刹那玻璃の童話集(勉強中のため、よろしくお願いいたしますm(__)m)⊂(^(工)^)⊃
テディベア警報発令中‼☆
アンティークと言うのは100年以上経った骨董品を指す。
しかしテディベアは元々男の子のおもちゃとして作られており、100年を越えたテディベアは滅多にお目にかかれない。
100年未満はヴィンテージと呼ばれる。
ある人が、ネットオークションでヴィンテージベアを買った。
来たとワクワクしていたら、いつもの事を忘れ、翌日悲鳴をあげた。
テディベアの縫い目から次々に虫が出てくるのである。
「ギャァァァ‼」
テディベアを愛していても、虫は駄目な彼女は逃げ出した。
昔のテディベアは、綿ではなく、木毛と呼ばれる長い木屑を詰めて作られており、次第にボロボロになったり、もしくは手入れを怠ると虫が生息するもとである。
彼女は泣きながら必死で殺虫剤はテディベアを痛めるため、虫の嫌うハーブと、湿気とり用のタオル、とテディベアを入れて、黒い布に包んで外に干した。
夕方まで干したあと、恐怖を圧し殺して、テディベアの背中を開けた……‼
「……」
涙目で閉ざそうとしたが、駄目だと、中身を出して、一時的に綿に入れ換え、ボロボロの木屑とあるものを、ゴミ箱に入れたのだった。
明日はごみの日……。
良かった……。
テディベアは捨てないでください。