8月2週 政治・経済ニュースベスト5 【靖国遥拝 ソニー&TSMC 千葉豪雨 プーチン北方領土初訪問 徳島マイナンバー46万人流出】
『 』の中が記事の引用、⇒ 以降に僕の意見が書いてあります。
第5位 『ソニ-とTSMC、29年から次世代画像センサー量産へ 熊本に合弁会社』
ロイター通信日本語版8月11日の記事 https://jp.reuters.com/economy/DMG2U4IMUJORZOJO25LHTZUIB4-2026-08-11/ より、
『ソニーグループ傘下のソニーセミコンダクタソリューションズと台湾積体電路製造(TSMC)は11日、熊本県合志市に合弁会社を設立し、2029年からスマートフォン向け画像センサーを量産すると発表した。
ソニーの設計・開発力とTSMCの先端生産技術を組み合わせ、次世代画像センサーを開発・生産する中核拠点にしたい考え。
合志市にあるソニーの工場内に開発機能と生産ラインを整備する。ソニーは現金出資や会社分割による資産移管を通じて約4650億円、TSMCは現金出資で約2820億円を段階的に拠出する。量産に向けては日本政府の支援も受ける。
合弁会社名は「アドバンスト・ビジョン・セミコンダクター・マニュファクチャリング(AVSM)」。ソニーの発表によると、ソニーが過半を出資して支配株主となり、同社の連結子会社として運営する。代表取締役もソニーから選任する。』
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TSMCの半導体とソニーの世界トップレベルの画像センサー技術が合わさればドローンなどにも活用されるために非常に有効ではあるのですが、TSMCにおいては少し気になる点はあります。
1点目は熊本のTSMCの工場は日本に対して半導体を供給する義務が存在しないという事です。法整備が無いという事だそうですが、1兆円以上をTSMCに投資するのですから、法整備をする必要があったのではないか? という事です。
もう一つはTSMCは全世界に工場が存在するためにソニーのセンサー技術が海外に盗まれる懸念があるという事です。
経済安全保障を重視するのであればこういう点も重視していく必要があるのではないか? と個人的には思ってしまいます。
第4位 『千葉中心に”異例の豪雨”原因は? 局地的な雨をもたらした”異例の現象”とは』
テレ朝ニュース8月14日の記事
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/900197168.html
より、
『13日午後6時過ぎの千葉市中央区。1時間あたり115ミリと大雨ではありましたが、車はまだ普通に走行できる状態でした。午後6時46分、千葉市に記録的短時間大雨に関する速報が出ます。その10分後、路面に水がたまり始めました。レベル5大雨特別警報が発表された午後7時半には池のような冠水に。午後8時には人の膝上にまで水位が上がってきていました。車も走行を諦め、緊急ターンする事態に。辺りでは雷が発生し、激しい雨が降っているのが分かります。
気象庁 細見卓也予報課長
「千葉、それから佐倉、3時間の降水量が観測史上1位の記録を更新。千葉市の8月1カ月の平年の降水量は115.7ミリ。これを上回る雨量が3時間で一気に降った」
記録的短時間大雨に関する速報が25回も出された千葉県。原因の1つは線状降水帯が発生したことですが…。
ウェザーニューズ局地解析予測センター内藤邦裕気象予報士
(Q.千葉県の13日の雨雲は)
「典型的な線状の形ではない。形としては『バックアンドサイドビルディング型』。線状降水帯の停滞を発生させる形状となり、千葉県内で長時間停滞して記録的な豪雨をもたらした」
線状降水帯でよくみられるのが、バックビルディング型です。積乱雲が風に流される一方、後方で新たな積乱雲が次々と発生し、雨雲が列をつくります。一方の今回指摘されている、バック·アンド·サイド·ビルディング型は後方だけでなくサイド、つまり側面でも積乱雲が次々と発生し、発達するというものです。
京都府南部で2012年、甚大な被害が出た時もこの型だったとされていて、全国どこでも起きる可能性はあります。雨雲がどこで新たに発生し、どの方向へ広がるのかを細かく予測することは難しいとされています。
ウェザーニューズ局地解析予測センター内藤邦裕気象予報士
「もっと西にずれて、山の方で発達させる計算をしていた予報モデルも多かった。ところが実際には、山よりもだいぶ離れて、東京湾の東部沿岸付近、房総半島、千葉県内を中心に停滞してしまった。海上から伸びている『シアーライン』のあたりが房総半島にかかっている」
シアーラインとは、風向きの異なる空気がぶつかる境目のことです。13日の日本列島は高気圧や台風、元台風からの風が吹き込んでいて、大気が不安定な状態に。上空の寒気や、台風からの非常に暖かく湿った空気の影響で積乱雲が発達し、停滞した場所が千葉県でした。発達した積乱雲を停滞させた要因として、関東地方の地形も関係しています。
ウェザーニューズ局地解析予測センター内藤邦裕気象予報士
「シアーラインの一番北のへりのさらに北側を回り込んでいた東風が、関東西部の山にぶつかって変形して、強い北寄りの風としてぐっと下がってきていた。関東·東京湾西部で北風が強まり、組織化された積乱雲の停滞」』
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「事前予想」を上回るほどの線状降水帯が発生してしまい、8月1か月分の大雨が非常に強力な雨が短時間の間に降り注ぎました。「令和8年8月千葉豪雨」と名前が名付けられたそうです。
大雨が降り始めてから1時間半後に線状降水帯などの警報が発せられ、8人が亡くなるという事態になってしまいました。
台風の通過直後だったこともあって油断された方もいらっしゃったのでしょう。
気象衛星やAIなどを駆使して予報をしているのだと思いますが、依然として自然を完全に予測することは難しいのだなという事を痛感した一幕でした。
気象庁などは総力を挙げてこの予測が外れたことについて原因究明を行って欲しいところです(そうでないと人工気象兵器か? などと言われるでしょう)。
しかもこの記事によれば全国どこでこのような突発的な豪雨が起きてもおかしくはない出来事だそうなので、
身の危険を感じたらすぐに高台に移動するなどの命の身を守る行動を警報などが無くても行うべきだと言うことを思いました。
第3位 『ロシアのプーチン大統領、北方領土初訪問 対日けん制、「実効支配」強調』
時事通信8月13日の記事 https://www.jiji.com/jc/article?k=2026081300526&g=int より、
『ロシアのプーチン大統領が13日、北方領土の択捉島を訪問した。タス通信などが伝えた。プーチン氏が北方領土を訪れるのは初めて。大統領自ら足を運ぶことで、ウクライナ侵攻を理由に対ロ制裁を続ける日本をけん制し、実効支配の現実を内外にアピールする狙いがあるとみられる。
プーチン氏は、北方領土を事実上管轄する極東サハリン州のリマレンコ知事と共に択捉島の水産加工場や病院などを視察。プーチン氏は特産のイクラを試食するパフォーマンスを見せた。
好天に恵まれ、学校付近に集まった住民らを前に「まるでリゾート地だ」と発言。住民らは「(晴天は)とても珍しいこと」「あなたの到着に合わせたようだ」と答え、談笑する様子は国営メディアで伝えられた。
プーチン氏はその後、リマレンコ氏と会談した。リマレンコ氏はウクライナ侵攻で負傷した兵士2000人がサハリン州でリハビリ治療を受け、大半が前線に復帰したと報告した。「住民は『全ては勝利のために』と話している」と侵攻支持の世論を強調すると、プーチン氏は「ロシアの人々とはそういうものだ。勝者の遺伝的コードを持っている」と応じた。
会談では第2次大戦末期の対日参戦で激戦地となった千島列島北東端のシュムシュ島(占守島)にも触れた。プーチン氏は戦死したソ連兵の追悼について「忘れてはならない」と述べた。』
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プーチン大統領の北方領土訪問について単なる日本への牽制だけではないロシア内部の引き締めもあるのではないか? と言われています。
日本もプーチン大統領の北方領土訪問に関してはスピーディーに抗議し、友好関係を結べないと話がありましたが、そもそもウクライナに関する経済制裁に参加している以上は友好関係を築ける状況にはそもそも無かったと言えるでしょう。
この一件に関して米国務省報道官が、「米政府は北方領土に対する日本の主権を長年認めてきた」と述べ、日本の領有を認める立場を改めて表明してくれたことは良かったのかなと思います。
第2位 『マイナンバーなど個人情報のべ46万件を記録 徳島県のHDD2台が所在不明 未消去のまま誤廃棄か』
MBSニュース8月10日の記事 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/mbs/2865294?display=1 より、
『徳島県の住民基本台帳に関する個人情報のべ46万件が記録されたハードディスク2台が所在不明となっていることがわかり、10日午後徳島県と機器のリース事業者・NECキャピタルソリューションが会見で経緯を説明しました。
今年5月「住民基本台帳ネットワークシステム」の機器更新に伴って県はリース事業者側に機器を返却。その後消去作業を実施する委託先でハードディスク2台が所在不明になったということです。
ハードディスクには2013年末から去年12月まで12年分すべての操作履歴が記録されていて、氏名や住所、マイナンバー(個人番号)などのべ46万件の個人情報が含まれていたということです。
当該品はいまも発見できていませんが、現時点で外部流出は確認されていないといい、リース事業者は、保管スペースのひっ迫によってハードディスクが本来とは別の場所に置かれ、未消去のまま誤廃棄され、すでに破砕処理された可能性があると判断している、と説明しました。
同社は今後、情報漏洩に関する監視を続けるとともに、管理体制を強化して、再発防止に努めたいとしています。』
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こういう平然とマイナンバー情報が流出してしまう(意図的かもしれませんけど)ことから、マイナンバーカードにあらゆる情報を結びつけることはかなり危険なリスクであると僕は考えています。
流出した際には毎度のことながら「外部流出は確認されていない」という事で大事になっていないことを強調したいようですが、「影でいざという時のために管理されている」可能性と言うのも否定できないと思います。
もっとも、1枚で何もかも便利になるという事も否定できないので、こういった上記のリスクと便利さを天秤にかけて考えていただければと思います。
第1位 『高市首相、保守層離反を警戒 異例の遥拝、式辞も安倍カラー―終戦の日』
時事通信8月15日の記事 https://www.jiji.com/jc/article?k=2026081500424&g=pol より、
『高市早苗首相が就任後初の終戦の日に靖国神社を遥拝したのは、参拝見送りによる保守層の離反を警戒したためだ。内閣支持率が下落基調に転じる中、全国戦没者追悼式の式辞でも先の大戦に対する「反省」の文言を使わず、故安倍晋三元首相が敷いた保守路線の踏襲をアピールした。
首相は15日、千鳥ケ淵戦没者墓苑で献花した後、全国戦没者追悼式が開かれる日本武道館の駐車場に午前11時9分に公用車で到着。しばらく車内で待機した後、同18分に車から降り、約600メートル離れた靖国神社の方角に向かって神道形式の「二拝二拍手一拝」で拝礼した。同19分に車に再び乗り込み、数分後に武道館に入った。
首相周辺は「靖国神社に向かって遥拝した」と明言した。時の首相による靖国遥拝が明らかになるのは極めて異例だ。
首相はこれまで、閣僚在任中も含め、終戦の日と春季・秋季例大祭に合わせて靖国神社をほぼ欠かさずに参拝。昨年の自民党総裁選の時こそ、党内穏健派を意識してか首相就任後の参拝について明言を避けたものの、2024年総裁選時は「参拝を続けていきたい」と言明していた。
ただ、昨年10月の首相就任後は中韓両国への配慮を余儀なくされ、今年の春季例大祭でも参拝を見送っていた。首相は15日、少し離れた場所からの遥拝に加え、参拝した自民の鈴木俊一幹事長を通じて私費で玉串料を奉納した。
報道各社の世論調査で高市内閣の支持率は下落傾向が見られ、岩盤支持層の底割れを懸念する声も漏れる。首相側近は「遥拝は安倍氏も検討した方式だ。できる限りのことはやった。実際の参拝に向けて『4分の1』歩前進だ」と解説した。
首相周辺からは「遠隔地から拝む行為まで批判されることはないだろう」と楽観論も漏れる。ただ、周辺国が実際にどう反応するかは読み切れない。首相の「台湾有事」発言で日中関係が冷え込む中、首相と距離を置く自民閣僚経験者は「中国は参拝と同じだと見るだろう」と突き放した。
野党からも厳しい声が相次いだ。中道改革連合幹部は「支持者向けのパフォーマンス」とばっさり。公明党幹部は「姑息だ」と指摘し、共産党幹部は「遥拝は参拝に準ずる。支持層へのアピール狙いの愚かな行動だ」と切り捨てた。
保守層を意識したとみられるのは靖国神社を巡る対応だけではなかった。靖国遥拝後に臨んだ全国戦没者追悼式の式辞では、石破茂前首相が昨年の式辞で13年ぶりに復活させた「反省」の文言を封印し、安倍氏が政権奪還後の13年から退陣するまで続けた対応に戻した。
独自色がにじんだ部分もある。安倍氏が使った「戦争の惨禍を二度と繰り返さない」との表現を変え、「戦争の惨禍を二度と繰り返させない」と戦争の主体を曖昧にした。共産党の小池晃書記局長は「まるで被害者(の言葉)だ。反省できない国が信頼されるわけがない」と批判した。』
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安倍元首相の「戦争の惨禍を二度と繰り返さない」を「戦争の惨禍を二度と繰り返させない」と高市総理は「せ」一文字を加えただけではありますが、非常に大きな意味を持つと思います。
今現在議論されている核兵器についてや、武器輸出の問題など「大転換」を狙っていることも僅か1文字ではありますが何か伝わるものを感じました。
そうした防衛に関する大転換の予兆を感じるものがありながらも靖国参拝に関しては「遥拝」にとどまりました。
僕は靖国に参拝することに関してそこまで重きを置いてはいませんが、保守側の支持者からすると「公約違反」と受け取る方も多く存在しており、支持率が次の総裁選の頼みの綱である高市総理としては様々なところからの圧力を受けながら「綱引き」をすることが問われるのかな? とも思いました。
ただ、閣僚や自民党幹部などが靖国参拝をしても中国などからは抗議は来ているようなので、「どこから見ても中途半端」というのが高市政権でありがちなことなのかなとも思いました。
※靖国問題に関しての僕の見解はこちら https://ncode.syosetu.com/n1441mc/
※核兵器についての僕の見解についてはこちら https://ncode.syosetu.com/n1727mp/
いかがでしたでしょうか? 今週はやはり「終戦の日」にかかる週だったためにそれに関連するニュースが非常に多かったように感じました。




