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うちのダンナ詩集

いつの間にか夏は終わり

作者: 陸 なるみ

クラいです!


時の止まった部屋 君の夢

直さぬ時計に 朝の雨

「時が癒してくれる」

言い古された言葉も

止まってしまえば意味はない


私を見ている写真 どこにいても

動き出す二次元 薄っぺらでも

「この腕の中にいた筈」

私は何時まで感触を

憶えていられるのだろうか


ーー君の親友に告られたよ

ちゃんと釘刺しておいてくれないから

「コイツがいい女に見えるのは

オレがそうさせてんだ」ってさーー


サマータイムの終わった君の家

君名義のまま冬の雨に濡れる

「ダウンサイズすればいい」

私がこの手で君の名残りを

捨て去れる日が来たらね…………


止まったのは君の時計だけだと

突きつけられる止まない雨の日。

リビングに25枚の夫の写真を飾っているという、危うさです。

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i517735
バナー作成:秋の桜子さま。ありがとうございます。
― 新着の感想 ―
[一言]  感想返信の返信になってしまい恐縮ですが、意図してない方向に伝わった部分があったので、書かせてもらいますねー  まず、強制力を持たせたかった訳ではないということですね。  じゃあ何故その伝…
[良い点] こんばんは。 何度か拝読しました。 その度に泣いてしまい、なかなか書けませんでした。 感情をぎゅっと凝縮されたような、そんな気がいたしました。
[一言] ぐすっ……。 ズシッ……。 泣いてもいい。 無理して笑ってもいい。 考えることをやめてもいい。 でも、現実は変えられない。 そんな言葉が出てきました。 響きました。 小並感ですみませ…
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