episode9
よろしくお願いします
秋月家 長女 秋月吹雪
がいた。セミロングの黒髪と女性として完璧なプロポーション。妖艶という言葉がとてもよく似合う顔立ち。二十二歳。独身。スーツ姿ではあるがかなり着崩している。胸元のワイシャツのボタンも外れ、肌が覗くがあまり興味はない。英雄館の設立者であり、英雄館の学園長秋月吹雪がそこにいた。
「いらっしゃい、慶。夏風、ご苦労様。早速で悪いんだけど紅茶を淹れてくれない?いつものでいいから。」
「いつものですね。了解です!」
夏風は元気に返事をし、戸棚から缶を取り出す。
「久しぶりだね、姉さん。四カ月ぶりくらいかな。」
「いつも貴方は勝手にどこかへ行って、、、四カ月もいないのは驚いたわ。それにしても興味は示すものの遠巻きに見てるだけで声をかけるなど接触はせず、、、積極性に欠けるわね。時代かしら(小声)」
「?とりあえず座らせてもらうよ。それに連絡はしてるだろう。」
姉さんは一人でよくわからないことを呟いているのでふと夏風を見てみる。なにやら缶を片手に四苦八苦してる。蓋が開けられないのか。
「貸せ、夏風。」
手を伸ばし夏風から缶を取り上げ蓋を開ける。申し訳なさそうにこちらを見る夏風に開封した缶を渡す。
「湿気が気になるのはわかるが自分で開けられるようにな。」
また読んで頂ければ嬉しいです。




