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第42話 人生楽なし苦だらけだ その3

「健人君が黒焦げになっちゃった理由はいきなり小さな女の子が電撃をあびせてきてさー・・」

「部長さんいきなりで悪いんですがちょっとストップ。・・よく聞こえなかったのでもう一度言ってくれませんか?」

「えっとねー女の子が電撃を・・」

「えーと・・もういいです・・・・なるほど、オーケーわかりました部長さん。まったく意味がわかりません」

「ネコ君わかったのかわからないのかどっちなのー?」


べたりと溶けたアイスのように机にへばりついた部長さんが心底どうでもいいような表情でそんな質問をしてきたがあまりにも意味不明な状況に頭を痛めるオレにはそれに返すだけの気力も今はない。

小さな女の子が電撃をあびせてきたってなんだよ・・SFやファンタジーじゃあるまいし、そんなこと・・・そんなこと・・・ありえるだろう。

だって、目の前にはそんなSFやファンタジーに出てくるようなネコ少女(元男)を作った(変態)天才科学者がいるのだから。


「はぁ・・・」


思わずため息が出る。

ただでさえ先ほどの聴取で頭を痛めているのにお次はさらに上のレベルときた。

できればこの問題はこのまま触れずに闇に葬り去りたいところではあるが、ここで釘をさしておかないと「暇だったから量産型作ったわー」とかいう話を後で聞くはめになるかもしれないので無視をするわけにはいかないのだ。


「ネコくーん、それでさー・・」

「すいません部長さん、ちょっと待ってくれませんか」

「うえー・・暇で死んじゃうよー・・」

「そんなことで人は死にません。ほんのちょっとですから我慢してください。先生!質問が・・」


相変わらず机にべったりの部長さんの相手をそこそこに先生に声をかけようと口を開いたがそこで止まってしまう。

いや、だってさ・・


「amtjgaw?gmd,g^m*m!(ばりばり・・)」

「それなら大丈夫よ、安心なさい」

「gdpmt?tm)jmd#apd&mg?(ばりばり・・)」

「へー・・良いわねそれ」


・・などと言う宇宙人じみた会話が繰り広げられていたんだもの・・それにその相手が自分の姉だし。


「あの!」

「え、あ、何?終わったの?」

「dagptwmj?(ばりばり・・)」


とりあえず大きな声を出してこちらに気づかせる。あと宇宙人はちゃんと日本語を喋れ。


「えっと・・終わった・・のかな?」

「いや、何でそこで疑問形がくるのよ」

「んまぁ、と、とにかく、先生、かくかくシカジカ・・というわけなんですがこれは先生と何か関係があるんですか?」

「電撃少女・・ああ、迎撃システムのことを言ってるのね」

「迎撃システム?」

「そ、ドアの修復の時に私が付けたものよ。あんた目当ての不埒な輩がドアに近づいた時に発動する仕組みで少女型防衛システムで油断させた所で電撃で無力化して連行。×××(音声化できません)で△△△(音声化できません)して解放するわ」

「先生、それは・・・さすがに・・・」


・・・さすがにそれは・・ねー?(バキューン!)して(バキューン!)するなんて・・・ちょっと・・エグ過ぎだぜ・・・

とりあえず文章化はどうやってもすることができないので男の純潔を失うとだけここに記しておく。


「あれ?別に大丈夫よ。ちょっとしたトラウマになるだけだし何人かはむしろのめり込んでいったもの」

「いや、それ全然大丈夫じゃねーですから」


つーか(ヒャア!)して(ヒャア!)なんてされれば軽いトラウマどころじゃないと思うのだが。


「でも、それぐらいしないとあんた何度もつけ狙われるわよ?」

「だからと言って、さすがにそれはやりすぎだと思うんですが・・」

「そう・・・・それじゃあ、設定を変えて連行先を私の研究室(ラボ)に変更して・・・」

「やめてください、死人が出ます」

「別に大丈夫よ。ちょっと強制労働させるだけだから」

「いや、それが危ないんですよ」

「hbujdaspfoajod!(もぐもぐ・・)」

「宇宙人は黙ってろ。つーかいつまで食ってんだよ」

「うーだー!ネ~コ~く~ん~!」

「あーもー!後で相手するって言ったじゃないですか!もう少し待ってください!」

「あはは~大変そうだね~優斗」

「いいからお前も手伝え!もしくはシャラップ!」


だが、そんなことを言って静まる連中ではないため、再びこの世の終わり(にぎやか)になるオレの部屋。

その数十秒後に再び男子寮に少女の叫びが木魂したのは言うまでもない。

クロ「どーも、脳内保存は出来てもそれを文章化出来ないクロです」

舞「あんたねーこれぐらいはもうちょっと早く更新しなさいよ」

クロ「こっちとしてもどうにかしたいんだけどね・・・」

舞「はぁ・・・少しずつだけど見てくれてる人は・・一応・・たぶん・・増えてるんだからがんばりなさいよ」

クロ「うん・・・一応・・たぶん・・・見てくれてる人はいる・・・はずだから俺頑張るよ!」

舞「よーし!よく言った!この調子で・・!」

クロ「あ、今度テストあるから次回の更新は少し伸びますんですいません」

舞「・・・この馬鹿ー!」

クロ「・・えー、更新は今後も遅くなる可能性はありますが完結だけは絶対にさせるつもりなんでそこまでつきあってくだされば幸いです。次回に続きます」

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