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THE BAND STAR

レビュー執筆日:2021/11/9

●シンプルなロックサウンドで令和の時代を駆け抜ける。


【収録曲】


1.THE BAND STAR

2.夏のまほろ

3.優しく飛んでゆけ

4.100億年先のずっと先まで

5.ろくでもねぇ

6.フュージョン

7.PEAK'D YELLOW

8.ピンクムーン

9.ブレーメン

10.友達


 これは私個人の感覚なのですが、「メンバーが平成生まれのバンド」というのは様々な音楽性を取り入れたり、そうまで行かなくともダンスミュージックの要素を取り入れて分かりやすく盛り上げたりする印象があるのですが、この「ハルカミライ」というバンドからはそういう点はあまり感じられません。雰囲気としては今から20年ほど前に流行した「青春パンク」と彷彿ほうふつとさせる感じで音楽性の幅はさほど広くなく、こういったバンドがこの時代に現れてチャートの上位に食い込むほどの人気を獲得する点を個人的には興味深く思えたりします(とはいえ、結成してからすでに10年近く経っているようなのですが)。


 約30分とフルアルバムとしては短めの収録時間の中に「涙の歌 しゃららら」(優しく飛んでゆけ)や「君より早く死なないから 僕より早く死なないでね」(ピンクムーン)のようにしっかりと耳に残るフレーズが随所に配置されており、シンプルで粗いサウンドのロックナンバーを中心としておりながらも決して「勢い任せ」になっていない点は好感触なのですが、全体的に見るとそこまで独特な雰囲気があるわけでもなく、もっと「このバンドならでは」といった面を見せて欲しいところがあります(特に『夏のまほろ』は最初聴いた時は「ロードオブメジャー?」と思いましたし)。もっとも、たたき付けるような前のめりのサウンドが特徴的な『フュージョン』や『PEAK'D YELLOW』のように彼ららしさをある程度感じられる曲もあり、必ずしも「ベタ」な作風に留まっているわけではないのですが。


評価:★★★★

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