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8.ICU(集中治療室)

1.意識が戻る

手術後は、意識はない状態でICU(集中治療室)に移動しました。


意識が戻った時、特に混乱もなく手術が終わってICUに移動したなと思いましたが、初めて麻酔を受けた方なら混乱するかもしれませんね。


この時点では、意識はあるものの、半分ボーっとしていたかもしれません。


自分の体勢ですが、寝椅子で背中を起こしたような体勢で、鼻に管があるものの会話は出来るような状態だったように記憶しています。(大きな声は出せない状態)


水を飲みますか?と聞かれ、ハイと答えると吸い飲みの飲み口を咥えさせてくれ、一口二口、水を飲めました。


なるほど、確かに吸い飲みは必要だなと妙な感心をした記憶があります。


しばらくすると面会に来ていた姉を呼んでくださったので少し会話をして、その後、姉が帰るのを見送りました。


この辺りは、麻酔のせいか判りませんが、半分、夢うつつのような状態だったと思います。



2.ICUの状況


少なくとも意識が戻った時点では、ICUの患者さんは私一人だったように思います。


かなり広い部屋で、充分に間を空けても4~5名の患者さんを受け入れられることが可能だったかも?


窓もなく時間の感覚は無かったですが、手術に5時間程度かかったとすると、意識が戻ったのは15時前後だったかもしれません。


配置的には、横長の部屋で入り口付近に、看護婦さんたちが待機、部屋の奥に患者のベッドスペースが縦置きにあるイメージです。


ICUを出る時は、他2名の患者さんがいたように思います。(私が寝ていたのか入るところ見ていない)


ちょっとばかり困ったのは、例えば、看護婦さんを呼ぶ方法が判らない事でした。


小さな声は出せるので、気づいてもらえない訳では無いですが、気付きづらい感じです。


そこで、来てもらった時に尋ねると、ナースコールのボタンを握らせてくれました。


もしかすると一見、意識がはっきりしているように見えた時に説明されたのかもしれません。

(寝ぼけていてもまともに見える受け答えができる特技を持っています)


ICUはバイタルチェックの機械の音や看護婦さんたちの会話の声がする位で、安心できる空間と感じましたが人に寄っては不安を感じることもあるかもしれませんね。


いずれにしても前もって見学できるならばしておいた方が良いと思いました。



3.身体の状況


体調的には悪い訳では無いですが、身体に何本も管が入っていて身動きしずらいです。


・鼻から酸素を送る管

・点滴の管

・腹腔から血を抜く管(確か3本)

・尿管カテーテル


他にも有ったかもしれませんが覚えていないです。

また管では無いですが、心電図のための線もあり寝返りとか打てる感じでは無いです。


そんな訳でICU滞在中は身体を固定したまま、寝たり起きたりを繰り返すだけでした。

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