表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/106

神の力

 専刃と名付けられた自身の本能、そしてその状態にあるときに瞳が黄金に変色すること。サクラはそれらをかいつまんで説明した。


 二人とも興味深そうに聞いていたが、タオは驚きが、サンクトは納得が勝ったようだった。



「やっぱりただものじゃないねえ、サクラは。あの時めちゃくちゃ足が速かったのはそういうわけか……」


「人間が神の力を行使するには多大な負担がかかります。あなたは使いどころを限定することで、そのリスクを軽減していたのですね」


「自覚はないし、意識的に使うこともできないから、偉そうなことは言えないんだけどね」


「あ、でも、勘が利くときは目の色変わってなかったよね? あれは神の力とは関係ないのかな?」


「勘、ですか」



 サンクトの疑問に、サクラは包み隠さず答えた。もともと勘がいいこと、神を探すことに関しては殊更に効果が増すことを。


 すると、サンクトは神妙な面持ちに変わった。



「どした? 怖い顔して」


「……サクラ。それは、啓示の可能性があります」


「刑事?」


「啓示だよ。古い言葉で……まあ、ざっくり言うと神様からのお告げみたいな感じ」



 タオの言葉に、サンクトは頷いた。



「あなたに限っては、より正確には、啓示の亜種といったところでしょうか。あなたの中に神の意志がそのものがあるわけではありませんから」


「つまり、サクラの中にある神の力が、サクラを神様のいる方に導こうとしてるってこと?」


「前例がありませんので、あくまで推測ですが」


「ふーん……でもそれで、なんでサンクトが怖い顔すんの? 私の勘に根拠があるってんなら、別に悪いことじゃなくない?」



 サンクトは少し躊躇ってから、サクラの目を真っすぐに見つめて口を開いた。



「サクラは、運命を信じますか?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ