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オコなの
ニギニギ……。
「ホヘェ~。」
僕の手の中にいるポポちゃんは気持ち良さそう。
でも僕はシュラを許さないの。
だから、シュラの腕をギューってしてお仕置きしてるんだ。
「ユン、痛ぃわ。」
「仕返し…………じゃ、じゃなくて、お仕置きだもーん……。」
僕はプイッとシュラから顔を背ける。
「仕返しはいけないことなんだぞー?」
シュラが、悪戯っぽく話しかけてくる。
「仕返しじゃないもん。お仕置きなんだもん。」
「そっかー。仕返しかー。」
「仕返しじゃないもん。お仕置きだよ。」
「そっかー。悪い子にはお仕置きかー。」
「お仕置きじゃないもん。仕返しだもん。悪い子には仕返ししなきゃいけないんだよ!…………ふぇ?」
「アハハハ!!見事に引っ掛かったな。最高だ!」
「むぅぅーーー。」
「まぁまぁ、そんな怒るなって。ほら、機嫌直せよ。」
シュラは僕に飴玉をくれたから大人しく貰っておくけれど、僕はシュラを許した訳じゃないんだ。
「シュラなんか大っ嫌いだもん……。」
僕はシュラの腕に抱きつくと、飴玉を舐めながら思いっきりギューってした。
ユンナス君sideはとりあえず終了。