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再び異世界へ

 土くさい中世っぽい世界だと思ったんだけどなぁ

道路あるじゃん

道行く人が、スマートフォン持ってるじゃん

俺……何しに来たの?


「お待ちしていました、勇者様」


「その声は?!」


 取り替え子~妖精に誘拐し育てられた俺が、三度目の世界救う件~


 俺が振り返った先には

まったく知らない女性がいた。


「誰だ」


「私ですよ! 私!

 お乳もあげた、乳母のフリルエルですよ!」


なんか、白い

まっしろい服にまっしろい長い髪の人が叫んでる


「わからん。いつの話だそれ」


「8000年ほど前です」


「俺は15だ。わかるか、そんな前の事」


「いえ、それはこちらの話で

あなたには、13年前です」



「つまり」


「思い出していただけましたか?」


「誘拐魔!」


「たしかに、そう言われても仕方ないですけどっ!

そうじゃなくて、魔王ドコニデモ・イールが復活したので困ってるんです」


「魔王……?」


「あなたが10歳の時に倒したやつです」


「雑魚か」


「違います、魔王です」


「覚えてないんだよなぁ……」


「ほら、ももとらんぶれーど! って、切り落とした」


「雑魚じゃん」


「そうかもしれませんけど、魔王なんです!」


「当時より強くなっているのか!」


「いいえ、復活したばかりで当時の7割りほどの強さです」


「では、俺が弱体化しているのか!」


「いいえ、10歳のころより背も伸びて魔力も増えたあなたは強くなっています」


「雑魚じゃん」


「ええ、そうですよ! だから助けてください」


「いや、俺はこっちに飛ばされたであろう、クラスメイト21人を探すと言う使命が」


「来てませんよ」


「はい?」


「魔獣が出た時に私がちゃんと体育館に地震があったとして避難させました」


「……じゃ、帰るわ」


「たーすーけーてーくーだーさーいー」


こうして、見知らぬ女性に抱きしめられた俺は

三回目の世界を救う旅に出るのだった


「なぁ、魔王の所まで飛んで行って良いか?」


「倒した確認をさせてください!」


めんどくさいなあ……

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