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王女からの手紙、魅了の対策方法はあるのか

 私はグレイザー王国で充実した日々を過ごし、自分が公爵令嬢だという事を忘れかけていた頃、メレーヌ様から手紙が届いた。


「オーランド国で何かあったのかしら?」


 手紙の内容は魅了の調査に関してだが腕の良い魔導士を雇い学園内を調査させた所、やはり魅了をされた生徒が複数いたらしい、ただ問題は魅了の範囲で現在学園内に影響が出ているらしい。


「学園内って……、下手したら学園の関係者をいのままに操れるという事じゃない」


 主にマーニャと関わりがあった令息がかかっていて、婚約者との関係がギクシャクしつつあり、不穏な空気が漂っているそうだ。


「魅了ってここまで影響力が凄いのね……」


 魔導士が学園外に広がらないように封印魔法を施していてまたかかりが薄い生徒は密かに解除しているらしい。


「そりゃそうよね、ただ指くわえて見ている訳にはいかないよね」


 そして教会の動きだが、どうやら最近教会に寄付する貴族が多くなってきた、という。 それもどうやらマーニャの影響らしいがコレといった証拠が見つからず苦戦しているらしい。


「マーニャが聖女ではなく魅了を使っている、という確かな証拠が欲しいのよね……」


「イレイザ様、どうかしましたか?」 


「カウル様、メレーヌ様から手紙が来まして……」


 手紙を読んだカウル様は眉間に皺をよせた。


「学園内に広がっているとは……、マーニャという少女はどうやら強力な魅了持ちみたいですね」


「何か対策は無いでしょうか?」


「対策があるとすれば魅了を打ち消す様な力、光魔法の持ち主を探し出す事です」


「光魔法、ですか……」


 光魔法の持ち主は非常に少ない、と言われている。


「ただ……」


「ただ?」


「封印出来る魔導具があります、まぁ適性が無ければ使えないんですが……」


「適正って魔法の適正ですか?」


「えぇ、高い魔力が必要なので」


 なるほど……。

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