第1話喫茶店コスモス
新しく書きました!今回は恋愛とお仕事をモチーフにしています。
1
とある町に有名でもそこまで人気と言うわけでもないが常連客が多い喫茶店があるその喫茶店の名前は『コスモス』。コスモスの花言葉は『少女の純心』と『真心』。また別名秋桜とも呼ばれている。
ここで働く一人の少女。星川早雪。年は20歳前後の美人だ。そしてここのマスターでもある。
2
波川徹。金髪に髪を染めた少年。金髪がよく似合っている少年。見た目では何処かの不良と間違えられやすい。2年までは大学にいっていた。卒業したのだ。しかし、徹は今は無職であった。近くにあるコンビニのバイトを高校一年の頃からやっていた。その為、そこでは評判がよかった。しかし、近くにショッピングセンターができたせいかつぶれてしまった。つぶれたのはつい先日だ。
「はぁ~、どうすっかな」
ため息まじりで考えながら歩いていく、普段は通らない道を通っていくとそこには喫茶店があった。徹はちょっと驚いていた。
「こんな所に喫茶店なんって合ったんだな!···ちょっと入って見るか」
幸いにもまだお金には余裕があった。とはいってもそこまでは無駄づかいは出来ないのだが···。
ドアを開けるとカランカランとなった。
3
早雪はいつも通りコーヒーや紅茶などを入れて客席にもっていっていた。ここには彼女ともう一人しか働き手が居ないのだ。もう一人も女性なのだが。最近では忙しくなったので人材が欲しかったが、なかなかそんな人材は居ないものだ。コーヒーや紅茶の知識がそれなりにある人がいてほしいと思っていた。
するとカランカランとなって金髪の男性が入ってきた。波風徹だ。
「いらしゃいませ!」
徹はカウンター席ン座って最初にちょっとメニューを見て注文するために早雪を呼んだ。
「すみません」
「あ、はい。少々お待ちを!」
早雪は紅茶を入れてそれを届けているところだった。急いで早雪はお客さんの席に紅茶をおいて小走りで徹の所にきた。
「ご注文はなんでしょう?」
「ブラックのマンデリン一杯で。」
「かしこまりました」
そういって早雪は直ぐに他の人の会計をしたり、注文をとったり、紅茶やコーヒーを入れたりしていた。徹は入った瞬間驚いた。店主がまだ自分とほとんど変わらない歳の女性だった事もそうだが和やかな空気がした。たまあにだが、早雪がお客さんと話している。そう言う空気が和やかにするんだなと思っていた。
そして
「今日、ここに来て良かった」
と呟いた。彼は微笑みながら店主のところを見て更には
「ありがとう」
と、誰にも聞かれないように言った。
次回はどうしましょう。あ、コーヒーの説明もしっかりしますよ!