崩して続ける。
「その小娘如きにてめえらは長ドス抱えてハジキ飛ばして、それでも小娘如きにあっさり殺されてよぉ?」
右拳を足元に落とし地を割って叫ぶ。
「てめえら喧嘩売った相手間違えたなァ!!さっさと5億用意しろや!!おう、急げゴミ共!!」
とりあえずの締めとしてさっき思い出した呪術をこいつの親玉と思わしきマヌケ面がいる方向に向けて放つ。これがどうやら思ってた以上の上の方まで、というか総本山まで届いちゃった。呪術は危ないからあんまり使わないようにしよう…親玉のマヌケ面が走ってきて、
「申し訳ありませんでした!詫びは必ず!」
「詫びて死ね、できねえならあたしが殺す。金は用意しろよ?てめえら如きいつでも殺せるからよぉ?」
右手を赤く染めてとびっきりの笑みを浮かべる銀髪の小さな悪魔がいる、と裏の世界にとんでもない速さで話が広がっていく事になるんだけど、それはこの時私は知らない。
その場で5億と言う訳にいかないというから。
「マヌケ面晒してるバカな親玉以外を擦り潰した上でてめえ1人で今用意しろっつってんだけどな?マジでやらねえとわかんねえのか?あたしはいつ来るかわかんねえけどっつったが?なんでてめえらの都合に合わせる必要があるんだ?あたしが納得いく答えださなければ今擦り潰すぞ。てめえに拒否だとか待ってほしいとかの言葉を持たせる気はねえんだわ。さっさと準備しろ。あーそうだ、持って帰んの面倒だからてめえらあたしの家まで持ってこい。それと、今すぐ煙草をよこせ。アメスピメンソールだ。ねえなら買ってこい、走れ!!」
と急いで買って来たアメスピの箱を取り封を開けて1本抜き出して、魔法で火をつけて一服。うーん、せめて本数は減らさないとなぁ…エリちゃんへのたまーに、のご褒美で紙巻はアリかなぁ。今日一日よく頑張りましたーって。さて、そろそろ倫理に訴えかけようかな?こいつらもう私が全裸とかも考えられてないみたいだし。さっきの支離滅裂な訴えかけも言葉尻しかとらえられてないみたいだしなー。
「おい、あたしのこの姿見て何とも思わねえのか?」
「ははははは、はいいいいい、たたたたたたいへんうつくs」
ダメだコイツは。プレッシャーかけて黙らせておく。んー、上手くいけば視線で殺せないかな?あ、でもそれは呪術になりそうだ。目で殺すを物理でやるのは何かヤだなあ…でも実験で一回やってみよ。チンピラと目が合ったので実践、あ、爆発した!?これはダメだなぁ、封印しとこう…呪術の実験はこいつらで試しておくかなぁ。後々で役に立つかもしれないし。
「あたし今全裸なんだけど?それについて何も思わねえと?また美しいとかほざこうとしたら爆発させるぞ?」
っていってようやく服が、まあ随分遠いんだけど置かれたのでそれを羽織りましたのです。なんだろう、おそらくヤクザの女、って感じになりそう。鏡見ないとわかんないけど多分そんな感じ。右手血で真っ赤だし全裸に男物のジャケット1枚って変質者じゃん!それか事後情けをかけられてるみたいになってる!うーんエリちゃん寝ててよかったわ…任侠物映画を観るのはやめておくべきかな?下手に憧れられても困るし…
「灰皿どこだ」
と言えば灰皿がまた遠くに用意される。まあしょうがないか。煙草を灰皿に投げ込んでっと。
「メモ」
もう二の句告げる必要ないよね、灰皿の隣にメモ帳が置かれるんだけどさぁ…
「どうやって書くんだ?なぁ、メモだけおいて何をするつもりなんだ?」
と言ってようやくボールペンが震える手で置かれる。瞬間移動並みの速度で灰皿の隣に立ってさらさらっと私の住所を書いて。
「ここに運んで来い、周りに迷惑かけるなよ」
そう残して吉田君の元に戻っていきましたとさ、おしまい、じゃないよー!なに終わらせてんの!吉田君との約束通り30分で戻ってこられたので一安心。
「お、おかえりなさい課長!」
「ただいまー、美緒ちゃんまだ寝てる?」
「はい、まだ寝てます…あの、課長」
「うん、なんか変な事された?」
「僕は男なので殴られる程度で済んだんですけど、川崎さんがもしかしたら…」
「そうだね、吉田君、引き続き秘密でお願いね?」
軽くウインクして大丈夫だよとアピールする、あっ!吉田君倒れちゃった!え?なんで?うーん、まあ死ぬわけじゃなさそうだから、いいか。なんかいい笑顔だし…鼻血出ちゃってるけど…とにかく、美緒ちゃんの記憶ちょっと覗かせてもらうよーごめんね!うん、なるほど?怖い思いだけ、だね。よしよし、その記憶は取り除いちゃって、そうするとじゃあなんでこんなところに?の疑問が出ちゃうから…美緒ちゃんの車の場所はっと…あー警察一杯だなぁ、携帯めちゃめちゃ向けられてるなぁ…しょうがない。まあ怖い思いをしたけど、別に何でもないという事にしておこうか、そうしよう。
「吉田君、大丈夫?」
「は、はい、僕はもう死にます」
「しんじゃダメだよ!」
「はい!!僕は死にません!!」
吉田君のテンションがすごいおかしいけど、深く聞かないほうがよさそうだなぁ。鼻血は拭いとこうね?
「えーとね、ごめんだけどここにいた奴ら車で来てるはずだから、その車で美緒ちゃん送ってあげて。車はそこらへんに捨てちゃっていいや、でもなるべく交通の迷惑にならないようにお願いね?」
「承知しました!」
「オーケー、よろしくね。出来る限り秘密を守ってね、無理そうなら話しちゃってもいいからそこはあんまり気負わなくて大丈夫。今言わなければ後でばれてもいいだけなんだ、だから今だけ隠しといてね」
「お任せください!」
車と鍵を見つけてエンジンをかけた吉田君に、右手を綺麗にした私の手で抱えて美緒ちゃんを乗せて走っていく。何かあったら私がどうにかする。…ほぉー、まじない、か。じゃああの車に交通安全のおまじないをかけよう。なんでさっきから頭の中にカエデ先生がいるんだろう?脳のグー〇ル先生なのかな?
そのあと3時間経って、私の部屋に38億円という大金が多くのチンピラと共に来た。部屋狭いんだけどなぁ…全員あとで殺すんだけど。ここで殺しちゃうとめんどくさいじゃない、いちいち色々消さなきゃいけないんだもん。エリちゃんの教育にもよろしくない。近所の人が怖がるからさっさと散れ散れ。
その2時間後、とある大きな指定暴力団が1つ根こそぎ物理的に壊滅したというニュースが流れたらしい。相当数死亡して猟奇殺人的でどうやってこうなったのか全く分からないみたいでとても不可思議な事件だと。私は興味ないしへーそっかーとしか思わなかった。だってそれやったの私だもん。エリちゃんも気づいてないし知らぬ存ぜぬでやり過ごすつもり。そうは問屋が卸さない、という言葉を後で知るんだけどね。
いやいや、なぎさくん?君まだ暴れるつもりなの?なぁんでそんなに生き生きとしてるの?鬱憤溜まってる?からのガス抜き?うん、いいよ…この話の中でなら、ここは没ネタだからさぁ…没だからってそんなに嬉々として動かなくてもいいじゃない…?なぎさって暴力的というかあんまり外交的ではないって設定じゃなかったっけ?気のせいなの?ならいいか…