“会いたい、会いたい、君に会いたい” 本当は誰に言ったの?
私の携帯にLINEが入った。
私の彼からだ!
どんな事が書かれていたかというと、、、?
【会いたい、会いたい、君に会いたい】とただ書かれている。
2時間前に私は彼と会って、分かれた後だった。
なにか違和感がある!
本当に、これが! 私に送ってくる内容のLINEだったのかと、、、?
“他の女性に向けて送った内容じゃなかったのか?”
その後、彼氏にLINEの事を訊いてみると......。
『これさ! “本当に私に送ろうと想って書いた内容なの?”』
『えぇ!?』
『今までこんな事、書いてきた事ないじゃん!』
『・・・えぇ!? そ、そうだっけ?』
『そうだよ、“他の女性に向けて書いた内容じゃないわよね?”』
『そ、そんなはずないだろう!』
『“それって? 信じていいんだよね!”』
『・・・も、勿論だよ!』
『良かった、凄く心配だったからさ。』
『そ、そっか、ご、ごめんな、』
『もう心配させないでね。』
『・・・あぁ、』
・・・あの時、彼はああ言ったのに。
彼から、“大事な話があると急に呼び出され別れる事になった。”
『ごめん! “実は、違う女性に送ったモノなんだ!”
ずっと俺が気になってた女の子がいてさ。』
『その子に送ったつもりが私に送ったとか?』
『・・・あぁ、ごめんな、』
『前、言ったよね? わざわざ確認まで私したじゃん!』
『・・・あ、あの時は、素直に言えなかった、ホント、ごめん、』
『もう謝らないでよ、私が惨めになるだけでしょ!』
『ご、ごめん、』
『謝ったって! どうせヨリは戻らないんだよね、じゃあもう謝んないでよ!』
『・・・ごめん、』
『・・・・・・』
結局、私と彼は別れる運命だったのか?
ショックで私はなかなか立ち直れなかった。
彼は、私と彼の共通の友達に後で聞いた話だが、気になっていた女の子と
私と別れた後、直ぐに付き合ったらしい!
・・・こんな事ってあるのかな?
お互い好きで付き合ったはずなのに、気がつけば私だけが彼の事が好きで
彼は他の女性と付き合っている現実。
私はずっと彼が好きだった。
彼と付き合えた時も、“彼に尽くそうと決めていた!”
彼も喜んでいると私は思っていた。
きっと上手くいくと私は信じてやまなかった。
・・・でも? “現実は?”
彼はいつの間にか? 私の事を好きじゃなくなっていた。
他の女性に恋焦がれて、その女の子にときめいていた。
私と居ても、もう感じない感情をその女の子に彼は抱いていた。
カッコ悪いよね。
これって、独りよがりだったのかな?
・・・彼にフラれて1ヶ月。
私は少しずつだが、“失恋”から立ち直ろうとしていた。
“まだ彼が居ない現実を私は受け止められていない!”
それでも、前を向いて歩いていくしかない!
『ねえねえ、ユリ? “今度、飲み会行かない?”』
『えぇ!?』
『イケメンも来るよ!』
『行くー! 今はフリーだしね!』
『そうこなくっちゃ!』
『私だって幸せになりたいんだ!』
『ワタシもなる!』
『“お互い頑張ろうね!”』
『うん!』
私は彼を忘れるために、飲み会に参加する事に決めた!
グジグジしてても、立ち直れやしない!
今の私には、“新しい彼氏を作る事!”
必ず! ゲットしてみせるわ!
最後までお読みいただきありがとうございます。