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episode10

読んでくださりありがとうございます。

また更新しますのでそのときは読んで頂ければ嬉しいです。

整った髪を崩さない程度に夏風の頭を撫でる。

「あ、ありがとうございます、お兄様!」

夏風は笑顔で礼をいい備え付けのシンクへ歩いていく。どんな些細なことにでも相手に感謝を言える身内贔屓かもしれないがとてもいい子である。

「夏風には随分と甘いんじゃない?羨ましいわ。」

突然、姉さんに後ろから手を首に回され耳元で囁かれる。香水をつけているのだろう。仄かなローズの香りがする。

「甘えたいのか?年下に?弟に?」

姉さんに顔だけを向けながら問い掛ける。かなり顔が近い。鼻と鼻がぶつかり合いそうな距離。俺は姉さんの目を直視する。

「私だって働き詰めよ。苦労が多いんだもの。甘えさせてくれてもいいんじゃない?充分にその権利はあるわ。けど...。」

ティーポットに熱湯を入れる夏風を見やり

「とても残念だけど今は止めとくわ。あの子がいるもの。」

「そうか。」

姉さんは拘束をほどき距離を取る。

僕の1話って短いですかね?

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