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剣物語  作者: 渋谷かな
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燃やし尽くせない愛

「いくぞ! カエン! でしゃばったことを後悔するがいい! これが俺の最大の必殺技! ダーク&ダークだ!」

「なんだ!? 私の中から闇が生まれてくる!? うわあああー!?」

「落ちろ! 暗黒の世界に!」

 カエンは、クライの必殺技で闇に呑み込まれてしまった。


「ここは? どこだ?」

 カエンは闇の世界に閉じ込められていた。

「闇の世界よ。」

「その声は・・・フェニックス!」

 闇の世界に閉じ込められたカエンの前に、フェニックスの少女が現れる。

「また会えたわね。カエン。」

「ああ、私は約束を守る男だから。」

 見つめ合うカエンとフェニックス。二人の間には、信頼のような愛情が芽生えていた。

「カエン。炎を出してみて。」

「分かった。ファイヤー・フレイム。んん!? なぜだ!? 炎が出ない!?」

 闇の世界では、カエンは炎が出せなかった。

「この世界は、闇の剣騎士クライが作り出した闇の世界。炎だけでなく、光や水も出すことはできない閉鎖された暗黒空間です。」

「なら、どうすればいい!? 私は、この闇から抜け出し、世界の平和のために邪悪なる者を倒さなければいけない。教えてくれ! フェニックス! どうすれば、この闇の世界から脱出できるのか!?」

「炎を出せないのなら、生み出せばいいのです。愛を。」

 寄り添い惹かれ合うカエンとフェニックスは、闇の世界で新しい炎を生み出す。


「城の中に入った救世主様を追うとするか。」

 クライは、カエンを倒し、イビル・キャッスルに入った救世主様の後を追おうとする。

「どこへ行く? 勝負は、まだ終わっていないぞ!」

「なんだと!?」

 カエンが闇を焼き尽くし、その炎の中から現れた。

「なんだ!? そのナイト・ソード・アーマーは!?」

「これは炎の精霊サラマンダーの剣騎士の鎧だ。」

「サラマンダーだと!?」

 闇の中から現れたカエンは、炎の精霊サラマンダーの剣騎士の鎧を装着していた。

「クライ! おまえの闇がどれだけ深くても、私の炎を燃やし尽くすことはできないのだ!」

「なんだと!? この闇損ないが!? もう一度、闇の世界に落としてやる!」

「もう、おまえの闇は見切った。私には通用しないぞ。」

「出まかせを言うな! ちょっとソード・ナイト・アーマーが格上げになったぐらいで調子に乗るな!」

「いいだろう。この世界は剣が全て。剣が最強。剣で勝負をつけてやる!」

「望むところだ!」

 カエンとクライは、剣を構え必殺技の構えに入る。

「燃えろ! 炎の蜥蜴! サラマンダー・ソード・スラッシュ!」

「目覚めることのない闇に落ちろ! ダーク・ソード・スラッシュ!」

 炎と闇の必殺の一撃がぶつかり合う。

「ダメだ!? クライの闇に押されてしまう!?」

「何が炎の精霊だ! 私の闇を燃やしきる程ではないわ!」

「カエン。」

 その時、カエンにはフェニックスの声が聞こえる。

「フェニックス。」

「あなたと私の炎は、決して消えることは無いから。」

「うおおおおおー!!!」

 フェニックスに励まされたカエンの剣気が燃え盛っていく。 

「カエンのソード・フォースが上昇していく!? バカな!? カエンのどこに、これだけの剣気があるというのだ!?」

「燃えろ! 私の炎! 全ての闇を燃やし尽くせ! 邪悪なる者を倒すために!」

「このカエンの炎は・・・フェニックス!? フェニックスだと!? ギャアアアー!?」

 クライには炎の中に不死鳥フェニックスを見た。カエンの炎がクライの闇を焼き尽くし、闇の剣騎士を倒した。

「少し、疲れたな。」

 そのまま力尽きたカエンは深い眠りについた。

「眠りなさい。カエン。そして不死鳥の様に目覚めるのです。」

 カエンを見守るフェニックスであった。

 つづく。

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