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*サクッと壊滅

「むぐ!?」 「ふぐっ!」 「うッ!!」



18禁の下拙な言葉が飛び出てくるお口は、サクッと閉ざしちゃおうねー。

魔法の粘土を次々と盗賊団の口に詰め込んでいく。もちろん、ついでに気絶させていくことも忘れない。



「ヤッホー!ミユちゃん元気ー?」



辿り着いたのは、数ある牢屋の中の一つ。ミユちゃんの囚われている牢屋。

見た感じ元気そうだね。まぁ、何日間も入れられてた訳じゃないし。



「でもそれじゃ、出てこれないねー?」



パチンと指で音を立て、一瞬で全ての牢屋の枷を外し正面の鉄格子を壊してやる。

格好良く見せてるけど、予め魔術阻害石を壊してから来たから魔術使ってサクッと壊したんだけどね。



「……。」


「ミユちゃんー?え?何で目、逸らすの?」


「……別に。」



照れたように、プイと顔を逸らすミユちゃん。――ちょっと、ふざけすぎて呆れられたかな?



「……無事で良かったよ。」


僕は呟くようにそう言うと、ミユちゃんと同じように囚われていた人達に向き直る。――聞こえなくていい。僕はそういうキャラじゃない。



「ねぇ。とりあえず集めてきたけど、どれが誰のかな?」


盗賊団の各部屋から掻き集めてきた彼らの持ち物を、盛大に床にぶちまける。

意外な展開に、驚く彼ら。大切なものもあるだろうと思って、集めてきたんだけどな。



「あ、建物の外に騎士さん達がいるから、助けて貰ってね?」



適材適所。後は彼らに任せるのが一番。

事情を聞かれる前に、僕らはさっさと帰ろうか。




----------



「あ、そういえばミユちゃん。今度また誘拐された時の為に、これ持っててね?」


外見はお守り袋のソレ。

でも、僕が作った超重要アイテム。



「……え?ま、また私が誘拐されるとでも思ってるの?」

「うん、もちろん!」


だって次の誘拐の時は、命の危険があるからね?念の為だよ。

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