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剣物語  作者: 渋谷かな
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疑心

「救世主様は、夢の騎士などではない。夢遊病の剣騎士だった。」

 僕は殺人犯として、姫から追われる身となる。

「討伐だ! 救世主様を討て!」

 逆に、主人公が剣騎士から、クエストのターゲットにされる。賞金首にされてしまった。

「炎の剣騎士にお任せ下さい。」

「おお、カエン。そなたが行ってくれるなら安心だ。」

「必ずや救世主様を捕えてみせます。」

「抵抗するなら殺しても構わないぞ。」

 姫の冷たい言葉に抵抗を感じながらも、炎の剣騎士カエンが救世主様を倒そうと立ち上がる。


「僕は、いったい、どうしてしまったんだ!?」

 自分の抑えられない行動に悩み苦しむ主人公。

「夢遊病って言ってたな? 僕は病気なのか?」

 夢だからといって、人を殺したり、姫を襲おうとしたり、最近の自分の行動がエスカレートしていることに、疑問を抱き始めていた。

「これは本当に自分のしたいことなのか? 僕は夢の世界で起こる出来事だからといって、たくさんの罪を犯しているのではないだろうか?」

 元々、控えめの性格の僕は、なかなか悪者や幼い者のように「自分は悪くない。悪いのは相手だ。」と責任転換ができなくて、良心の呵責に苦しんでいた。


「なぜ僕が追われなくっちゃいけないんだ!?」

「待て! 待て! 救世主様!」

 殺人と姫の強姦未遂の罪のため、犯罪者になってしまい兵士たちに追いかけられ逃亡する僕。そこに新たな剣騎士が現れる。

「なんだ!? おまえは!? 鈴木!? 鈴木じゃないか!?」

「俺は、炎の剣騎士カエン。鈴木など知らん。」

 炎の剣騎士カエンは、現実世界の友達の鈴木と同じ顔をしていた。

「炎の剣騎士!?」

「おまえを捕えに来た。抵抗するなら殺してよいと、姫から命令を受けている。」

「なんだって!?」

「そんな!? 姫が俺を殺そうとしているだなんて!?」

 僕は、どさくさに紛れて姫にプロポーズした。姫の返事は「OK」だった。そんな姫が僕を殺そうとするだろうか?


「本当か嘘かは、姫に会わないといけない。そのためには、おまえを倒すしかないな。」

「そういうことだ。剣騎士に無駄口は必要ない。この世界は、剣が全て。剣の強い者だけが勝者になれる。」

「そういうことだな。こい! 俺のナイト・アーマー!」

 僕の夢のドリームのナイト・アーマーが現れて、僕の体に騎士の鎧を装着していく。

「夢を司る剣騎士、ドリームのカナウだ。」

「それがおまえのナイト・アーマーか? 大したことが無いな。」

「なんだと!?」

「見るがいい! これが俺の炎のナイト・アーマーだ!」

 カエンに炎のフレイムの騎士の鎧をが装着されていく。熱い炎を見にまとっていく。

「炎の剣騎士カエン参上!」

「炎の鎧だと!? 火油の火の騎士の鎧とは、火力が違う!?」

 夢の剣騎士と炎の剣騎士が揃った。

「この世界は剣が最強。救世主様の夢の剣と、私の炎の剣と、どちらが強いか決着を着けよう。」

「そうだな。この世界は剣と剣を交わらせば、お互いの強さがよく分かるからな。俺はおまえを倒して、姫の元に必ず行くんだ!」

 このスマホで待ち合わせに遅刻が当たり前の世の中でも、僕は約束を守る男でありたい。僕は姫との約束を守りたい。

 つづく。

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