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剣物語  作者: 渋谷かな
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水を司る天使

「そうです。海王ポセイドーンの剣騎士の鎧です。」

「サキエル様!? 水を司る天使ともあろうものが、海王様の剣騎士の鎧に手を出せと言うのですか!?」

「はい。そう言ったつもりです。」

「やめてください!? バレたら海王様に殺されます!?」

「でも、彼はやる気満々のようですけど。」

「やったー! 海王ポセイドーンの剣騎士の鎧だ! これで私も神級に強くなれるぞ! ワッハッハー!」

「バ、バカ弟子!?」

 天使サキエルの話に目を輝かせるウスイであった。

「どうです? 海王ポセイドーンの剣騎士の鎧が欲しいですか?」

「はい! 欲しいです! とっても欲しいです!」

「よろしい。まずポセイドーンの海底神殿に行くまでに、あなたの実力を見させてもらいましょう。」

「分かりました。」

「やめろ!? ウスイ!? おまえごときでは、かなうはずがない!?」

「大丈夫ですよ、師匠。私だってプリンセスを守るために、邪悪なる者となった伝説の剣騎士デカノーホウトと戦ってきたんです。天使様の試練ぐらい乗り越えてみせます! うわあああー!」

 ウスイは剣気を高めていく。ウスイの全身を水の剣気が覆っていく。

「おお!? これがバカ弟子の剣気!? ここで修行をしていた時とは比べ物にならない位、強大になっている!?」

「どうだ? 天使様。私の剣気は?」

「いいでしょう。合格です。」

「やったー! ポセイドーンの海底神殿に連れて行ってくれるんですか?」

「いいえ。それは、まだです。代わりに私が直接、稽古をつけてあげましょう。」

 天使サキエルが技を放つ構えに入る。

「エンジェル・ウォーター・ショット!」

「水鉄砲!? うわあああー!?」

 ウスイはサキエルの水鉄砲に吹きとばされる。

「大丈夫か!? ウスイ!?」

「大丈夫ですよ。これぐらいの水圧。」

「大丈夫というなら、あれぐらいの水は耐えてもらいたいものですね。あなたにハンデをあげましょう。」

「ハンデ?」

「あなたは自分の水の剣騎士の鎧を着ることを許しましょう。これも天使のご慈悲です。」

「それはありがたい。だが天使様、私を甘く見たことを後悔させてやる! こい! 水の剣騎士の鎧!」

 ウスイに水の剣騎士の鎧が装着していく。

「天使様は、自分の剣騎士の鎧を着ないんですか?」

「私が? 私に水を司る天使の剣騎士の鎧を着せたければ、あなたの実力を私に認めさせることですね。」

「そうさせてもらいます。水よ! 渦巻け! 高鳴れ! 私の剣気! 水の剣騎士の最大の必殺技! ウォーター・ソード・スラッシュ!」

「こんなものですか? 避けるまでもない。」

 天使サキエルは、ウスイの水の斬撃を受けてもビクともしない。

「なに!? 私の技が効いていない!?」

「水の剣騎士の鎧を着たのです。これで今度は手加減無しで、こちらも必殺技を放つことができます。」

「なに!? さっきの攻撃は手加減していただと!?」

「受けるがいい。水を司る天使の必殺技を! エンジェル・ウォーター・ショット!」

 前の攻撃とは比べ物にならない水の塊がウスイを襲う。

「うわあああー!?」

 ウスイは水の中に閉じ込められ気を失ってしまう。

「バカ弟子!? サキエル様!? ここまでする必要があるのですか!?」

 マーメイドはウスイを心配する。

「弱い者は邪魔でしかない。」

「その通りです。」

 そこに一人の男が現れる。

「あなたは!? 海の天使クリオネ様!?」

「どうした? クリオネ。おまえが陸にあがってくるとは珍しい。」

「悪魔が攻めてくるぞ。」

「やはり来たか。」

 海の天使クリオネは、悪魔が攻めてくることを伝えに来たのだった。

 つづく。

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