第7話 こんなことで喜ぶか、変態どもが!
「ん・・ぅん・・」
薬で眠らされていたオレは目を覚ますと・・・
「「「「・・・・・・」」」」
「うわ!なんだこれ!?」
周りは女子に囲まれていて自分の格好もとんでもない物に変わっていた。
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そして今にいたる。
その後何度か逃走を試みたものの鎖付きの首輪がそれを許さず今は用意された椅子におとなしく座っている。
「あ~ん、かわいい~」
「さいこぉ~」
今のオレはまさしく人形だ。360度、そこら中から見られている。あまりの恥ずかしさに何度泣きそうになったことか・・・
「でも、もう少し何か欲しいわね?」
「じゃあ!これなんてどう!」
そう言って一人の女子がオレに近づいてくる。手に何か持っておりそれをオレの目の前に持ってきて・・・
「きゃぁぁ!サイコー!」
「いいわね・・ゴクリ・・」
持っていた物は黒ぶちの大きなメガネで気がついたらオレはそれをかけられていた。いや、何されたかわからなかったぞ?。
一瞬メガネをを取ろうかと思ったがやっぱりやめた。・・なんでかって?それは目の前に|(鬼の形相をした)女の子がいたからだよ・・
「ぐぬ・・くそ・・・!」
はずすことをあきらめたオレはずれていたメガネを必死に直そうとしたが大きすぎるのかどうしても斜めに傾いてしまう。
「はぁ・・・はぁ・・・」
そんな姿が興奮するのか目の前でものすごい危なげな息遣いが聞こえる。何か倒れたような音がさっきからひっきりなしに起こっているが気のせいということにした。
このままじゃ今のオレのモノが本当に取られるんじゃないか?
そんな危険を感じていた・・・その時・・
「おい!どうした!さっきすごい悲鳴と倒れる音がしたぞ!」
さらなる混乱がやってきてしまった。
「「「「「「・・・・・・・・」」」」」」
「ん!おい!どうしたんだ!?」
部屋に入ってきたのは数人の男子。不幸にも部活動の帰りかなんかでたまたまここの近くを通ってしまったのだろう。
そして一瞬の静寂の後に・・
「もう!最低!」
「空気ってものも読めないの!」
「いいから!さっさとあっちいってよ!」
女子達は怒り狂い男子達に突っかかっていった。男子達がとても哀れだ・・・・けど今は!
「今だ!」
男子に注意が向いた一瞬の隙をつき脱出を決行、全速力で出口まで走る。女子達が慌てて追いかけようとしてきているが呆けている男子が壁になってくれたおかげで部屋から出ることに成功。
「ネコが逃げたわよぉぉ!」
「ああ!もう!邪魔!」
「待ってーーーー!」
男子達のおかげで部屋の中は混乱の極みになりあっさり引き離すことができた・・・のだが。
「くそ!何で閉まってんだよ!」
出口には逃走を見越してなのか鍵がかかっており外に出ることができなかった。
「くそ・・このままじゃ・・・」
後ろからは女子が走って追いかけてくるのがわかる。もうだいぶ近くまで来ている。
これからどうするか考えようとした時。
「はぁ・・はぁ・・こっちです!・・・」
いきなりドアの一つが開いて姫神が身を乗り出して叫んでいる。
女子達がもうすぐそこまで迫ってきていた。
「ええい!ままよ!」
運を天に任せオレは姫神のいる部屋に突っ込むとドアはすぐに閉められた。そして廊下には誰もいなくなった。
クロ「どーも。プランK、くそですね、なクロです」
姫神「あの・・・そのネタわかる人少ないと思いますよ・・」
クロ「まぁいいじゃんわかる人はわかるんだし」
姫神「それは読んでくれている人がもっと多い人が言うセリフですよ・・・?」
クロ「ぐ・・痛いところをつくね君は・・」
姫神「ご・・ごめんなさい・・・」
クロ「別に謝る必要はないぞ」
姫神「はぁ・・・」
クロ「それはともかく、この小説は今のところ1日2話ペースで書き進めていくつもりです」
姫神「更新は・・平日が15~24時くらい・・・休日は書き終わったらどんどん書きます・・」
クロ「ただテストがもう近くなので来週あたりは少しペースダウンするかもしれません」
姫神「やめるつもりはないんですね・・・」
クロ「勉強?なにそれ?おいしいの?・・それではまた次回・・」