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剣物語  作者: 渋谷かな
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雷 VS 毒

「あれは大きな扉だ! きっと、あの扉の向こうにデカノーホウトがいるはずだ!」

 救世主様は、邪悪なる者になった伝説の剣騎士デカノーホウトを倒すためにイビル・キャッスルの王の間に入る門の見える所までやって来た。

「なんだ!? これは!?」

 門へ続く道には、黒い花が咲いて、床に散りばめられていた。

「毒の花。ポイズン・フラワーです。」

「おまえは何者だ!?」

 一人の剣騎士が現れる。

「俺は、毒の剣騎士ソコナ。邪悪なる者にお仕えする者です。」

「デカノーホウトの剣騎士か!? ここは通らせてもらうぞ!」

「どうぞ。お通りください。何もしませんから。」

「なんだと!? 嘘じゃないだろうな? よし!」

 救世主様は、毒の花の敷き詰められた道を駆けていく。

「う、う、う。なんだ? 意識が遠のいていくような?」

 救世主様の意識が遠のいていき、身動きできなくなっていく。

「この毒の花の道を通ることは、邪悪なるお方か俺しか通れません。いかに救世主様とはいえ、俺の毒を防ぐことは不可能。さあ、ポイズン・ピックルになり、そのまま死んでください。」

「め、目の前に・・・デカノーホウトがいるのに・・・クソッ・・・。」

 救世主様は、ソコナの毒にかかって死にそうになる。

「サンダー・フレア!」

 その時、稲妻が走り、ソコナの毒の花を焼き払う。そして、王の間への扉への一本の道ができる。

「こ、これは!?」

「き、来てくれたのか。シデン。」

「私は、姫にお仕えする雷の剣騎士シデン。行け! 救世主様! ここは私に任せるんだ!」

 現れたのは、雷の剣騎士シデンであった。

「分かった! ありがとう! シデン!」

「お礼は邪悪なる者を倒してから言ってもらおうか。」

 毒の花が焼き払われたので、救世主様の意識と感覚も戻ってきた。

「行かせませんよ! ポイズン・アロー!」

「うわあああー!?」

 ソコナが毒の矢を救世主様に放つ。

「させるかよ! サンダー・アタックー!」

 シデンも雷を放ち毒の矢を消滅させる。

「おまえの相手は私だ。」

「なかなか、やりますね。いいでしょう。どうせ救世主様一人を邪悪なるお方の元に通しても、どうということはない。先にシデン、あなたを毒塗れにしましょう。」

「シデン! 死ぬなよ!」

「おお! 任せとけ!」

 救世主様は、ソコナの横を通り過ぎて、王の間の扉を目指す。

「無駄話はしたくありません。直ぐに終わらせます。」

「やれるものならやってもらおうか?」

「もう既にあなたは毒に侵されています。」

「なに?」

 シデンは、自分の体を見渡す。すると体や剣騎士の鎧が黒い色に覆われていた。

「これは!?」

「ポイズン・インフェクション。あなたは俺の毒に感染したのです。直ぐに死ねますよ。」

 恐るべし、ソコナの毒攻撃であった。


「この扉の向こうに、デカノーホウトがいるんだな。よし! 開けてやる!」

 救世主様は、力一杯に扉を押して開けた。

「ようこそ、救世主様。」

「残念ですが、邪悪なるお方、デカノーホウト様はいませんよ。」

 そこには二人の剣騎士が待ち構えていた。

「ウスイ!? ヒジリ!?」

 王の間にいたのは、水の剣騎士ウスイと聖の剣騎士ヒジリだった。

「少し違います。救世主様。私は邪悪なる海竜レヴィアタンの剣騎士ウスイ。」

「同じく、邪悪なるお方にお仕えする聖闇ホーリーダークの剣騎士ヒジリ。」

「なんだって!?」

 新たな強敵の出現に、窮地に陥る救世主様。

 つづく。

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