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グワイナー王国のこれから

「それで兄上が国王になって今の体制になりました」


「なるほど、でも環境が変えるのに反発は無かったんですか?」


「えぇ、でも今までが酷かったので大方歓迎されましたし兄上と僕で根気よく話し合いをしました。 まぁ、それでも100%は無理ですけどね」


 それはそうだ、100人いれば100人分の考えがある訳だから全員を納得出来る筈がない。


「私も一応王太子妃になる予定ですので国政の手伝いをさせてもらっていますが難しいですよね……」


 国を変える、という事はかなり骨が折れる作業だ、だからこそ苦労がわかる。


「それが1年前の話で今は身分関係なく一丸となって国を盛り立てていっている最中です、ただ限界があるのも事実なので周辺国にも協力していただきたい、と思いまして……」


「だからこその留学なんですね」


「えぇ、我が国の現状を知っていただきたいのが目的なのです」


「なるほど、わかりました」


 それからカウル様と私はいろんな話をした。


 カウル様と話をして私の中の第一印象は非常に良いものだった。


 やっぱりあの男と比べてしまうのだがカウル様は素朴で誠実、そして国の事をしっかりと考えている、これこそ王家のあるべき姿だと思った。



 国境を出てから5日が経過してようやくグワイナー王国の王都に到着した。


 なんでそんなに時間がかかったのか、と言えば行程の殆どが山道で場所を降りて歩いたり新たな馬車に乗ったりと大変だったのだ。


 カウル様は申し訳ない、と行ってくれていたけど私は楽しかったので満足していた。   

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