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繰機師たちの狂騒歌《ジャンプ・ブルース》  作者: 柑橘系プラスチック
シデン編 第1話 薔薇とダイヤモンド 
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03.思惑と罠

「あいつら……!」


 腸が煮えくり返るような思いを、拳を強く握ることで堪えながらシデンは、屋根を飛び移りつつ"あの場所"へと高速で近づいていた。

 小規模ではあるが腐っても街。それなりの広さがある。倍率を上げた視力で光景が見えようと、強化した脚で急いだとしても、最悪の結果までに目標までの距離を走破出来る筈は無かった。つまりシデンがレミーを助けられなかったのは、遅きに失した故の結果と言っても良いのだろう。


 とは言え、仮にあの場で近くに居ようと、正面切って救出に向かうのだけは有り得ないともシデンは考えていた。自分よりも明らかに強い者たちに囲まれて戦闘する、要するに自暴自棄の自殺行為。それでは何だって救えない。血も涙も無い冷血漢と罵られようと、あの場で出て行く訳には行かなかったのだ。


 助けたくても仕方なかったのだと理屈を捏ねて、憤慨する自分を慰めた。苛立っている暇はない。シデンは臍を噛みながらも、自分に必要なことを取捨選択していった。相手を倒す第一の条件として選ばれたのは、街に蔓延る山賊たちの無力化。単純な戦力比を判断の基準とした場合、加勢及び援軍をされてしまえば、薄い勝ち目が更に薄くなるのは確実だ。


 放っておけばどんな非道な行為を働くか分からない奴ら。シデンは殺意を堪えながら、山賊を処理していく。三人、四人、五人……街に居た計七人を闇夜に紛れて制圧した。命を絶たざるを得なかったのはそのうち三人。頬に飛び散った血を拭ったせいか、手の甲は鈍く黒ずんでいる。


 シデンの戦法は『闇討ち』である。音もなく忍び寄り、悟られぬよりも早く、一撃にて仕留める暗き業だ。しかし逆説してしまえば、正攻法では彼らに敵わないと自分自身が認めているのだ。


 殺すことに躊躇(ためら)いは無い。けれど罪を犯している心地はある。

 いかに強靭な精神を有していたとしても、シデンは弱冠十六歳のいち若者に過ぎない。

 少なくない数の敵を倒し、気持ちが多少なりとも落ち着いてくれば、自然と蘇るものがある。

 肉を裂く生々しい実感。嗚咽、血反吐、舞い散る血風。肉袋が地面に叩き付けられる、黒く重い骨の響き。


「くそ……」


 罪悪感からくる吐き気に悪態を吐く。

 山賊に憐れみなど持ち合わせてはいない。ならば何故?

 シデンは気が気でなかった。初めての筈の殺しに手慣れている自分が居るのが。

 まさか、自分は――


「く――はぁっ、はぁっ、ぐっ……」


 いいや、今は考えるな。腹の底に沈んだどす黒い感情に結びつきそうになり、大きく頭を振って思考を戻す。


 冷静に判断した故に揺るぎはないが、懸念はある。

 首領格のあの二人。所作から漂う『乱れ』の微弱さから、先に屠ってきた山賊たちとは比較出来ないほどの強者であることは容易に推察できた。間違いなくかなりの手練れ。

 そしてこの疲弊した身体。短時間での工程破棄多重展開(アクセラレイト・クォーテーション)を選択してしまった己の浅はかさを呪うしかないが、そも最善手というのは秒単位で目まぐるしく変化するものだ。時を巻き戻すことができるのは神だけだ。後ろを向くより前に進まなければ。


 レミーを攫った長身の男を追うのは難しいことでは無いだろう。魔法か何かで痕跡を消されているだろうが、自然と同調して感覚を研ぎ澄ませれば恐らくは何とかなる。

 走るのは止めぬまま思考を回し、視界に留め続けているものを観察する。軽薄そうな男は気怠そうに姿勢を崩し、動く気配はない。


 これはまたとない好機――。距離はもう既に至近と言っても過言ではない。相手が遠視系の魔法を使っていないとは限らない為だ。衝撃と音を緩和させつつ屋根から降り、物影を縫って目標地まで向かっていく。




 街の人々が囚われているのは、この街の象徴と名高い、白亜の女神像を中央に据えた、豪奢な石造りの泉が美しいメッザニア広場だ。

 平時であれば大勢の市民が憩う、穏やかで風情のある場所だが、今はその面影すらない。広場だと言うのに狭苦しく肩身を寄せ合いながら、いつ殺されるとも知れない恐怖に人々は慄いている。


「必ず……助ける。今度こそは(・・・・・)零さない……!」


 自分で呟いた言葉に矛盾や既視感など一切感じずに、ただシデンは目標に向かってひた走る。

 ここから一歩先に広場がある。シデンは物陰に隠れて相手の出方を窺った。

 動く様子はまだ、ない。それならば次の一手を模索すべきだ。


「《活剄(かっけい)()メ――》」


 敵を視界に収めつつ、魔法の効果を一度切断して、体内の魔力を調整していく。

 肉体活性系魔法は、一度使えば魔力の続く限り持続する。だがそれは、魔法行使中は常に魔力を消費するということでもある。必要な時に魔法を使うこと、それが戦闘における常道とされていた。


 魔法は大きく分けて二つに分類される。大局的か、局所的か。この二つに様々な体系が包括されている。

 シデンが使っていたのは、人体作用系に分類される極めて局所的な魔法である。局所的な魔法は前述した通り大小はあれど、魔法を管理するための魔力を流し続けることで成立するものばかりである。欠点は魔力消費が継続されてしまうことだが、無論そればかりではない。利点の最たる部分は扱いやすさ。発動するのに制約が必要無いものが大多数を占め、容易に行使、維持が出来る点が挙げられるだろう。

 対して大局的な魔法は使用する際に莫大な魔力が必要なくらいで、維持コストは局所的な魔法よりも少ない。だがそもそも使える人間が少ないうえに、自然との契約及び制約を順守する必要のある大局的な魔法を好んで使う人間はそうそういない。何よりこんな至近距離で使用すれば、高すぎる破壊力が災いして、共倒れ待ったなしである。


「……すぅ…………はぁ……」


 息を大きく吸い、万が一にも気付かれぬよう静かに吐き出す。やってくるのは神経に紐付けされていた糸が解けた感覚。

 個々人の魔力の大元は肉体の芯に宿るものであり、その芯となる部分が過消費などで減耗していない限りは基礎体力と同じように回復していく。相手が何をしてくるか分からない以上、魔力は温存しておくべきだ。

 幸い基礎的な身体能力においてシデンはかなり恵まれていた。瞬発力も十二分にある上に夜目も利く。この程度の距離であれば相手の一挙手一投足が昼と変わりなく把握できるし、微かではあるが肉体に宿ったままの魔力の残滓のおかげで一息で移動も出来るだろう。


 一瞬の油断が命取りになる実戦において、経験も練度も全く足りていないシデンには、どの魔法にリソースを割くか、この部分は十分に考慮しなければならない点となった。

 自己流でかつての訓練を繰り返していたと言えど、平和なこの街では戦闘術を実践する機会など一切無かったのが事実なのだ。平場で相対すればどちらの首が落ちるかは明白である。

 次の戦闘に備えるべく息を大きく吐いて、吸ってを何度も繰り返した。徐々に肉体と精神のバランスが少しずつ復調してくる。手足の先にまで循環する魔力。蓄積した疲労感と倦怠感はあるが、行動に支障は来さないだろう。この調子であれば、あと三、四回はそれなりの魔法を行使できそうだ。


「よし……!」


 肉体のコンディションはほとんど十全と言っていい。ならば奴の隙を見計らうべき。

 山賊というのは段階を踏みつつ村や町から資源を奪っていくものだ。真綿でじわじわと首を絞めるようにしていくことこそ彼らの本分。もし天変地異を起こせるレベルの魔法使いが山賊側に居たとしたら、襲撃の時点でこの街は壊滅している。一抹とは言え、シデンにまだ時間は残されている。


 敵は生身の人間――そこがシデンにとっての勝算。


 生きた土塊(クレイゴーレム)踊る人形(パペットマン)などの魔法で編まれた存在、魔力の構築物である魔造物(マナリオン)でない以上、常に気を張ることなど、過酷な鍛錬を積んだ者でも極めて難しいのだ。人の身の限界。体力、精神力は無限ではないのだから。

 集中が途切れたところで攻め入る、そのつもりであった。


 しかし、状況は光よりも早い速度で一変する。


「あァァア……苛つくぜェ……? 入りたてのクソガキが俺に指図するんじゃねえってのによォ……!」


 遠巻きに漂ってくる独特な気配、生殺与奪を生業にしている者の匂いが鼻を刺す。癇癪を起こした子供のような口調から放たれる、凄絶な恐怖の波動に街人たちは慄然としていた。


「なあ、ニイちゃんよォ?」

「ひっ……!」


 冷徹に"足元"を睨み付ける奴の双眸。人を人とも思っていない所作。容易に想像できてしまう二の句。


「お前を見せしめにしてやればよォ……」


 怯えた男は胸倉を掴まれ、山賊の膂力によって成す術なくその身を地面から引き上げられ、すぐさま中空に放り投げられた。


「薄汚ねェネズミも這い出てくるってモンだよなァ――?!」

「う、うわああああああああッ!!!!!」


 悲鳴と連動するように、にやりと上がる口端。血に酔う下卑た視線を送ったあと、山賊は腰に提げていた異質な剣を抜き放つ。狙うは落下してくるあの無抵抗の命。このままぼうっとしていれば、数秒後には地面に血華が咲き誇る。

 止めなければならない、しかし身を晒せば不意を突くことは出来なくなる。助けたい、しかし助けられない。必要な一歩を、踏み出せない。

 二律背反に苛まれ、煮えくり返る腸とは裏腹に、ひどく冷たい汗がシデンの背中を伝っていく。なぜここまで人の死に憤っているのか、本人も分かってはいない。けれど最後には、理性とは離れた何かが肉体を突き動かした。


 恰好付けたいんじゃない、見捨ててしまえばあの時(・・・)と変わらないから。

 そんなの認められないのだ、いつかに立てた誓いに反する。

 わざと強く地面を蹴って、物陰から飛び出す。気付いたのか、山賊の頭が微かに揺れた。

 生き残るためには下らない矜持など捨てるべきだろう。だが、決して譲れないものはある。


 もう二度と、"あの記憶"のリフレインなど、したくはない――


「――待てよ、山賊。俺が目的なんだろう」


 重たいものが落ちてくる音だけが広場に響く。鮮血が地面を汚すことはなく、町人は強かに打ち付けた肉体を引きずるようにして剣呑な空気が支配する場を離れていった。

 ひとまず、安心した。だが、胸を撫で下ろしてばかりではいられない。目の前には首魁であろう存在が居る。広場の宵闇を薄明るく照らすのは恐らく光源系の魔法だろう。燃えるような赤髪に、落ち窪んだ目を光らせた敵となる男は、不可思議な形をした剣を手にしていた。

 形状はグラディウスと呼ばれる幅広の剣に酷似していたが、剣身は刃と称するにはどうにも不格好な丸みを帯びており、切断はおろか圧殺するにしても不合理な作りだ。どちらかと言えば棍棒に近い。そんな武器を用いて、どう串刺そうとしたのか皆目見当が付かない。


「オォオオオォォオ……待ってたぜェ、テメェがやってくるのをヨォオオオオオオオッッッ!!!」


 獣の遠吠え染みた叫びが、狭くはない広場を埋め尽くす。白目を剥きながら高笑いする姿は狂気の具現化に他ならない。

 奴は今までもこうして敵を炙り出してきたのだろう。山賊は野卑かつ不敵な笑みを浮かべてあたりを睥睨する。

 ゆらり。山賊は時間を掛けて向き直り、面白い玩具を見つけたとばかりに近づいてくる。その姿は異界の幽鬼そのもので、細い目と眉、痩せた頬と薄く長い唇は吊り上がっており、酷薄さがにじみ出ていた。驚愕の色などは全く見られない。ハーヴは勝利を確信しているようなふてぶてしい態度で、彼我の距離を詰めようとしていた。

 それでもシデンは怯むこと無く対峙せねばならない。町人たちの怯えた目が仮にシデンへと向けられていたのだとしても、山賊に立ち向かわなければ、未来はない。威嚇をする為に背負った弓を構え、矢を(つが)えた。


「止まれ! 脳天を貫かれたくは無いだろうッ!」

「ヘェ、やってみろよォ」


 にたにたと笑いながら、山賊はゆっくりと歩み寄る。

 これ以上、近づかれるわけにはいかない。


「警告はしたッ! 《魔力剄札(まりょくけいふ)速必之(そくひつの)(ねがい)》!」


 ただ撃つのではなく魔法を重ねて、不可避の矢を作成。

 肉体強化魔法の応用で特異性を矢に与え――そのまま慈悲なく山賊へと撃ち込んだ。

 何百回と訓練してきただけあって、一連の動作は的確かつ素早い。魔法詠唱完了から矢羽根を手放すまで、秒にも満たない速度である。

 脳天をぶち抜くと宣ったが、そんな気など(はな)から無い。狙うは脳天ではなく剣を持つ利き腕。無力化して情報を聞きだすまで奴に死なれては困るからだ。シデンは撃ったと同時に弓を背へとしまい、いつでも刀を抜き放てるよう柄に手を寄せ、ハーヴに肉薄するため駆け出していた。首元を捉えれば、そこで相手方の勝機は潰える。


 空を裂し、甲高い音を発しながら、百発百中の矢が飛ぶ。

 その時、山賊の方から赤光。魔法かどうかは分からないが、もう一手を打てる時間は過ぎたはずだ。既に勝負は決している――


 過たず放たれた瞬足必中の矢は――しかし届くことはなく。

 何もない空間に飲み込まれるように、燃え尽きていった。


「なっ……!?」


 目論見があまりにも意外な形で外れたシデンは、すぐさま移動を止め間合いを取って身構えた。


「おぉ~珍しいなァ、あらかじめ魔法付与しておかないで撃つ時に……なんてなァ。今時流行らねぇぜェ? 何よりボウガンじゃなくて短弓で、だしなァ……珍しくて笑っちまうよォ?」


 山賊は矢尻が散らす火花を嬉しそうに見つめている。火花が消えると同時、猛禽のような眼光がシデンを貫いた。


「クハハ、俺様がどうして烈火のハーヴ、なァんて言われてるか、知ってッかあ?」


 ハーヴと名乗った男は、握り締めた剣で空を切った。照明魔法のほの明るい白光以外、夜一色に染まった広場に、猛然とした熱気と、出所不明の灼熱の花が舞い散る。魔法に酷似した発火現象だが、そうではないとシデンは確信している。相当手練れの魔法使いでも、詠唱破棄で出せる火力なんて精々焚火に過ぎない。だがあの剣が発する炎熱は、素人目に見ても桁違いの威力を誇っていた。魔法における絶対、対価原則を無視した炎。


「ま、知るワケもネェエよなァ? なんてったって俺とテメェは今日が初顔合わせだ、傭兵やら宗主国お抱えの賞金首ギルドにでも入ってりゃ別だろうけど、流石に違うみてェだしィ?」


 知識量の差は歴然で、現状を説明することは出来ない。所詮シデンは片田舎の少々発展した街に住まうに一般人。宗主国の内情など知る由もない。

 現状出来ることはただ状況を理解することだけ。固唾を呑んでひたすらに相手の動きを待った。


 馬鹿でも分かる寸法だ。

 あの剣から一撃でも貰えば、自分は死ぬ――!


「俺様はさぁ、選ばれし者なんだよォ。この意味ィ……分かるかァ?」

「選ばれし者……?!」

「ああそうさァ……今からソイツを見せてやるよ、喜びなァ!」


 ハーヴは突如天に向かい手を振りかざし、意気揚々と叫ぶ。


「まずは舞台調整だァッッッ!!! 《俄かにこそ降り注げ(コールコール)覇天の力が(コールド)地を埋め尽くすまで(レイィンッッ)》――!」


 刹那、掌に魔力が集まり空へと放たれた。魔力に雲が呼応する、稲妻の轟きを伴う雲が広場の上空を覆い、視界をも塞ぐような雨を齎した。多少改変されてはいるが、あの魔法は局所的に雨を降らせる効果を持つ『恵みの波濤(ブルーレイン)』である。干ばつ、日照りで不毛の土地になった場所へと癒しを与える魔法で、自然を改変するため魔力消費も大きい。こんな魔法を意味もなく撃つ必要がどうしてあるのか、シデンには見当が付かなかった。

 ハーヴの剣先は揺らぐことなく常にこちらを向いている。頭骨を貫くような殺意がシデンの鼓動を早めさせる。怖がるな、それでは奴の思うつぼ。楽しんでいるのだ、恐らく。力を誇示するが為に時間を掛けている、中途半端に知恵を得た魔物のように。


「凶猛たる神威の炎、生を導きし焔の息吹よォ……」

 聞いたことはおろか読んだこともない詠唱が訥々と紡がれていく。

「禍を招く者を倒さんとする、(たっと)きこの祈請(きせい)にて、我に炎神(マーズ)の加護を与えろォオオオオッ――!」


 ハーヴの一言一言に呼応するかのように剣が吼える。

 下卑た笑いと共に一層勢いを増す炎は、地面に敷き詰められた岩をも焦がしている。息をするのも困難にさせるほどの凄まじい熱気に気圧されそうになる。


常在型機体(イグジストデバイス)一機(ひとつ)、『暁の焔(ソラス・フォイエル)』……さあ、俺の役に立ってもらうぜェ? ちっぽけなクソガキをォォオ、無惨に残酷に鮮烈に、肉片すらも一つ残さず、余さずに全て焼き殺し尽くすためにヨォオオオオオ!!!」


 天に掲げられた『炎の剣』が齎す、魔法よりも眩い烈火が二人の顔を照らした。両者の表情はかくも対照的。シデンは唇の端を噛み額に汗を浮かべ、ハーヴは目を爛々と輝かせ狂したように嗤う。


「ひゃははははははアッ!!! 精々足掻けよ、シデンクンヨォオオオオオオオ!!!!」


 魔獣の叫び染みた呵々大笑が、魔の豪雨降り注ぐ闇夜に轟く。

 勝ち目のない戦いだとしても、絶対に負けるわけにはいかない。

 街の人々を、連れ去られたレミーを救うために、シデンは怯まずにただ、敵を見据えた。


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