プロローグ 黒国(ブラックカントリー)
昔々、ある所に『クリエイトワールド』という地球とは遠く離れたパラレルワールドがありました。この世界では、『人の創造した・想像した』ものが人になったり武器になったりしていました。
そこの一角に伝説のものであふれている所がありました。
『麒麟』『ゴーレム』『ドラゴン』など多種多様でした。
その中で、『ワーム』『サラマンダー』『シーサーペント』が大戦争を起こして、本来大きな大陸だったその国は九分割されてしまいました。
分割された国の中でも戦争が起き、種族が似たような者たちが集まりました。
その国の名が、
『廃人の遊び場 黒国』『人魚の天然要塞 青国』『ゴーレムで栄えた国 橙国』『政治を離れた発展と娯楽の国 黄国』『獣のための闘技場 赤国』『難攻不落のエルフの森 緑国』『腐臭と血液の香り 紫国』『農業の最高点 水色国』
そして、『主塔 白国』。
一人一人にスキルがあり、クリエイトのジャンルごとに特色もありました。
スキルは普通、ほかの人に渡すことはできません。
さらに、クリエイトたちは普段は同じジャンルのクリエイトの中にしかいられません。
しかしそれを無くして、神を超えるようなスキルを作ろうとしていた掟破りの組織がいました。
それが、“無情な研究組織”『オーバーディオ』。
第一部はそんな『オーバーディオ』の被害にあった主人公の復讐のお話。