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剣物語  作者: 渋谷かな
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雷小僧

「師匠! 帰ったぞ! 出迎えろ!」

「はい! ただいま!」

 雷の剣騎士のシデンが師匠の元に帰って来た。

「おかえりなさい。シデンさん。」

「遅いぞ! 小僧!」

「ごめんなさい!? すいません!? すいません!? 許してください!?」

「まったく、使えないな。」

 シデンの師匠は、雷小僧であった。そう、雷小僧とは、カミナリパンツを履いた小さな小鬼である。

「おまえのオヤジはどこにいる?」

「父ちゃんなら、さっきバアルさんとフルフルさんが訪ねてきて、今頃、お茶してると思うよ。」

「バアル!? フルフル!?」

 バアルとフルフルという名前を聞いて、シデンの顔色が豹変する。

「どうしたの? シデンさん?」

「バカ野郎! バアルとフルフルは悪魔だ!」

「ええー!?」

「直ぐにオヤジの所へ案内しろ!」

「はい!?」

「まったく!? 嫌な予感しかしない!?」

 二人の悪魔の襲来にシデンと雷小僧は、父親の雷鬼の元へ急ぐのだった。


「グワアアアー!?」

 雷小僧の父親、雷鬼が吹き飛ばされている。

「さあ! 早くは吐け! 雷鳥サンダーバードはどこにいる?」

「言わないと、おまえの息子を殺してしまうぞ!」

 天候神の悪魔バアルと地獄の大伯爵フルフルが、サンダーバードの居場所を聞き出そうと子供を殺ぞ、と雷鬼を脅している。

「みっともない。それが悪魔のやることか?」

「誰だ!?」

「私は、シデン。」

 雷の剣騎士シデンと雷小僧が現れる。

「お父ちゃん!?」

「おお! 息子よ! 無事だったか!」

 雷鬼と雷小僧が感動の再会を果たす。

「おやっさん、やられっぱなしだな。」

「仕方がないだろう。息子を殺すと言われたら、親は抵抗できなくなるよ。」

「雷小僧、おまえはおやっさんに愛されてるな。」

「へええっ。」

 嬉しそうに少し照れる雷小僧。

「悪魔が二人も何の用ですか?」

「悪魔は人を恐怖で支配するのが仕事だ。」

「邪魔をするなら、おまえも殺すぞ。」

「やれるもんならやってみろ! こい! 雷の剣騎士のソード・ナイト・アーマー!」

 シデンに雷の剣騎士の鎧が装着されていく。

「雷の剣騎士だと!? おまえは剣騎士なのか!?」

「だが雷の剣騎士ごとき、我々の相手ではない!」

「それはどうかな? 私の雷を受けてから言ってもらおうか! サンダー・アタック!」

 シデンが雷を放電して、バアルとフルフルを攻撃する。

「フン、痛くもかゆくもない。そんなものが効くか。」

「雷属性の我々に雷が効くと思うなよ。」

「それはどうかな?」

 シデンの雷の剣気が静かに高まっていく。

「無駄だ。どんな雷でも、私がかき消してくれる。なんなら吸収してもいいし、反射してカウンター攻撃することもできるんだぞ。」

「なんだ? シデンの剣気が大きくなったような?」

「やれるものなら、やってみるがいい! さっきの雷とは一味違うぞ! サンダー・インパルス!」

 サンダー・アタックよりも大きな激しい雷が、バアルとフルフルを襲う。

 つづく。


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