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初戦闘

 道路を車が行く。

市長が貸してくれた……

普通に考えたら、貸してくれたのは国か?

車に乗って

乗る時も、ちょっと揉めた。

カユイさんが、後部座席で膝枕をしようとするんだ。


「いいよ、シートベルトするよ」


断ったのに


「ありませんよ」


運転席のフリルエルが説明してくれた。

なんでも、この車は走り出すと座って人を吸着するらしくて

そんなものいらないとの事だ。

実際、カユイさんはシートベルトを知らないんだと。


「魔王城までは、

このワールドロード(世界道)194号線

を、使おうと思うのですが

かまいませんね?」


かまうも、かまわないもない

道なんて知らんし

そもそも、なんだよ

ワールドロード(世界道)って

149本もあるのか


「い・く・よ。

と、お覚え下さい」


なんで、なんかセクシーに言った?!




 そうして

押し切られて、カユイさんの膝枕で寝ていると

なにやら、車は止まったようだ。

寝かされているから景色とか何も見えん。


「あれは、A級指名手配犯

 シルペルス」


「こんな街の近くであんな大物があらわれるなんて……」


カユイさんがなんか名前をいって

フリルエルが驚いてる


「まぁ、ようするに敵なんだろ

こいつを使う時が来たな」


ももとらんベルトの封を開ける

説明書が入ってる

が、今は良いだろ

普通なら車で読むんだがなぁ……

車を出て

装着する。

うむ、かっこいい。

スイッチを入れるぞ。


ふぉんふぉんふぉん。

待機音が鳴り響く


「な、なんだ、それは

もしや」


なんか魔獣……

名前いってたような気がするが忘れた。

なんか、鼻が突き出ている毛むくじゃらだし

暴将ボガロで良いだろう


「暴将ボガロ!

お前は、このももとらんが打ち取ってやる!

変身!」


やはり、この瞬間がかっこいいよな!

ポーズを一連の動作で決めてスイッチを押す。


「とう!」


ジャンプして天空からのドロップキックだ


どがーん!


と、土煙を出すのも忘れずに


「ももとらん登場!」


ポーズをつける

さぁ、フリルエル頼んだぞ。


「さぁ、始まりました。

勇者ももとらん 対 暴将ボガロの戦いです。

あーっと、まずはももとらんの急降下キック

ボガロは初手からふらふらです。

そのすきに、ももとらん

チョップチョップチョップ

水平チョップの、あめあられーっ!

これには、ボガロもギブアップかー?

しません、ギブアップしません

手招きするももとらんに向かっていくー!

そこで、ももとらんのアックスボンバー!

ボガロの体が一回転

空中を舞うっ!

そこに、ももとらんがつかんで

パワーボムだっっ!

これは、ボガロが起き上がれないかっ?!

カウントが入ります

わーん

つー

すりー

ふぉー

ファイブ

しっくす

カウント、シックスで立ち上がった」


フリルエルがお約束の実況をしてくれる

良いぞ、前回より

より、ジャスト古太刀さんっぽい。

1ダウンも取ったし決めるか


「ああーっと

両手を上げた

ももとらんの体が七色に光輝いた

これは、出るか必殺のぉー!」


「レインボービーム」


ももとらんと言えば、このレインボービームだろう

と、言う事で発射した

いかんいかん

爆発四散させちゃだめなんだよな。

貫通だけにしよう

いや、貫通した怪獣ってグロいな……

あ、カユイさんが近づいていく


「暴将ボガロをやっつけた事を確認しました」



「うああー

ボガロ様がやられたっ」


「あれ シルベルス様じゃ?」


「ももとらんが言った名前の方が正しいに決まっているだろう

しにたいのかお前!」


モブが話をちゃんと盛り上げてくれる

出来の良いモブだ。

では、さらだば。


「じゅわっ」


そう叫んで俺

ももとらんは空中に飛んで消えていくのだ。



「ありがとう、ありがとう

ももとらん

今日も地球は救われた」


「いえ、フリルエルさま

地球なんて名前のものはおりませんし

帰られると困るのですが……」


「おぉーい、おーい」


そうして、お約束通りに

後ろから、声をかける。


「いやー、きがついたらももとらんが助けてくれて良かったよ」


「?

ももとらん様はあなたでは?」


カユイさんが変な質問をする。


「はい、カユイさん

お勉強しましょうね。

私も、実況を勉強するために

勇者様の世界にいったわけですし」


フリルエルがこっちにいたのはそのせいか……

うむ

良い出来だ。

やはり、ももとらん戦は実況がないとな


「聞こえてないかもしれませんが

上手くなっているはずです」


「うむ、良い実況だった

これからも頼むぞ」


フリルエルを褒めていると


「どうして、ももとらん様のお名前が有名だつたのかわかりました。

まさに

神話

は、こうして伝わっていったのですね」


なんか、カユイさんがうなづいていた。

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