仮初の平和
まずは、物語の中心となる地点を描きます。今から始まるのは、この作品の根幹を成すものでありますが、あまり表現は良くないものだと思ってください。
というか、何やら重い雰囲気となってしまった……。
東方の島国、日本。
大きく五つに分かたれた大陸の中でもガルヴァス帝国と同様の最先端技術を有する経済国家である。
その最先端の技術は各国にも評価され、国民からも多大な信頼感を得ていた。
しかし、とある国の侵攻があってからは長い間破壊を免れていた都市にも大きく傷を残した。その破壊された都市は侵攻の後、すぐに復興が行われ、その爪痕を塞ぐことができたに見えたのだが、その代償として日本はとある権利を失うこととなった。
それはこの国で生きる人間にとって尊厳という言葉がもっともふさわしいものだった……。
大きく広がる青空に佇む白い雲がふわりと浮かぶ中、太陽の光が大地を照らす。
日本の首都である東京の中心部には、高層ビルなど大きな建築物が多く並び、その外観は長年の時を経た影響からか近未来的な構造を持った都市だと思わせる程だ。
かつての侵略から立ち直って修復できたことから技術も確実に進歩されているだろう。銃声のない騒がしさからも平和であることを証明させている。
ところが、その本来の東京の光景とは少し異なるところがあったのだ。それは街の外観というよりもその国に住まう人々の生活にあった。
都市から大きく離れた場所にとある建物が存在していた。そこは広い敷地に囲まれるように小さな建物もいくつか設けられてあり、その中心に建てられている。
敷地の一角には建物を行き来できる門があり、そこに制服を着た少年少女たちがその建物に足を踏み入れるように通り過ぎていった。
その建物の名前は、私立 『一月学園』。
広大な敷地を有するこの学園は、小・中・高の一貫教育で経営されており、そこに通う学生らはそれぞれ社会に進むために勉学に励んでいた。
所属される学年は初等部、中等部、高等部の三つに分かれ、学生らはそれぞれ色が異なる制服を着ている。もちろんスポーツや科学など、様々な形式の部活動が行える施設も充実しており、教育の一環として行われていた。
しかし、ガルヴァス帝国の侵攻があってからは学園にも被害が及んだ。敷地が広いこの場所を避難施設として利用されたこともあるのだが、戦闘の影響を受けて建物の一部が半壊し、建て直すためにしばらく経営を中断させた。
その中で帝国との取引が行われ、学園を再建という形で存続される。再建後は通常通り経営を再開させ、学生達を通わせていた。
一見平和にも見える光景ではあるが、学園の日常はあれから変わってしまった。
ある日の朝、学園内の一角でストレートな印象を持つ茶色の長い髪を生やし、前髪にカチューシャをつけた一人の少女が廊下の中を歩いていた。左側には教室が、右側には外を遮る窓が並んでいる。
少女の名は、エルマ・ラフィール。高等部に属する群青色の制服を着た、この学園に通う生徒である。
エルマが自分と同い年の生徒達がいる廊下を歩く中、彼らに混じって、その廊下の外側に立つ二人の生徒がいた。
赤い柄が入ったバンダナを巻いた少年と、二本のおさげを巻き、メガネをかけた少女。二人共、エルマと同じ高等部の制服を着ており、同じ学年に所属していると思われる。その二人がエルマを視界に捉えるとなぜか彼女に向かって目を光らせた。
エルマが二人の前を通り過ぎると視線を感じたのか、歩みを止めて顔を後ろに回した。彼女に視線を送っていた二人はそれをそらし、目を合わせようとしなかった。
「?」
気のせいなのかと首をかしげる中、エルマは再び足を動かす。しばらく廊下を歩くと自然に教室が目に付き、自分が座る席がある教室だと気がつき、そこに向かった。
その教室のドアの前に立った彼女はそのままドアを開ける。そして、その開けた先に向かって声をかけた。
「おはよう」
「「「「「「おはよう」」」」」」」
彼女の挨拶にこの教室の一員の生徒達も挨拶をして声を交わすが、その挨拶に応じようとしない生徒も何人かいた。その生徒は彼女に声をかけないまま睨みつけたり、無視するように目を背けていた。エルマはそれを見かけると口を閉じてしまい、何故か視線を逸らしてしまう。
その視線の持ち主はエルマ達と同じこの学園に通っている学生なのだが、異なるのはその出自だ。それはエルマ達がガルヴァス帝国の生まれであり、彼らは本来この国に住む日本人だったからだ。
つまりこの国に住む日本人がガルヴァス人を嫌うような視線を向けていたのである。もっとも、彼らの心境から察すれば、仕方がないかもしれない。
自分達を睨みつける視線に気付いたのか、エルマを含む、女子学生四人はその視線から目を逸らし、教室の片隅で顔を合わせるように囲む。皆、ガルヴァス人である。そんな中、エルマの右隣にいるカーリャ・マルクが尋ねた。
「ねえ、聞いた? 昨日、またこの国に例の"感染者"が現れたらしいよ」
「本当!?」
「うん。でも、ワクチンを摂取したから何とかなったけど、もし摂取していなかったら、とっくに亡くなっていたよ」
カーリャの言葉にエルマ達は驚き、動揺を覚える。過去に酷いことをされたかのような怯えが表に出ている。エルマの正面にいたルル・ヴィーダがひきつるような表情になりながらも、その詳細について尋ねてきた。
「で、誰なの……?」
「なんでも……祖国の人間だって!」
「そんな……」
ルルの問いにカーリャが周囲に聞かれないように小声で答える。その答えは彼女達にとって驚愕なものであり、イーリィが思わず声を漏らす。
"感染者"という不意打ちにも等しい言葉を発する彼女たちの爆弾発言により、本来なれば暖かい空気を弾ませるどころか逆に沈ませしまう。
冷たい空気を流す会話が進む中、それをふと耳にしていた生徒達は思わずビクッと背筋を一瞬で凍らせていく。さらには周辺に伝わり、教室という空間すべてが一瞬で氷付けになるように体を硬直させていく。その反応は尋常ではなく、逆に騒がしくなっていった。
エルマ達も周囲に目を向けると揃えてヤバいと思ったらしく口に手を当て、苦笑いしつつも表情を曇らせていた。どうやら周囲にいた生徒達もそのことを既に知っていたらしい。その情報はタブーだと言わんばかりに彼女達に暗い表情と共に視線を向けてくる。
何故なら彼ら、いやここにいる全員にとってその言葉は《キーワード》ならぬ、《ブロックワード》――すなわち"禁句"であった。時が際限なく流れているにも関わらず凍りつくような冷たい空気が今もまとわりつく。
まるで無理やり極寒の地に弾き飛ばされた感覚であり、そして今も恐怖として体に刻まれていた。そこには敵対心を通り越した恐怖心だけが彼らの心を支配していた。
しかし、そんな空気を一瞬で振り払うかのようなチャイムが学園全体に鳴り響く。それに気付いた生徒達は今も睨んでくる日本人の視線を避けるように静かに席に着いた。
その後、教室のドアからこのクラスの教師を勤める日本人が現れ、ホールルームを開始させる。ホールルームを終えると学生達はさっきまでの空気を忘れて、本日の授業を始めたのであった。
これが、この学園にとって平和な日常である。
なぜこのようなことになっているかというと、実はこの教室にいる学生の三分の一がガルヴァス出身であり、残りの三分の二が日本人という構成であった。
また、このクラスだけではなく学園全体がこの構成となっており、学生だけではなく教員達にもガルヴァス人が含まれていた。
エルマ達が留学生として遠路はるばるやって来たという見方もあるが、実はそうではない。それは留学ではなく侵略による移住であった。
これはガルヴァス帝国との取引によるものであり、日本人とガルヴァス人がこの学園に通わせる共学制を実施させた結果である。つまり学園を共同で使用する形だ。
さらには学園の外でもガルヴァス人がこの国の一般人として出歩いていることが多かった。元々は日本人が住む平和な国であるはずなのに、なぜか他国の人間がそこに居座るという、なんとも奇妙な光景が日常となっていたのだ。
なぜならウイルスによる混乱の後、日本を、世界中の国々を侵攻、および介入してきた国こそ、ガルヴァス帝国であり、この世界は二つの脅威によって支配されていたのだった。
放課後、空が緋色に染まる中でエルマは本日行われた授業が終わった後、教室を出て自身が暮らしている学生寮に向かい自分の部屋のドアを開けると、彼女のルームメイトである一人の少女が本を読んでいた。
「今日もお疲れー」
少女が仕事を終えたサラリーマンをねぎらうような言葉をかける中、エルマはバッグをベッドの横に置き、ベッドに腰をかける。
「ホント、疲れるわよ。あの人達、毎日敵意むき出しのまま授業を受けると調子狂うし……」
「仕方ないよ。今更だけど、他に生きていく場所がないの。彼らも、私達も……」
「うん……」
ルームメイトはエルマに声をかけ、彼女もそれに答える。
その後、二人は顔を下に向け、気持ちが沈んで悲しそうな表情を見せる。瞳も虚ろな感じだ。そして、周囲の空気は彼女達の感情に同調し、悲壮感に包まれた。
その理由は、過去に起きた"ある出来事"が関係していた。この学園に通う彼女達にとっても悲しいものであったのだ。
彼女達の祖国が現在行われていることは決して正しくないと言える。エルマもそう自覚はしているものの、ただ自分達にはこうするしか生きていくことができないことだと、心の中で未だに納得させていた。
だが、それを正すことはあまりにも難しい問題でもあり、帝国と対等に渡り合える存在など皆無に等しかった。もっとも、根本的な問題の方は解決することが一番難しく、手をつけられる様子ではなかったのだ。
ガルヴァス帝国に占領された日本の街は、ほとんど帝国の手によって改装されることとなった。
その面影は残ってはいるものの、この地に住む日本人達にとっては全く原型を留めていないという声が多く、未だに反対する者も少なくはない。
大勢のガルヴァス人が日本に住み着くようになってからは、かつての賑わいがほとんどガルヴァス人に塗り変えられてしまっていた。
反対に日本人達が街を出歩くことも少なくなっている。ガルヴァス人の見る目がまるで道端に落ちている石ころのようなものとして評価にされていったのだ。
ガルヴァスの侵攻があってからは、ガルヴァスと日本の関係は冷え切っており、ほとんどの日本人はガルヴァス人に対して憎しみを抱くようになっていた。しかし、故郷である日本が敗北してしまったが故にガルヴァス人に逆らうことも手を出すこともできずにいた。
中にはお金が欲しいがために社会で働く者もいるのだが、底辺の立場のためか周りから下に見られ、日本人は奴隷のように扱われていた。仮に働いたとしても給料は少ない状態で貰われ、辞めることさえ許されることはなかった。
日本に住み着くようになったガルヴァス人たちはその様子を見ても疑問に思わず、日本人がガルヴァス人の暴力に受けられていることも助けず、その上通り過ぎるなど、まるで存在しないものとして認知されていた。
しかし、なぜかガルヴァス人の中には表情に余裕がない者も確認されている。おそらく、過去に受けたあの悲劇を味わったためと思われ、未だに解決していないことから今でもその恐怖が染み付いている結果と言えるだろう。
まるで焦っているかのようであり、端的に言えば一種の逃避の裏返しでもあった。
だが、ガルヴァスの力は凄まじく世界の中でも高い実力を誇るため、現在でもその力を他国に見せつけていた。それはまさしく、ガルヴァス帝国こそが世界の支配者であり、敗北した者はその支配を永続的に受ける立場だという現実を突きつけられていた。
ただ、その支配を認めず抵抗を続けていた者たちを除いて……。
東京の街の一角には、ガルヴァスの侵攻によって壊され、未だに改装されてもいない廃墟がたくさん残っていた。当時の状況が映像のごとく残り、放置されたままである。
その周辺や道路には全く手入れされておらず、ゴミなどが散乱していた。また、壁一面にもスプレーで吹きかけたであろうガルヴァスを非難する落書きがあった。
当然、日本に住み着くガルヴァス人はそこに向かうことはせず、かわりにほとんどの行き場を無くした日本人が住み着くようになっていた。そして、いつしかそこは無法地帯となっており、これも歪んだ繁栄の裏側に潜む実態と言ってもおかしくないだろう。
そのうちの廃墟の一つには、汚れやヒビが目立つものの傷が残っておらず、大きなシャッターが閉ざされていたものがあった。窓も閉められているため、外からは現在でも使われている様子は見受けられない。だが実際はそうではなかった。なぜなら、いるはずのない人間がその中にいたのだ。
その内側は大きな空間が広がっており、明かりを点けなければ辺り一面が真っ暗であった。だが、小さく照らされた一角に大勢の若者を含めた大人達が円を作るように集まり、自分たちの隠れ家として利用していた。
長い年月が経っているせいか、外側と同様に壁には汚れやヒビなどが目立ち、天井には黄色く照らされた照明があって、薄暗い雰囲気を醸し出している。
さらに周辺には何かが積まれた、大きなダンボール箱や色んなものが置かれているものの、長年の劣化によって錆び付き、使えなくなったものもあり、見た感じでも明らかに衛生的ではないのは明白である。
ちなみに、そのダンボール箱の中身はプラスチックに包まれた大型の銃や弾丸が敷き詰められていた。
この場にいる若者達は皆、日本が故郷であることに誇りを持っており、故郷を解放させるという一つの目的のために集まっていた。
それは、自分達の故郷を踏みにじったガルヴァス帝国に反攻する反抗勢力――"レジスタンス"のメンバーとして活動していたのだ。
レジスタンスはこの数年間、日本を解放するために抵抗を続けていた。しかし、ガルヴァス軍の戦力は凄まじく、元々の戦力が違いすぎたためか、敗走を繰り返すことが多かった結果、レジスタンスは次々と武器を失い、共に戦ってきた仲間達も減っていく一方であった。次第に、その意識も薄れていく。
現在、彼らは一度隠れ家に集合し、組織の壊滅を避けるために今後はどうするべきか話し合い、議論を交わす途中であった。
だが彼らの顔は疲れているのか部屋と同様に暗く、深刻な空気が今も流れていた。
「どうすりゃいいんだよっ! このままじゃ全滅していくぜ!!」
「弱音を吐くな! 俺たちはまだ生きているんだ!」
「でも、今の私たちの戦力じゃ……」
二人の男の荒々しい会話の中に割り込むように一人の女が意見を出す。その中でレジスタンスのリーダーを務める黒髪の青年、日下部直人は呟く。
「日本軍と連絡がつければ、なんとか協力を要請できるのだが、こんな状況では繋がりようが……」
「はぁっ!?」
諦めに近い日下部の呟きに、向かい側にいる緑髪の青年、片桐春馬は立ち上がる。片桐は眉を吊り上げたまま日下部に近づき、その胸ぐらを掴む。片桐の行動に、それを見ていたレジスタンスのメンバーも諫めようと騒ぎ出す。
「お前まで弱音を吐いてどうすんだ! 俺達にもう戦うなと言いたいのかよ!」
「そういう訳じゃ……」
「なら、戦うしかないだろ! 俺達はずっと戦い続けてきたんだ。今更やめられるわけねえよ!」
「…………!」
日下部は胸ぐらを掴まれたまま苦しそうに答える。すると突然、ドアの向こう側からノックの音が響き、それを耳にした全員がドアに目を向ける。
ドアが外に開かれると、頭に柄が入ったバンダナを巻いた赤髪の少年、赤峰トーガと、水色の髪に二本のおさげを巻いた少女、木原佳奈の二人が現れた。
その二人が現れたことに、先ほどまで荒れていたレジスタンスのメンバー全員が息を飲み、それを殺すように動きを止めた。同時に、バツの悪そうな表情をとる。その時、低い声がこの空間に明瞭に響いた。
「相変わらず騒がしいですね、あなた方は……。もし、奴らに聞かれたらどうするんですか?」
「…………」
「す、すまない……」
トーガは目の前の光景に対して溜息をつきながら返答し、その傍らにいる佳奈は無言でその様子を眺めていた。二人の指摘にメンバーらは自分達の今の様子に無言のまま反省し、沈黙が続いた。
その一方で片桐は佳奈の憐れみを抱いた視線がこちらに向けていることを知り、呆れた様子で日下部を掴んでいた手を離す。日下部は片桐が手を離したことでバランスを失ったのか、尻餅をついた。
そして、佳奈はレジスタンスのメンバーがいる空間の外にある廊下を見ながらようやくドアを閉める。メンバー同士による諍いは二人が現れたことで、とりあえず鎮静したようだ。
「遅えぞ、お前ら!」
「すいません。ですが俺と佳奈は、あなた方――レジスタンスとは繋がっていると思われたくないんですから……」
だが片桐は二人が会議の集合に間に合わなかったからか、口を尖らせる。どうやら反省の色がまったく見えなかったようだ。
片桐の物言いに呆れた様子を見せるトーガは自分達の状況が他とは異なっていることを片桐に説明し、改めて納得させようとした。
彼らもまた一月学園の生徒なのだが、帝国に反抗の姿勢をとるレジスタンスに参加しているかは容易に想像できる。しかし、学生の身分であるはずの二人がなぜ彼らと共に行動するのは、ある理由が関係していた。
この場にいる者全員もあえて参加することを承知し、黙認している。だからこそ二人は彼らと一緒に行動していたのだ。
説得を終えた刀牙は日下部に顔を向け、あることを尋ねようとする。
「それで、日下部さん。アレの準備はできましたか?」
「ああ、とっくに準備は終わってるけど……」
日下部は地面から立ち上がった後に顔を右に向けるとトーガもそれに合わせるように視線を左に向ける。その視線の先には、大型のトラックと大型のトレーラーがそれぞれ一台ずつ存在していた。
トレーラーには彼らが準備していたものが積まれており、その上からトレーラーカバーが被せられてあった。しかし、トレーラーを用意するあたりその大きさは明らかに不自然である。
トーガがその視線の先にあるものに対して体を前に向けるとそれを止めるように佳奈が左腕を掴んできた。トーガがそれに気づくと一瞬、沈黙が入る。
「ねえ、本当にやるの?」
「…………」
彼女はこれから行われることが危険だとレジスタンスに合流する前から分かっていた。佳奈は彼の身を案じて声をかけるが、刀牙は一度佳奈に顔を合わせた後、再び顔を前に向け、決意を固めるように目つきを変えた。
「心配するな、佳奈。俺は死なない。いや、死ぬわけには行かないんだ。あの"悲劇"で死んだ父さんの無念を晴らすためにも……!」
トーガは決意を表すように自身の左の拳に血が滲む程の力を入れ、握り締めた。
あの悲劇とは、この世界にとって最悪な出来事であり、歴史にも刻まれながらも今も人々を苦しませる――――
"地獄"であった。
この話でヒロインと思わしき少女が登場しました。ここから主人公らとどう絡んでくるのか、構想しながら物語を進ませます。
他にも新キャラが出ていますが、実は主役ではありません。主役が出るのはまだまだ先です。