表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クリエイティブ ワールド  作者: 秋花
第一部 伝説の生物と、神のつながり
5/13

第一章 第四話

四話 『非日常を塗り替える』


とりあえず『スライムに報告』っと。

ぼろくなってほぼ使えない短剣を草刈り用に使った。…短剣、使わなかったな。

「あ、そうだ。名前聞いてませんでしたね。名前は何ですか?私は『クリム・ルーシィドゥ』です。」

「…『ティアー・スノー』。」

スノーさん、か。きれいな名前だ。

無駄話をしている間に、視界が開けて今さっき見た大木と手を振っているスライメを見つけた。

スノーさんは、スライメたちを敵だと思って怯えているようだ。

「大丈夫です。不安にならなくても。」

「…ありがとうございます。」

んん…会話が途切れ途切れになるな。仲良くなれる気がしない。

「案外早いお帰りね。」

「敵が弱くて…。」

「…でも少しお疲れかしら。『即時回復ヒーリング』をかけましょう。」


少し治った。が、まだちょっと疲れている。即時回復では疲れまでは取れないのか。

「それで…その女の子は?」

「あ…私は『ティアー・スノー』です。」

「スノーちゃんっていうのね?」

それから仲間になるまでの経緯を話した。

「じゃあ、私がその子に色々教えるわ!ドリームさんはゆっくりしていてね。」

ティアさんはノリノリで訓練を始めた。

これでポーションの支給は約束できた、上々だ。



「すみません。遅くなりました。」

様子が…スライメさんの方が疲れてる?

「すごい…。私が訓練されちゃった。」

「いえ。ヒールなどを教えていただきましたよ。」

なんか仲良くなってるな。そして、スノーさんも元気が出てきている様だ。



「さて。旅を再開しましょう。」

まずはギルドハウスで…

いや。まどろっこしい。

次の村に行って話を聞こう。国王にも会ってみたいな。


初めの村に帰ってきた。しかしこの村にはあまり思い入れがない。

悲しい初恋と、悲しい家族があっただけだ。

村長に一言言ってからそのまま村を後にした。


[娯楽の町 トランプ]

…おかしい。

もとは楽しい町だったはずだ。

いつも祭りが開かれているような…。

いまは…静けさに満ちている。

町人を捕まえて話を聞くと、

「国王が変わってしまった。」

とだけ言って、姿を消してしまった。

…まずは国王が先だ。

その後、オーバーディオをつぶそう。


「まず、スキルの確認をしましょうか。」

今、スキルチェッカーという道具を買った。

スキルチェッカーはその名の通り、今所持しているスキルを確認できる代物だ。

(主人公の残金 2000θ|(1θ=約10円))

スキルチェッカーは500θもした。

貯金をしていたのに。

でも、これで強くなれるならいいだろう。

「スキルチェッカーキドウ。

 スキャン完了。

(クリム・ルーシィドゥさん

 使用型スキル:反撃、斬撃、破撃、周囲確認、炎属性付与、飛行

持続系スキル:身体能力向上、成長性、皮膚硬化

セットスキル:なし

武器スキル :刀剣三級 刀剣特殊二級

       内容:階級三級の刀剣の召喚並びに使用。

ティアー・スノーさん

使用型スキル:氷結破撃、氷属性付与、氷守護者召喚、瞬間非致死性凍結、回復

持続系スキル:体力上昇、行動制限

セットスキル:なし

武器スキル :瞬間適応オールアベレージ

       内容:すべての武器を平均的に扱える)」


…なるほど。分らん。

「スノーさんは、スキル分かりましたか?」

スノーさんは頷き、

「敬語やめようよ。この後大変だよ?」

と、急に距離を近づけて、苦笑いしながらそう言われた。

「はいはい。わかったよ。」

俺も、ぎこちないから打ち解けたいなとは思っていた。

「適応能力すご。」

そう言って二人で笑った。




これが日常になりますように。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ